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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

最新3D映像を楽しむ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』

2009年12月13日 | 映画・ビデオ・映像

映画『カールじいさんの空飛ぶ家』を観てきた。

何しろ「3D好き」なんで(笑)。

ずっと前から写真やイラストなどを使った平面の3Dモノを愛好している。メガネを使わず、目の焦点をずらして、自力で立体視するアレだ。

最近は3D映画や、3D映像が観られる施設が増えてきて、実に喜ばしい。

先日も大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)まで行ってきた。

USJで観た“3Dモノ”は・・・
「バック・トウ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」
「ターミネーター2:3-D」
「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」
「シュレック4-Dアドベンチャー」などだ。

3Dメガネ掛けまくりで、オリジナル3D映像を満喫してきた。

さて、カールおじさん、じゃなくて『カールじいさん』である。

ストーリーはシンプルで、多くの言葉(セリフ)を使わなくても、どこの国の、どんな世代にも伝わるヒューマンな内容だった。

つまり、いいお話です(笑)。

特筆すべきは、やはり最新の3Dだ。

こちらの3D映像は、USJ作品に比べて、より美しく、より鮮明で、その“奥行き”や“まろやかさ”からも進化したものであることが一目瞭然。

さすがPIXARです。

しかも、見ている人の目の前にニューっと何かが飛び出してくる、みたいな、“いかにも”な3Dの使い方をしていないところがいい。実に自然。

それでいて、作り手も観客も、立体感の恩恵をちゃんと受けているのだ。

これからのCGアニメーション映画は「3Dの時代」といわれるのも、よーく分かる気がする。

ちなみに『カールじいさん』では、通常料金の他に、3D用メガネ代という形で300円徴収された。

USJのアトラクションでは、どこも3Dメガネを回収していたが、こちらはお持ち帰り可。

でも、サングラスの代わりにはならないそうなので、注意しましょう(笑)。