映画『サブウエイ123 激突』を観てきた。
監督は、『トップガン』(86年)以来、全作品を観てきたトニー・スコットだ。
出演は、デンゼル・ワシントンにジョン・トラボルタ。
そりゃ観ますとも(笑)。
で、どーだったか?
うーん、「面白くないことはないんだけど、もっと面白くてもいいんじゃないの」というのが正直な感想だ。
地下鉄のハイジャック。
身代金要求。
犯人と運行指令員との無線での交渉。
それぞれの人間像。
そして、急展開からラストへ。
確かに、同じ限られた空間の中での物語の進行だが、このリメイク作品の元ネタである『サブウエイ・パニック』(74年)は、もっとドキドキしたような気がする。
今回は、登場人物の誰にも、うまく感情移入できないような、そんな“もどかしさ”があった。
トニー・スコット監督だから、映像のキレもケレンも十分なんだけど、やはり、それだけじゃあ、後味がよくない。
期待していた分、ややがっかりの1本でありました。
それにしても、「エキセントリックな悪役」をやらせたら、トラボルタは最強だね。
『サタデー・ナイト・フィーバー』が77年だから、32年前。
まあ、お互い(笑)、よくぞ生き抜いてきたもんだ。