今年の「九州大学伊都キャンパス」の「新入生歓迎公演」は、「2作品」の同時上演となっています。いずれも「作・演出」は、同大演劇部員の兼本俊平氏と木下智之氏。両氏は共に『蒲田行進曲』で熱演した役者です。
兼本氏は大役の〈銀四郎〉を演じたわけですが、役者としての筋の良さが発揮されていたようです。木下氏は、〈若山〉という大物役者を演じました。〈銀四郎〉との対比の中で、これまた “癖のある嫌味な” キャラをよく演じていましたが、この役は深作欣二監督「映画」の〈橘〉(原田大二郎)に当たるのでしょう。〈銀四郎〉を際立たせるためにもカギとなる存在であり、「映画」では、〈ヤス〉の「階段落ち」を導く要因の一つでした。
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先日、「西南学院大学」の「学食」についてお話しましたが、ここ九州大学伊都キャンパスの学食も充実しています。「学生用」食堂に加え、ちょっとしたレストラン感覚のお店もいくつかあります。“プチ・フォーマル感覚” のレストランや中華料理店感覚のお店など。いずれも価格がとてもリーズナブルでした。
西南学院大学、九州大学、そして福岡大学もそうですが、「学食」の最大の魅力は、何と言っても「価格」でしょう。しかし、筆者がそれ以上のメリットと思うのは、「栄養のバランス」であり、「ヘルシー」であるということでしょうか。
それにしても、筆者が大学時代の「学食の定食」など、「Aランチ:90円」と「Bランチ:80円」のたったの2種類しかなかったように記憶しています。水分を振り払った「千切りキャベツ君」に、芸術的薄さの「トマト君」。その横に申し訳なさそうに添えてあった「トンカツ君」が印象的でした。おそらく「ポーク君」の「シュシュシュ・ドロン後の姿」だったのでしょうが……。今振り返るとき、『薄さは美しさ』という、どこかのCMコピーが浮かんで来ました。
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九州大学演劇部2014年度春季新歓公演
【ハルノユメ】 2作同時上演!
●公演日時
4月21日(月) ●17:30〜「真桜」 ●18:40〜「鷹の羽根には綾がある」
22日(火) ●17:30〜 「鷹の羽根には綾がある」 ●18:40〜 「真桜」
※「開場」は「開演」の各30分前です。片方のみの観劇も可能です。
●公演会場
九州大学伊都キャンパス 学生支援施設大音楽室
●観劇料金 ・一般100円
・九州大学2014年度新入生 無料(要学生証提示)
◆九州大学演劇部公式ホームページ
『真桜』
●作・演出/兼本峻平
〈あらすじ〉
「何かを信じることのできる人は、それができない人より強い。」
共に過ごすうちに相手を信じられなくなった二人が、くだらないオカルトを通して信じる力を取り戻す。
これはそんな、ほんのり甘く、不思議なおはなし。
『鷹の羽根には綾がある』
●作・演出/木下智之
〈あらすじ〉
冷蔵庫の中のペットボトル、それは乾いた喉を潤す恵み。
しかし待った、それは一体誰のものだ?
男女5人が住むグループハウスで、深夜に突如始まった持ち主探し。
巡り巡って、行き着く先は……?着地点不明のドタバタ追憶系コメディ。