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黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九 第一節

2014-05-26 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑥ 黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九

第一節

(原文)

 黄帝問曰。余聞。善言天者、必有驗於人。善言古者、必有合於今。善言人者、必有厭於己。如此則道不惑而要數極。所謂明明也。今余問於夫子。令言而可知、視而可見、捫而可得。令驗於己而發蒙解惑。可得而聞乎。

 岐伯再拜稽首對曰。何道之問也。

 

(訓読)

黄帝問うて曰く。「余聞く。善く天を言う者は必ず人に驗あり。善く古を言う者は必ず今に合うあり。善く人を言う者は必ず己れに厭(エン)するあり。此の如くなるときは則ち道惑わずして數極を要す。所謂明を明にするなり。

今余夫子に問う。言いて知る可く、視て見るべく、捫して得べからしめん。己れに驗して蒙を發し惑を解かしめん。得て聞くべきか」と。

 岐伯再拜稽首して對えて曰く「何れの道をか、これ問うや」と。

 

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黄帝内経素問 欬論篇 第三十八 第四節 訳

2014-05-24 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 欬論篇 第三十八

第四節

 帝曰。治之柰何。

 岐伯曰。治藏者治其兪、治府者治其合。浮腫者治其經。

 帝曰。善。

黄帝が申されました。

 之を治療するにはどのようにするのであろうか。

 岐伯が申しあげました。

 五蔵の咳はその兪穴を取り治療し、六腑の咳はその合穴を取り治療します。浮腫のある者は経穴を取り治療します。

 黄帝が申されました。

 善く分かった。

 

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黄帝内経素問 欬論篇 第三十八 第四節と語句の意味

2014-05-23 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑥ 黄帝内経素問 欬論篇 第三十八

第四節

(原文)

 帝曰。治之柰何。

 岐伯曰。治藏者治其兪、治府者治其合。浮腫者治其經。

 帝曰。善。

(訓読)

帝曰く「之を治すにはいかにするか」と。

 岐伯曰く「藏を治するには其の兪を治し、府を治するには其の合を治す。浮腫する者は其の經を治す」と。

 

語句の意味

兪=ゆ。①背脊にある穴位(兪穴)をいい、経気の納まっている所である。<素問欬論>「蔵を治するには、その兪を治せ。」<素問気府論>「五蔵の兪、各五、六府の兪、各六。」<難経六十七難>「五藏の募はみな陰にあり、兪は陽にある。」②癒に通ずる。病が癒ること。③輸に通ずる。⇒輸(ゆ)。

 

輸=①運輸あるいはそそぎこむこと。<素問経脈別論>「飲胃に入れば精気游溢し脾に上輸する。」②腧、兪に通ずる。穴位。<霊枢九鍼十二原篇>「経絡の注ぐ所を輸となす。」<霊枢邪気蔵府病形>「榮輸は外経を治し、合は内府を治す。」

 

兪穴=身体の背面にあり五臓六腑の病変に敏感に応ずる。12穴ありそれぞれ臓腑名がついている。カネボウ漢方経絡と経穴

兪穴=穴位のこと。厳密には「流通する」といった性質をもつ所として「兪」といい、孔隙(隙の小が少)の部位を「穴」といって古書では使いわけているが、今日では区別なく「兪穴」といっている。→穴位。②五兪(輸・腧)穴の一つ。十二経に各々一個の兪穴が存在する。すなわち太淵(肺)・三間(大腸)・陥谷(胃)・太白(脾)・神門(心)・後溪(小腸)・束骨(膀胱)・太溪(腎)・大陵(心包)・中渚(三焦)・足臨泣(胆)・太衝(肝)である。臨床の広く応用される。<霊枢九針十二原>参照。

 

合=ごう。①配合、符合の意味。藏腑の表裏内外の関係をさす。<素問五蔵生成篇>「心の合は脈なり。・・・肝の合は筋也。」②互いに適合するという意味。<傷寒論陽明病>「陽明病、面合色赤、これを攻めるべからず、必ず発熱す。色黄なるものは小便不利する也。」③あつまること。密閉すること。<素問診要経終論>「地気合す。」④すべてということ。満杯の意味。<本草綱目>「合身糜爛す。」⑤五兪穴の一つ、合穴のこと。<素問痹論>「六府に合あり。」⑥薬量の単位。一升の十分の一。⑦⇒開・合・枢(かい・ごう・すう)。⑧ふたのついた容器のこと。薬を入れる容器として用いられる。

 

合穴=五行穴の1つ、十二経脈にそれぞれ1穴ずつ肘関節・膝関節付近にある。新・東洋医学辞書13

合穴=ごうけつ。五兪穴の一つ。十二経に各々一つずつ合穴がある。すなわち、尺沢(肺)・曲池(大腸)・足三里(胃)・陰陵泉(脾)・少海(心)・小海(小腸)・委中(膀胱)・陰谷(腎)・曲沢(心包)・天井(三焦)・陽陵泉(胆)・曲泉(肝)。臨床では六腑の病変に常用される。⇒井滎兪経合(せいえいゆけいごう)。<霊枢九針十二原>参照。

 

経=①十二経脈の流れるみち。→経絡。<霊枢九鍼十二原篇>「二十七気の行く所を経となす。」<素問示従容論>「上に循り下に及ぶ。何をか必ず経を守らん。」②綱のこと。<素問陰陽類論>「三陽は経となす。」③井・榮・兪・経・合の五穴の一つ。④血脈の直行するもの。⑤月経の簡称。⑥経典。漢方用語大辞典

 

経=經は旧字。ケイ。キョウ。ヘる。フ。過ぎる。月日がたつ。ツネ。一定不変の道。儒教の経典(五経)。たて糸。×緯。たて。婦人の月経。くびをくくる。さかい。経界。治める。スデに。宗教の根本理論を書いた書。すじ。典則。→経度。明解漢和辞典

 

経穴=五行穴の1つ、または十四経穴の簡称で十四経脈上に正規のポジションが確保されている正穴のこと。新・東洋医学辞書13

経穴=けいけつ。①十四経の穴のこと。俗にツボともいう。孔穴、兪穴、気穴などともいう。②五兪穴の一つ。十二経には各々一つの経穴がある。また経穴の流注状態は「流れるところ」。主治証は喘咳・寒熱。五行の配当は陰経で金、陽経では火に属す。<霊枢九針十二原>参照。

 

経穴=肺の経穴(経渠)、大腸の経穴(陽谿)、胃の経穴(解谿)、脾の経穴(商丘)、心の経穴(靈道)、小腸の経穴(陽谷)、膀胱の経穴(崑崙)、腎の経穴(復溜)、心包の経穴(間使)、三焦の経穴(支溝)、膽の経穴(陽輔)、肝の経穴(中封)。田代文誌著十四経図解鍼灸読本

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書13、田代文誌著十四経図解鍼灸読本

 

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黄帝内経素問 欬論篇 第三十八 第三節 訳

2014-05-22 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 欬論篇 第三十八

第三節

帝曰。六府之欬柰何。安所受病。

岐伯曰。五藏之久欬、乃移於六府。脾欬不已、則胃受之。胃欬之状、欬而嘔嘔。甚則長蟲出。肝欬不已、則膽受之。膽欬之状、欬嘔膽汁。肺欬不已、則大腸受之。大腸欬状、欬而遺失。心欬不已、則小腸受之。小腸欬状、欬而失氣。氣與欬倶失。腎欬不已、則膀胱受之。膀胱欬状、欬而遺溺。久欬不已、則三焦受之。三焦欬状、欬而腹滿、不欲食飲。此皆聚於胃、關於肺、使人多涕唾而面浮腫氣逆也。

 

 黄帝が申されました。

 六腑の咳とはどのようなもので、それはどのようなところから病を受けるのであろうか。

 岐伯が申しあげました。

 五藏の永い間咳嗽の治癒しないでおりますと六腑に移るようになります。脾欬が止まないと、すると胃は影響を受けるようになり胃咳という症状になります。胃咳の症状は咳をすると嘔ようになり、甚だしくなると蛔虫を嘔くことがあります。

 

脾欬不已、則胃受之。胃欬之状、欬而嘔嘔。甚則長蟲出。

鍼灸医学体系(語句の解)

*胃欬之状欬而嘔嘔甚則長虫出 従来この句を「胃欬の状は欬して嘔す。嘔すること甚だしきときは則ち長虫出づ」と訓じ亦そう解している。従って胃欬には、嘔くということがつみものの如くであり、馬蒔の如きは前記の如く「欬するときは必ず嘔す」と述べている。然しこの訓読及び其の解説には少々疑問がある。第一に胃欬の場合には必ず嘔くということがつきものだということが果して真実であろうか。第二に前からの文章を見るに、「甚だしきときは」の上には○○が甚だしいという語を冠するものはない。私はこの文章は「胃欬の状は欬して嘔嘔たり。甚だしければ則ち長虫出づ」と訓じるべきであろうと思う。嘔嘔たりとは「はきけがする」ということで、必ずしも「ハク」ことではない。

 

鍼灸医学体系(通解)

脾の欬が長引いて已まないときには胃が其の邪を受けまして胃欬を起します。胃欬の症状は欬をいたしますとムカムカと嘔き気を催し、甚だしいときには腹中の虫を嘔くことがあります。

 

脾咳不已、則胃受之。胃咳之状、咳而嘔、嘔甚則長蟲出。

東洋学術出版社素問 読み

脾 咳して已まざれば、則ち胃これを受く。胃咳の状は、咳して嘔し、嘔すること甚だしければ則ち長虫出づ。

東洋学術出版社素問【現代語訳】

脾咳が治らなければ胃に伝変します。胃咳の症状は、咳とともに嘔吐し、〔嘔吐が〕激しければ蛔虫を吐くことがあります。

 

肝咳が止まないと、すると胆は影響を受け胆咳という症状になります、咳をすると胆汁を吐くようになります。

肺咳が止まないと、すると大腸は影響を受け大腸咳という症状になります、咳をすると大便を失禁するようになります。

心咳が止まないと、すると小腸は影響を受け小腸欬という症状になります、咳をすると屁をこくようになります。それは屁と咳がともに出るというなんとも上下の緩んだような状態になります。

腎咳が止まないと、すると膀胱は影響をうけ膀胱咳という症状になります。咳をすると小便を失禁するようになります。

久咳が止まないと、すると三焦は影響をうけ、三焦咳という症状になります。咳をすると腹が張って膨満するようになり、食欲不振になります。

此皆聚於胃、關於肺、使人多涕唾而面浮腫氣逆也。

此れは皆(五藏六府の欬は)胃に聚り、肺に関係するもので、涙と唾液が多くして顔がむくみ、下降すべき気が、反対に上行するために咳となるのです。

 

鍼灸医学体系黄帝内経素問、東洋学術出版社黄帝内経素問

 

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黄帝内経素問 欬論篇 第三十八 第三節 語句の意味

2014-05-21 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 欬論篇 第三十八

第三節

帝曰。六府之欬柰何。安所受病。

岐伯曰。五藏之久欬、乃移於六府。脾欬不已、則胃受之。胃欬之状、欬而嘔嘔。甚則長蟲出。肝欬不已、則膽受之。膽欬之状、欬嘔膽汁。肺欬不已、則大腸受之。大腸欬状、欬而遺失。心欬不已、則小腸受之。小腸欬状、欬而失氣。氣與欬倶失。腎欬不已、則膀胱受之。膀胱欬状、欬而遺溺。久欬不已、則三焦受之。三焦欬状、欬而腹滿、不欲食飲。此皆聚於胃、關於肺、使人多涕唾而面浮腫氣逆也。

 

語句の意味

久咳=長引く咳。新・東洋医学辞書13

久咳(欬)=きゅうがい。病症名。久咳嗽ともいう。永い間咳嗽の治癒しないもの。久咳して痰の多い者は多くは脾虚により痰を生じたものである。久咳して痰の少ない者は多くは肺陰の不足・肺に鬱火がある証である。⇒脾咳(ひがい)、肺虚咳嗽(はいきょがいそう)、火咳(かがい)。

 

六府=六腑

 

胃咳=五臓六腑咳の1つで胃の病が影響して咳嗽を引き起こすこと。新・東洋医学辞書13

胃欬(咳)=咳して嘔吐し、嘔吐がひどくなると蛔虫を嘔出する証候。<素問欬論>「脾欬止まざれば胃これを受く。胃欬の状、欬して嘔す。嘔甚しければ則ち長虫出づ。」

 

長虫病=蛔虫病のこと。<病源>巻18参照。

 

胆咳=咳嗽症型の1つ、五臓六腑咳の1つで咳嗽時に胆汁あるいは青色の苦水を吐出する。新・東洋医学辞書13

胆咳=たんがい。咳嗽する時、嘔吐し胆汁や青色のにがい水を出す証候をさす。<素問咳論>参照。

 

大腸咳=咳嗽証型の1つ、五臓六腑咳の1つで咳嗽時に大便を失禁する。新・東洋医学辞書13

大腸咳=病症名。咳嗽に大便の失禁を兼ねるもの。<素問咳論>「肺咳已まざれば大腸之を受く、大腸の咳状、咳して遺矢す。」

 

遺失=いしつ。となっているが

明解漢和辞典より

遺失=忘れてなくす。忘れる。おとしてなくす。欠点。あやまち。

遺矢=いし。大便をする。大小便をする。

となっており、遺失でなく遺矢であります。

屎=シ。クソ。大便。キ。「殿―」はうめき声。

失=シツ。ウシナう。なくす。なくなす。見うしなう。逃がす。のがす。とりにがす。とりおとす。忘れる。死なせる。なくなす。とりおとす。忘れる。死なせる。なくなす。乱れる。ウせる。なくなる。過失。あやまち。あやまり。あやまつ。しくじる。ちがう。イツ。=佚。なくなる。それる。

矢=シ。ヤ。弓矢のや。チカう→誓。くそ。ふん。かずとり。→投壺のかずとり。ツラねる。正しい。

投壺=トウコ。矢をつぼの中に投げ入れることを争い、勝者が敗者に罰杯を飲ませる遊び。

 

鍼灸医学体系 (語句の解)

*遺失 甲乙經や太素經では遺矢となっている。

 このように検討してみるときは、本文の遺失(いしつ)は遺矢(いし)の誤であることは明らかである。転写の際誤ったものと思われる。馬蒔は「穢物を失する」とそのまま解説しているが、穢物などという意味は、どこにもない。全く思いつきのデタラメに過ぎない。

 

東洋学術出版社素問 【注釈】

②遺失す――失とは「矢」の誤写で、「屎」の本字で、大便のことである。遺失とは、大便を失禁して気がつかないこと。

下線の部分の意味は明解漢和辞典には無い。

「失」又は「矢」は「屎」の本字とは載っていない。

 

小腸咳=咳嗽症型の1つ、五臓六腑咳の1つで咳と放屁が同時に出る。新・東洋医学辞書13

小腸咳=咳嗽する時放屁し、咳・屁同時に出る証候をさす。<素問欬論>「心欬已まざれば小腸これを受く。小腸欬の状は欬して失気す。気と欬と倶に失す。」

 

失気=精気を失い全身衰弱し栄養吸収が不能になること、または肛門から排出する気で俗にいう放屁のこと。新・東洋医学辞書13

失気=病理名。真気が脱失すること。人体が消耗しすぎて津液がめぐらなくなり、精気が失われて全身が衰弱して食物の精微を化生することができず、身体の栄養吸収が不能になったことをいう。<霊枢終始篇>「形体淫泆すれば乃ち脳髄消え、津液化せず、その五味を脱す、これを失気というなり。」②証名。転失気ともいう。肛門より排出する気、俗にいう放屁のことである。また失気を「矢気」という者もいる。<素問欬論>「小腸の欬状、欬して失気す。」

 

膀胱咳(欬)=ぼうこうがい。咳するときに、小便を失禁する証。<素問咳論>「腎咳已まざれば、膀胱これを受く。膀胱欬の状、欬して遺溺す。」

 

遺溺=小便失禁または寝小便のこと、遺尿ともいう。新・東洋医学辞書13

遺尿(溺)=いにょう。病証名。①小便失禁。②寝小便のこと。<霊枢邪気蔵府病形篇>「肝脈微、滑なるは遺溺となす。」<霊枢九鍼論>「膀胱不約は遺溺をなす。」

 

三焦=六腑の1つで外腑、孤府ともいい、諸気を主持し津液を調整する機能をもつ。新・東洋医学辞書13

三焦=さんしょう。①六腑の一つ。これは臓腑を包む最大の腑であり、外腑、孤腑ともいう。諸気を主持し、水道を疎通する作用がある。上焦・中焦・下焦の三部に分けられる。三焦手の少陽経脈はの手の厥陰心包経と相互に連絡している。<難経三十一難>「三焦は、水穀の道路、気の終始する所なり。」<素問霊蘭秘典論>「三焦は、決瀆の官、水道出づ。」<霊枢営衛生会>「上焦は胃の上口に出で、咽に進み以て上り、膈を貫き、胸中に布す、・・・・中焦はまた胃中に進み、上焦の後に出づ、・・・・下焦は回陽に別れ、膀胱の注して滲入する。」②温病学における弁証綱領。⇒三焦弁証(さんしょうべんしょう)。<温病条弁>「肺病逆伝すれば心包を為す。上焦治せざれば中焦に伝う、胃と脾なり。中焦治せざれば下焦に伝う、肝と腎なり。上焦に始まり、下焦に終る。」

 

三焦咳=さんしょうがい。久咳して癒えず三焦に病を受けるもの。咳する時腹満して食欲不振となる証候をいう。<素問咳論>参照。

 

聚=シュウ。シュ。アツまる。ひとつ所に集まり、会合する。聚合→集合。ひとつになる。つみかさなる。つもる。アツめる。ひとつにまとめる。聚集。たくわえる。積む。聚蓄。アツまり。集まったもの。集まった人たち。会合。積みかさねられたもの。多人数集まって住むところ。村。聚落。

 

關=関。關は旧字。カン。セキ。関所。出入口。→函谷関(カンコクカン)。〔日〕箱根の関所。〔日〕すもうとり、関取。トざす。トじる→閉。しめる。かんぬき。カカワる。関係する。きり。しきり。へだてる。間接の意。からくり。機関。墓の門。

 

涕唾=涕は涙、唾は唾液のこと。新・東洋医学辞書13。

 

浮腫=ふしゅ。むくみ。皮下組織に組織液が増加した状態。新・東洋医学辞書13

浮腫=ふしゅ。証名。水腫のこと。また「腫は実と為し、浮は虚と為す」といわれ、虚浮ともいう。肺脾腎の臓気が虚衰しておこる。肺が虚せば、気は水を化すことができず、脾が虚すれば、水を制することができない、腎が虚せば、水を主る所がなくなり、妄行する。ゆえに、脾に伝われば肌肉が浮腫し、肺に伝われば、気息喘急する。治療は益肺、培脾、温腎を主とする。<素問気交変大論><景岳全書>水腫論治を参照。⇒水腫(すいしゅ)。

 

氣逆=気が逆上して不順である病理をさしている。気が順であれば平常であり、気が逆すれば病になる。肺胃の気は降るのが順であり、肺気が逆すると喘促、咳嗽などをあらわす。胃気が逆すると嘔吐、呃逆などをあらわす。肝気は昇発を主るが鬱怒が肝を傷って、昇発がすぎると、また気火上逆をあらわし、頭痛眩暈・昏倒・吐血などの症状をあらわす。<素問経脈別論>「太陽の蔵独り至るは、厥し喘し虚して気逆す。是れ陰不足、陽有余也。」

気逆=臓腑の気が逆上して病気の原因になるもの。新・東洋医学辞書

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書13、鍼灸医学体系、東洋学術出版社素問。

 

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