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黄帝内経素問 気厥論篇 第三十七 第一節 訳

2014-05-02 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 気厥論篇 第三十七

第一節

 黄帝問曰。五藏六府寒熱相移者何。

 岐伯曰。腎移寒於(1)肝、廱腫少氣。脾移寒於肝、廱腫筋攣。肝移寒於心、狂隔中。心移寒於肺、肺消。肺消者飲一溲二。死不治。肺移寒於腎、爲涌水。涌水者按腹不堅、水氣客於大腸、疾行則鳴、濯濯如囊裹漿。水之病也。

(1) 肝 全元起本並に甲乙經に脾に作る。これに従う。

 

黄帝が問いて申されました。

五藏六腑の悪寒や冷えと発熱や炎症を伴うものが藏腑から藏腑へと移転するとどのようになるのであろうか。

岐伯がお答え申し上げました。

腎の冷えの状態が脾に移転しますと(相侮と言うか・下記相侮参照)、脾主肌肉(脾は肌肉を主る)ともうしまして、脾の病は肌肉に影響し、化膿し呼吸が弱く短くなります。脾の寒が肝に移転しますと、肝主筋(肝は筋を主る)ともうしまして、肝の病は筋に影響し、化膿し筋肉は痙攣するようになります。肝の寒が心に移転しますと、胸の中は塞がり狂ったようになります(鍼灸医学体系・語句の解・<霊枢邪気蔵府病形第四>に関し詳説あり。この文脈に深い意味あり。)。

心の寒が肺に移転すると、肺消といって消渇病の一種で口渇して水を多く飲むようになり、肺消になると、一の量の水をのむと、小便は二倍の量となり、治療はかなわず死に至ります。肺の寒が腎に移転すると、涌水となります。涌水とは腎の水気が肺に上涌(上に水がふき出る)することで、このような症状では腹部を按じると堅くなく、水気つまり体のむくみ、水腫、または水飲、痰飲が大腸に留まると、疾行(鍼灸医学体系・語句の解=疾い行動をすればという意、つまりゆっくりと行動したのでは腹中で鳴るのがわからないが、疾い行動すなわち身体が強く動揺すると鳴ることがわかる意である。)(東洋学術出版社素問【現代語訳】水気が大腸の間を冒しており、水気が勢いよく走れば)するようなときには腹は鳴るようになり、状態はと申しますと濯々として袋に漿水を入れ包んだよう、まるで水枕に水を入れたような状態とでも申しましょうか、この状態を水の病と申します。

 

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相侮=そうぶ。五行学説上の術語。反剋、反侮ともいう。一種の病理変化である。たとえば正常な情況下では、金は木を剋することができるが、もし金気が不足したり、木気が異常に亢進したりすると、正常な場合とは逆に、木が金を侮るようになり、肺金虚損、肝木亢盛という病症を出現するに至る。漢方用語大辞典

 

鍼灸医学体系、東洋学術出版社素問

 

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