おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第1章 漢方薬はなぜ効くか
現代医学の盲点を救う
p61日本の漢方薬処方は〝寒熱〟を無視している!
漢方の処方の原理は、医の事始めのようなもの、人間が自然から食物を摂(と)ったときからはじまったものなのです。
その人間の英知を集めて原理をつくったのが、後漢、唐の時代なのです。
この原理は、薬物を「酸(さん)・苦(く)・甘(かん)・辛(しん)・鹹(かん)」の五味に分類してあります。
酸は酸っぱい薬で肝臓、胆のう、筋肉、眼を補正する薬、
苦にはにがい薬で心臓、血液循環系、小腸、舌の薬、
甘はあまい薬で胃、脾臓(ひぞう)、口唇(こうしん)、肌などに効く薬、
辛はからい薬で肺臓、皮毛、鼻、大腸などに効く薬で、
鹹は(塩辛い薬で)腎臓(じんぞう)、膀胱(ぼうこう)、骨髓(こつずい)、耳などに効く薬と分類していますが、
酸・苦・甘・辛・鹹というのは、いわば漢薬の符牒(ふちょう)であり、この五つが互いに関係し合って漢方薬は処方されます。参考五味調和の説明
重要なことは処方する場合に、五臓六腑(ごぞうろっぷ)が炎症を起こして熱があるのか、冷えているのかということです。
冷えていれば温めなければならないが、熱があれば冷やさなければなりません。
その病が熱があるかないかによって「寒・熱・温・涼・平」の五つに漢薬が違ってきます。
寒は冷やす薬、熱は体に寒や冷えがあれば中和する、温は暖め、涼は少し冷やし、平はふつうだから温寒はいらない、ということになります。
肝臓の薬も寒熱によって二種類あるということです。
つまり、胃に炎症を起こして熱があるというときは、甘寒の二字で薬物が決まります。
肺に炎症を起こして熱がある場合は辛寒で、熱を冷やして中和すればいい。
五臓六腑の病は病位が決まれば、甘寒の二字で薬物が決まるわけです。
ところが、日本の漢方薬の処方は、この寒熱を無視したやり方が横行しています。
漢方の本場の中国や台湾では、この「酸苦甘辛鹹」と「寒熱温涼平」の処方の基本が厳然と守られています。
この薬剤の処方の上に気剤とか水剤、血剤といった病気の原因を解除する薬剤の分類が加えられると、いっそう効きめは明らかになります。
漢方薬は、何千年もの間、何十億人もの人々が、この自然薬を飲んでよかったということを、のちの世に伝えてきたわけですから、薬公害も起こらなかったし、奇形児も生まれませんでした。
もし、漢方薬で奇形児が生まれていたとしたら、その次の時代の人たちは、この薬剤を飲むことを拒否し、伝えなかったはずです。
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