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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第十六節 語句の意味

2012-04-09 09:29:04 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第十六節

原文

 麤大者、陰不足陽有餘、爲熱中也。來疾去徐、上實下虚、爲厥巓疾。來徐去疾、上虚下實、爲惡風也。故中惡風者、陽氣受也。

 

語句の意味

麤=ソ。→粗。アラい。こまかくない。そまつ。ざつ。おおまか。へたな。くろ米。つかない米。玄米。ほぼ。だいたい。

麤大=「粗・大」は「洪・大」のこと。東洋学術出版社素問

 

洪脈=脈象の一つ。脈が波のように湧き上がり退くようなもの。多くは熱邪亢盛に属す。また熱病で陰が傷られ、陰が内に虚し陽が外に盛んとなったものも洪脈をあらわす。按ずると指に応ずるものに力がある。一般には浮大にして力があるという。

 

熱中=ねつちゅう。病証名。よく飢え、よく食べ、小便の多い病証をさす。中消に属する。また多飲頻尿を熱中ということもある。また熱中を消痺とすることもある。

目黄を主症とする病証。風邪が胃に侵入し、陽明胃経は上って目を絡っているため、また腠理が密であるために邪気を外に排泄できなくなり、熱中となり目黄となるのである。<素問風論>参照。

飲食、労倦などにより脾胃が損傷され気虚し火旺となった病証。症状は身熱して煩し、気喘・頭痛・悪寒、あるいは口渇・脈洪大(力が無い)などをあらわす。

 

疾=はやいこと。

徐=ジョ。オモムロに。静かに。ゆっくりと。

 

上實下虚=じょうじつげきょ。邪気が上に実して、正気が下に虚している証候をさす。

上と下を相対して言っている。たとえば脾胃虚弱、中気不足してさらに寒邪を感じると、一つは胯(コ・また)痛・大便溏(アヒルのような便)・四肢が冷えるなどの下虚の証があり、別な面では寒邪が肺衛を外束し、悪寒・頭項痛・喘咳など相対して上の表実証をあらわす。<素問三部九候論>「上実下虚は、切して之に従う。」

通常肝腎不足をさす。陰は下に虚し、陽は上に亢るので、上盛下虚ともいう。一面では腰膝の痠軟無力(さんなんむりょく)、遺精などの下虚症をあらわし、別な面では脇痛・頭眩・頭痛・目赤・煩躁易怒などの肝陽上亢の証候をあらわす。

 

厥=厥とはつくす、つきるの意味がある。気が上逆して陰陽の失調をおこし、軽ければ四肢寒冷し、重ければ人事不省となる。厥には陰厥と陽厥の区別がある。陰厥は寒厥といい、陽厥は熱厥ともいう。

 

巓疾=<素問著至教論>参照。巓とは頭頂のこと。巓疾とは一般的に頭部の疾病をさすが、多くは各種の頭痛をいう。頭は諸陽の会する所で、臓腑の血気は皆頭部に会する。六淫の外感、臓腑の内傷は巓疾を生ずる因となる。

 

上虚下實=じょうきょげじつ。正気が上に虚し、邪気が下に実する証候である。病人にもともと怔忡(心悸の一種・心臓の拍動が亢進し不安になるもの)の証があり、動悸がして安らかでないものは、多くは心血虚損によっておこり、上虚に属する。更にまた湿熱・痢疾に感染し、腹痛・大便赤白(せきはく・血と粘液が出ること)を一日に数回下し、苔は黄膩(黄色く厚い)のものは邪気が下に実しているためである。

 

惡風=病証名。さむけのこと。風にあたれば寒さを感じ風を絶てばなくなる。これは外邪が衛を傷っておこる。

病邪名。風邪でたちの悪いもの。<素問脈要精微論>。

中=あたる。適中する。

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