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黄帝内経素問 五蔵生成篇 第十 第三節 訳

2011-03-04 09:41:15 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です 

 

黄帝内経素問 五蔵生成篇 第十 第三節  

 

 色味當五藏。白當肺辛、赤當心苦、青當肝酸、黄當脾甘、當腎鹹。故白當皮、赤當脈、青當筋、黄當肉、當骨。諸脈者皆屬於目。諸髓者皆屬於脳。諸筋者皆屬於節。諸血者皆屬於心。諸氣者皆屬於肺。此四支八谿之朝夕也。故人臥血歸於肝。目(1)受血而能視。足受血而能歩。掌受血而能握。指受血而能攝。臥出而風吹之、血凝於膚者爲痹。凝於脈者爲泣。凝於足者爲厥。此三者、血行而不得反其空。故爲痹厥也。人有大谷十二分、小谿三百五十四名、少十二兪。此皆衞氣之所留止、邪氣之所客也。鍼石縁而去之。

 五色と五味は五臓に配当されます。

白色と辛味は肺に配当し(鍼灸医学大系は「白色と辛味とは肝に相当し」とありますが肝ではなく肺です。正誤表にも載っていません)

赤色と苦味は心に配当し、

青色と酸味は肝に配当し、

黄色と甘味は脾に配当し、

黒色と鹹味(かんみ・塩辛い味)は腎に配当されます。

白色は図のように皮に配当し、赤色は脈に配当し、青色は筋に配当し、黄色は肉に配当し、黒色は骨に配当されます。

もろもろの脈は皆目につらなり。もろもろの髄は皆脳につらなり。もろもろの筋は皆関節につらなり。もろもろの血は皆心につらなり。もろもろの気は肺につらなります。これは四肢と八谿の常であります。

故に人は横になると血液は肝に帰ります、安静とは治療にとって重要であるということです。

目は血を受けてよく視ることができ。足は血を受けて能く歩くことができ。掌は血を受けて能く握ることができ。指は血を受けてとることができます。

寝起きで外で風に吹かれ、血が風に受けて、皮膚に凝滞するときは痺(しび)れとなり、脈に凝滞するときは血が脈絡間に凝固して渋滞し流れなくなり、足に凝滞するときは足が厥冷します。

この三者は、血液はめぐるがその血流の通る孔にかえることができず、そのために冷えて痺れるようになります。

人には大谷十二分といって大經の会する十二經脈があり、小谿三百五十四名といって小絡の会する所三百五十三名(四は三の伝写の誤り)があり、

(十二兪を加えて、合して三百六十五の穴がある。カッコ内鍼灸医学大系の訳)

(人体には大きな接合部十二箇所、小さな接合部三百五十四箇所(十二兪分少ない)がある。カッコ内東洋学術出版社素問の訳)

これは皆衛気によって守られる所であり、邪気が人体に侵入する所でもあるのです。その時には鍼石によって病邪を去るのです。

 

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