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黄帝内経素問 五蔵生成篇 第十 第四節 語句の意味 1-5

2011-03-25 09:51:28 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 五蔵生成篇 第十

 

第四節

 

 診病之始、五決爲紀。欲知其始、先建其母。所謂五決者五脈也。是以頭痛癲疾、下虚上實、過在足少陰巨陽。甚則入腎。徇蒙招尤、目冥耳聾、下實上虚、過在足少陽厥陰。甚則入肝。腹滿脹、支鬲胠脇、下厥上冒、過在足太陰陽明。欬嗽上氣、厥在胸中。過在手陽明太陰。心煩頭痛、病在鬲中。過在手巨陽少陰。

 

語句の意味 15

 

始=はじめる。あらたに開く。おこり。発端。

 

決=五臓の脈で死生を決すること。所謂五脈なり。

 

紀=き。しるす。順序をたててしるす。治める。糸を整理し、乱れないようにする。

 

建=たてる。おく。さだめる。はじめる。

 

母=おかあさん。めす。物が生ずるもと。おもだった。主要な。ここでは物が生ずるもとである証(病証であったり訴えであったりすること)

 

五脈=五臓の脈象をいう。肝脈は弦、心脈は洪、脾脈は緩、肺脈は浮、腎脈は沈である。

 

癲疾=一般的に頭部の疾病をさすが、多くは各種の頭痛をいう。頭は諸陽の会する所で、臓腑の血気は皆頭部に会する。

 

虚実=これは人体の抵抗力の強弱と病邪の盛衰をさす。

またこれは体内の正気と病邪との闘争の表現である。

虚は人体の正気不足、抵抗力の減弱をさし、実は病の邪気が盛なことと邪正の闘争がはげしい状態をさす。

 

下虚上實=上は虚し、は病の邪気が盛んなことをいう。左記のように訂正します。

 

過=はなはだしいの意味。病のこと。不正常のこと。至る。

 

足少陰=あしのしょういん・足の少陰腎経に同じ。≪素問三部九候論≫「下部の地、足の少陰なり。」

 

足少陰経脈=あしのしょういんのけいみゃく・足少陰腎経≪霊枢経脈篇≫「腎の足の少陰の脈は、小指の下に起り、足心に斜めに走る。然谷の下に出て、内踝の後を循り、別れて跟中に入る。以って踹(せん・足へんに瑞のつくり)内を上り、膕(かく、ひかがみ・月へんに國)の内廉に出て、股内の後廉を上りて、脊を貫き、腎に属し、膀胱を絡う。其の直なるものは、腎より上りて肝膈を貫き、肺中に入る。喉嚨(こうろう・ろうは口へんに龍)を循り、舌本を挟む。其の支なるものは、肺より出て心を絡い、胸中に注ぐ。」

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