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黄帝内経素問 五蔵生成篇 第十 第四節 語句の意味 2-5

2011-03-28 10:06:32 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 五蔵生成篇 第十

 

第四節

 

 診病之始、五決爲紀。欲知其始、先建其母。所謂五決者五脈也。是以頭痛癲疾、下虚上實、過在足少陰巨陽。甚則入腎。徇蒙招尤、目冥耳聾、下實上虚、過在足少陽厥陰。甚則入肝。腹滿脹、支鬲胠脇、下厥上冒、過在足太陰陽明。欬嗽上氣、厥在胸中。過在手陽明太陰。心煩頭痛、病在鬲中。過在手巨陽少陰。

 

語句の意味 25

 

巨陽=こよう・手足の太陽経のこと。ここでは足となっているので太陽膀胱経。

 

太陽膀胱経=足太陽経脈・あしのたいようけいみゃく・≪霊枢経脈篇≫「膀胱の足の太陽の脈は、目の内眥(ないし)に起り、額に上り(てん・山の下に眞に頁)に交わる。その支なるものは、巓(てん)より耳の上角にいたる。其の直なるものは、巓(てん)より入りて脳を絡う。環て出て別れて項に下り、肩髃(ぐう・骨へんに偶のつくり。鍼灸医学大系は肩はく(月へんに専))の内を循り、腎を絡い、膀胱に属す。以下略

 

徇蒙招尤=しゅんもうしょうゆう=漢方用語大辞典・じゅんもうしょうゆう・証名。徇蒙とは、目眩して目がかすみ、はっきり見えないこと。招尤とは、頭がぐらぐらと揺れ動く感じ。さらに徇蒙招尤には常に目瞑、耳襲をともなう。本証は肝胆経の病証である。 訂正 目眩を目弦としてしまいました、訂正します。

 

目瞑=目を閉じてまぶしがって開けようとしないもの。

 

耳聾=聴力障害。証名。耳閉、ともいう。聴力に様々な段階の障害があるものをさす。

 

下實上虚=下は病の邪気が盛んで、上は虚している。

 

足少陽=あしのしょうよう・足少陽胆経・足少陽経脈・≪霊枢経脈篇≫「胆の足の少陽の脈は、目の鋭眥(えいし)に起り、上りて頭角に抵(いた)り、耳後を下り、頸を循り、手の少陽の前に行き、肩上に至り、却って手の少陽の後に交出し欠盆に入る。その支なるものは、耳後より耳中に入り、出でて耳前に走り、目の鋭眥の後に至る。その支なるものは、鋭眥に別れて大迎に下り、手の少陽に合してせつ(出へんに頁・頬骨)に抵る。下りて頬車(きょうしゃ)に加え、頸に下り欠盆に合し以って胸中に下り、膈を貫き、肝を絡い、胆に属す。以下略」

 

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