ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝梶返天満宮〟の注連縄の掛け替え

2021年12月10日 | 俳句

 今日の天気予報は曇り後晴れ、最高気温は17度と…なら気持ちの良い日和になるのかしらと、ラジオ体操へ…。するといつも見えている工場の煙が真っ直ぐでした。こんなに風が吹かないと体感温度が随分違います。

 主人は朝からゴルフへ出掛けましたので、きっと久し振りのいい気分を味わっていることでしょう。私は午後からフラダンスです。

 ところで、昨日は薬が切れるのでいつもの病院へ。その後はリハビリへ行こうと思っていましたのに…。看護師さんから先に心臓の検査をしますからねと言われ、心エコ-から心電図、レントゲンなど、一通りの検査。おまけに骨粗鬆症の検査までと予定外でした。血液検査は先月しました。その時来月に検査すると言ったはずですが…だって。すっかり忘れていたんですね。何ということ!こんなことじゃ先が思いやられますよ。

 まあ、結果は前回と余り変化がないので、このまままた様子を見ましょうと。でも、心臓に悪いから塩分だけは減らして下さいよですって。更に骨粗鬆症もありだと…ウエ~ン!

 さて今日は、5日の日曜日、近くの「梶返天満宮」で注連縄の掛け替えがあるというので、俳句仲間と一緒に見学に行った時のことを…。

 写真をたくさん撮りましたので、この「梶返天満宮」については次に書くことにして、今回は注連縄を作るところから掛け替えるところまで見て下さい。

 さて、この地域の氏子の方々が集まって、8時頃から始められたのでしょうか。私たちが9時30分頃着いた時には、もう中学生も20人余りが来ていて、それぞれの作業が始まっていました。

 まず今年の新藁を水で濡らして木槌で叩く作業を中学生達がしていました。

 次はその藁を一握りずつの束にしてくくります。それを私たちも手伝いました。

 今度はそれらを集めて一本の太い縄にしていきます。神社には大木が何本もありますので、それに結びつけて4、5人で4m(?)ぐらいの縄に綯っていくんです。

 その出来上がった太縄の鬚のように飛出した余分の藁を鋏で切ってキレイに仕上げます。その手伝いもしました。更にそれを3本合わせて綯っていき、大注連縄にするのです。

 最後はその注連縄を神社に掛けるのが大変!でも、さすがは毎年実施されているだけあって、手際よく掛け終わりました。拍手!

 その時私たちも残った藁を貰って自宅用の注連縄を手伝って貰って作りました。生徒達は掃除をしたり要らぬものを燃やしたりして後始末…これで無事に神社の年用意が出来ましたので、新年が迎えられます。ご苦労様!

 知らなかったのですが、取り外した今年の注連縄はご神木や手水舎などに掛けて、再利用し次の年に焼却するのだと。

 これも知らなかったのですが、綺麗に揃えて残してある藁がありましたので、何にするのかと聞くと、注連縄の下に下げる飾りなんだと。今日はもう作らないので残してあるのだそうです。去年のを見せてもらいましたが、〝これは何というんですか〟と尋ねると、〝しめのこ〟ですって!ヘエッ、面白い!

 最後は地元の方々と参加した中学生全員で記念撮影をして、お開きでした。聞いてみると参加したのはこの地区の中学校の水泳部の生徒達で、教頭先生が引率して来られていたのでした。〝子どもたちにはいい体験になりますね〟と、申し上げ、是非こういう伝統を守れる人に育って欲しいし…出来れば俳句などにも興味を持ってもらいたい…なんて、厚かましく売り込みましたら、大いに共感して頂いて嬉しかったですね。教頭先生よろしくお願いしま~す!

 ついでに写真をブログに載せてもいいですかと聞くと、OK!というお返事を頂きましたので…アリガトウゴザイマス!

 考えてみれば、こういう季語の宝庫といってもいいような伝統は、是非これからもずうっと絶やさずに引継いでもらいたいものです。ちなみに季語を挙げてみると〝注連作り〟〝注連綯(な)う〟〝注連飾る〟それに〝年用意〟〝焚火〟〝縄綯う〟〝藁仕事〟なども。しかし、〝新藁〟や〝藁打石〟などは秋の季語、〝注連縄〟や〝注連飾〟になると新年ですから気をつけましょうね。


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6 コメント

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すごい (ミルク)
2021-12-11 17:51:16
良い体験をされましたね。滅多に経験できないと思います。
しめ縄作りを中学生の方々も、参加されて すごいですね。
きっと神のご加護が・・・
季語が、藁、縄、しめ縄など、また難しいですね(^_^;
勉強になりました。
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しばらくです・・ (縄文人)
2021-12-12 09:20:11
お久しぶりです、おはようございます!!
東京でも同じような〆縄作りです。

 ・ しめ縄や大きなハンマー藁を打つ (縄)

https://blog.goo.ne.jp/tsyouji5243_001/e/e9296e1ce657a7f61814524900a51230
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Unknown (ちわき)
2021-12-12 12:05:35
ミルクさん、今日は!
あっと言う間にこんな時間に…
昨日は午後と夜の部の句会で、ちょっといろいろとあってバテました。
このところいい日和で温かいです。そちらはいかがですか?
このまま年末、お正月とくればアリガタイのですが…そんなことはないでしょう。
こういう伝統行事に中学生が参加するのはいいですね。先が明るく感じられて…。
もっともっと伝統を大事にしてほしいですよ。ホント!
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Unknown (ちわき)
2021-12-12 12:19:33
縄文人さん、こんにちは!
お久しぶりですね。お元気でしたか?
縄文人さんの奥戸天祖神社の注連縄つくりのブログ拝見しましたよ。
作り方はどこも同じなんですね。こちらでは最初は出雲大社の注連縄の作り方を学んできて、それで作っているのだそうです。
昔棚田のオーナーをしていたときは、自分ちの藁で注連飾りを作っていましたが、こんな大きな注連飾りは初めてでした。
〈しめ縄や大きなハンマー藁を打つ〉
こちらでは中学生が藁打ちを全部してくれて、助かってましたね。
一緒にするのも楽しかったですよ。
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Unknown (信州人)
2021-12-12 21:03:11
ちわきさま、こんばんは。

注連縄ができるまで、写真入りでよくわかりました。
さすが、師匠、〝しめのこ〟を訊きだしました。
俳句、どんどん、売り込んでくださいませ。
短歌も裾野を広げるのに頑張っているそうです。
「注連飾る」は暮の季語で「「注連飾」は新年の季語になるのは、うっかりしそうです。
こういうところが、ちと難しいですが、若い人などすぐに順応するのでしょう。

句の品格、これも今養っておかないと、いけません。
こういうことはなかなか言っていただけないです。

<真つ直ぐに嶽の煙や年用意>
こういう「つ」も小文字でなくても大丈夫でしょうか。
今日は百合の球根を植ゑて(活用おぼつかず)みました。
来週末はさらに部屋の掃除しよう。
句のできはともかく、下品にはならないように読まなくては。

嫁さん曰く、自分の句はブログの流れや、前書きや後書きがないと、よくわからないと言われました。
何だ、信州人はやはり独りよがりかと、さらに反省。
さらに、プレバトも映像がないとよくわからないとも・・・
俳句とは前文を記して読むのかと思っていたそうです。
プレバトの○○○○○での一句、のように。

嫁さんの句です。
<冬晴やのど自慢の鐘の音>
自分は
<のど自慢聴く昼中や山眠る>
ちと会話が増えました。
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Unknown (ちわき)
2021-12-13 14:25:06
信州人さん、こんにちは!
とっても嬉しいコメントありがとうございました。
早速奥様も一緒に句を詠んで下さって、お二人の会話も増えたと…それは何よりでした。言った甲斐があったというもの、ウレシイです。
〈注連飾〉と〈注連飾る〉…
俳句だ、季語だ都考えるから難しいと思うのでしょうが、全て言葉が基本。注連飾は出来上がったものですが、飾るのは正月になってからでは意味が無いですよね。特殊なものを除いてすべてがそういう風に考えれば納得できるはずですよ。
<真つ直ぐに嶽の煙や年用意>…
これはなかなかのもの!いいですね。
季語が効いています。ここでもう一歩…煙よりも噴煙とすれば嶽も要らないし、火山が見えてくる。真っ直ぐで風もなく日和がいいことも。
〈真つ直ぐに今朝の噴煙年用意〉ここから、中七と下五がちょっと苦しいので、今度は〈噴煙の今朝は真直ぐや年用意〉と。
文語では促音も拗音も、全部大きく書きますのでね。勿論歴史的仮名遣いで…
さて、奥様初めての句かな?
<冬晴やのど自慢の鐘の音>…
私が初心者に必ず言うこと、それは恥ずかしがらずに必ず指折り数えて詠むことです。ほら中七が字足らずでしょう。そこで〈のど自慢の鐘聞こえたり冬日和〉と。そうすると、テレビを見ているのではなく家事か何かをしていて音だけ聞いたということが分ります。観ているだけなら季語が効かないのですよ。ちょっと難しかったかしら?
では信州人さんの、<のど自慢聴く昼中や山眠る>…
これ、奥様に負けまいとして格好つけたでしょ!季語と「聴く」と…
信州人さんにはちょっと厳しく…どこに居るのですか?家に居て山を眺めていて、のど自慢を聞いているの?そもそもNHKののど自慢は昼しかないでしょう。だから昼中は不要。
ついでに言うと、〈聴く〉は心を傾けて一生懸命に聞こうと思って聞き入ること。〈聞く〉は聞く気が無くても自然に聞こえてくる状態をいうんです。
矛盾に気がつきました?
ついでに言えば、「読む」は、文字をよんだり意味をよみとること。「詠む」は詩歌をつくることで、俳句も自分が作るときは詠むですからね。人の作品を鑑賞するときは読むですね。
漢字というものは知らずに使うとコワイものですよ。
でも、奥様の感想、とても参考になりました。また何か気がついたことがあれば教えて下さい…と言ってね!(^_^)
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