ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

韮(にら)の花

2017年09月15日 | 俳句

 台風18号が接近しています。予想進路を見ると日本列島を総なめして行きそうな進路です。

 この前の8月はじめの台風5号も同じような進路でした。子供俳句教室がそのために延期になったのでよ~く覚えています。久し振りに(笑)ちょっと身構えましたが、何のことはなく四国の高知県近くを進んで、気が抜けました。(笑)

 今回はどうでしょうか?昔は九州に上陸すると、やがて山口県の上空を通過するというコースが定番でした。もうかれこれ18年前になるでしょうか、私の記憶する台風で大きな被害が出たのは、やはり〝台風18号〟でした。忘れもしません。隣家の瓦が飛んできて二階の窓が割れ、部屋中が風雨でメチャメチャになりましたもの。その時はちょうど満潮で、山口県の至る所が高潮で冠水して、大被害が出ました。停電もひどかったですね。それ以後は〝またこっちに来そう!〟というと緊張しますが、このところいつもすっぽかされ(?)続けています。ホントは有り難い話なんですが…ね。あの時も9月の秋分の日の頃でしたから…名前だけでなくよく似てるでしょう。だからちょっとコワイです。

 そうそう、先日〝野分〟が兼題の句会の時、〈台風の上陸聞くやにぎりめし〉という句が出たので聞いてみると、やはりあの〝18号〟の停電で懲りたんだそうです。だから、上陸しそうだという台風情報を聞くと、すぐにおにぎりを作って、いつでも食べられるようにする習慣がついたんですって。私もそうでしたが、とにかく食料の確保が最優先ですものね。我家はオール電化ですので、ほんとに何もできません。だから、いつも卓上コンロとガスボンベ、それにローソクと懐中電灯が必需品かな。あとはラーメンとか缶詰などの非常食。またそんなことにならないようにと、もちろん心から願っていますが…。

 今日も句会、明日もまた句会です。今日の兼題は「蜻蛉」でした。この季語は説明しなくてもいいですね。でもみんなの話では、今年は蜻蛉が少ないとか、本当でしょうか?ミサイルばかりが飛んで来るからかしら?ウン、関係ない!ならいいんですけどねえ~。

 イヤイヤ、書き出すと嫌になることばかりですので…、このブログには政治的・時事的なことは一切書かないようにしているのです。だってここは〝俳句の部屋〟ですものね。ゴメンナサイ!

 さて、話を戻して、先日加賀千代女のことを少し書きましたが、彼女の句(伝説ともいわれていますが…)〈蜻蛉釣り今日はどこまで行ったやら〉が有名ですね。この句会でも話が出ました。昔は竹の先にトンボを糸でくくりつけて、それをおとりにして他のトンボを採っていたと。だから、「トンボ釣り」なんですね。今は捕虫網で採るから「トンボ捕り」。そこでこの句会では次のような句が出ていました。〈蜻蛉捕り昔話となりにけり〉。でも、「釣り」ならわかりますが「捕り」はおかしいのでは?と言うと、「今時の子は網を持って昆虫を採りにいきませんよ」と。ホントに、時代は日々に変っていきますね。

 この写真は〝韮の花〟。「韮」は春ですが、「韮の花」は夏の季語です。なのに今が盛りと咲いていました。満開の花には蜂も…。

 


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