橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

Two Mothers

2007年08月30日 | LS HAGAKI

Pen27016 by OLYMPUS-PEN・FT

すこし寂しいお話になりまがご容赦下さい

親指と他の4本の指をこすり合わせると左手に比べて右手が滑らかになっ ています 今の私の右手に残った感触です

先般 私の母の四十九日法要がありました 実家の仏壇で供養し その後 近くのお墓へ 火葬し体の各部位を丁寧に収めた“骨壷”とは別に ほとんどすべての骨 を30センチほどの木箱に入れ自宅に持ち帰っておりました そしてその 骨をお墓に埋葬します “骨壷”は数年自宅にお祀りし その後納骨する のが私の実家あたりの慣わしの様です

お墓に着き まず墓石の前面 下の方にある石を移動します お花台の石 もあり狭いので私1人で作業しました その石をどけると小さな穴があり ます 周囲の細かい石などを綺麗にし中を覗くと 骨らしきものが見えま す おそらく19年前に亡くなった父親のものだと思います そこへ木箱に入った母の骨を入れていきます 狭いので木箱から直接入れ ることは出来ません 手のひらに持てる分だけ持ち 少しづつ収めていき ました 火葬されたその骨の なんと軽いことか 彼女の72年間の最後の姿を手 のひら 指で感じながら 身内の者の眼差しを感じながら 収めていきま した 手に残った感触は軽石の様な母の骨の感触です

「・・・・・」

昨年11月 癌が発見された時はすでに末期状態でした 入退院を繰り返し放射線 抗がん剤と治療し ある程度回復した時期もありましたが 根本的なものではなく5月からは積極的な治療はしておりませんでした

ほとんど食事を口にすることもなくなり6月から週末のみ外泊し「7月1日の誕生日は何食べたい?」などと話をし なんとか72歳の誕生日を迎 えてほしいと祈っておりました 誕生日を待ていたかのようにその後容体が急変し 3日の朝 逝ってしま いました

昨年9月 嫁のお母さんが突然亡くなられ 驚き戸惑い まだ心が整理出来ていないままでした 二人の母親は時折連絡を取り合い仲良くしていた ようです あちらで私達(私と嫁)の悪口でも言ってくれていれば良いのですが

嫁のお母さんからは「端正であること」イメージとして“実” を  私の母からは「人として本当の強さ」“芯” というイメージを   また久しぶりに(遺骨を)見た父からは「わずかでも必要不可欠なミネラルの様に趣味などの大切さ」 “風”を 教えられたように感じています

身内や身近な人の不幸が続く 当然辛いものですが二人の母を見習い 明るく陽気に行きたいものです

もし優しく力強いメロディーでも浮かんだら その曲のタイトルは“Two Mothers”にしようと決めています
#163 ≪Two Mothers≫2007.8.30


夏の稲妻

2007年08月29日 | 写真

Dh000029by OLYMPUS-PEN・FT

たまらなく雷を見るのが好きです 夕暮れの夕立 夜の稲妻  先般 サッカー日本代表戦のあった日はニュースになるぐらいの雷でした サッカーのTV中継もそこそこに部屋の電気を消し外の光に集中してました 我が家でも特に“雷ウォッチング”が好きな私と嫁、娘はバルコニーに移動 かれこれ1時間以上にわたって「今のはすごかった」とかなんとか言いながら“雷ウォッチング”を楽しみました

Dh000023せっかくなので写真を撮ろうと思い オリンパスペンFTを持ち出しました ←左は数ある失敗写真のうちまだましな一枚

本来なら三脚にカメラを固定してバルブ撮影 つまり露出時間を長くするのですが私の場合は息を止めて手持ち 30枚以上撮って唯一成功したのが上の一枚 なかなか難しいものです 今これを書きながら改めて「ナショナル・ジオグラフィック プロの撮り方 風景写真」という本を確かめると長時間露光の場合の露光時間と絞りの関係が書かれていましたが 私は全くトンチンカンな設定(というか適当)なことをしておりました まぁ その本にも「忍耐力と運が必要だ。稲妻はいつ、どこに落ちるか分からない。」とありましたので 今回 上の一枚が撮れたので上出来ではないかと思います

闇夜を明るくするパワー 光と音 特に大きな音がする前の音(=我が家では“ヘキ ヘキ ヘキ~”と表現しております) わくわくする 自然が生み出す「光と音のイベント」 次回のシャッターチャンスにはもっと確率を上げたいと思います


海辺のハンモック

2007年08月26日 | ダッチ・オーブン

20070825182902 姫路方面の海岸 キャンプ場でのイベントのお手伝いに行ってきました

20070825161109 人影もまばらな海岸 土曜日の夜は地元出身のプロのミュージシャンの出演 日曜日に我々はダッチオーブン教室にあわせて“Daihanjyo Jug Band”の演奏 という段取でした が 人が少ないなぁ~ 大丈夫かいな

20070825173638まずはネグラの確保 車のルーフを利用して自慢のHennessy Hammock を設営 テントも兼ねたこのハンモックはなかなかの優れもので寝ごこちも素晴らしいものです よくハンモックというと腰が曲がったまま寝ると思っておられる方が多いようですが 少し斜めになることで真直ぐに寝ることが出来ます20070825173654

このヘネシーハンモックは最初からそういう設計になっています 仕舞寸法も小さく 私は大いに気にいってます

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結局 人は少ないままプロも含め何組かのバンドが演奏していましたが盛り上がっていませんでした 私達は貸切状態のキャンプ場でダッチオーブン仲間とミニクックオフで楽しい一夜を過ごしました 途中 主催者と話をしましたがどうもイベントの主旨が良くわからない はきり言って「そんなんやったらヤメや」と言いたかったですが まぁ 楽しくキャンプをしました

20070826120438「48人集まる」という主催者の話でしたが朝になって参加者が少ない(0?)ので中止 とのこと まぁ 当然の結果でしょうか 我がバンドメンバーも含め当日かけつけてくださったダッチオーブン仲間の方はえらい迷惑なことだったとお察しします 主催者が用意した教室用の食材で料理を食べ 解散となりました ただ用意された食材? もしそこそこの参加者があり教室をしていたら??

?だらけのイベントでした まぁ ハンモックで気持ち良く寝れたので良しとしましょう


青春18

2007年08月24日 | 写真

Pen27012by OLYMPUS-PEN・FT

朝の五時半 娘におこされて駅まで送ってきました 青春18キップで大分の下宿先まで帰るそうです 今回大阪へ帰ってくるのも各駅停車(特急以外快速は可)で一日かけての一人旅だったようです 学生だからこそ出来る旅で羨ましいかぎりです

朝日を見ながら車で駅まで向かいましたが 大分に着く頃は夕日でしょうか 青空と白い雲 上の写真は“のんびり感”が漂って学生の夏休みの風情です 一方 下の写真は 奥行きがあり“これから先”を考えずにはおられません これもまた青春でしょうか

Pen27038by OLYMPUS-PEN・FT


まだまだ あ

2007年08月22日 | 写真

Pen27008 まだまだ暑い日は続きます 写真はオリンパス・ペンFTで撮影した8月の大阪の空です 見ているだけで暑い写真が撮れました 久々のフィルム式ハーフ版の写真ですがフィルムが数ヶ月間カメラに入ったままでした 27枚撮りフィルムで54枚撮影撮れますのでなかなか現像にまわせない為です

この太陽の下 植物の悲鳴が聞こえてきそうですが 水草だけは余裕の表情です

Pen27004

Pen27007 メダカも少し大きくなりました


STIHL

2007年08月16日 | LOG

20070814113715STIHL社製のチェーンン・ソーです 1988年に購入 ラベルにはメイド・イン西ドイツ!ですが アメリカ製造とあります  シンプルな構造の2サイクルエンジンです この日(8/14)はこのチェーン・ソーと草刈機 二つの2サイクルエンジンが大活躍でした

草刈機 これは当然 ぼうぼうに生えた草を刈る為なんですが 今までなら私かKanpai氏が作業をしていたのですが 今回はそれぞれの息子達(大4、高2)が 面白そう と炎天下の中楽しんで作業をしてくれました

20070814110820_1問題はチェーン・ソー 作業そのものよりエンジンをかけることがなかなか出来ない オーストラリア人のS氏も加わり素行錯誤 入れ替わり何度もトライしましたが 考えて見れば我がチェーン・ソーはここ数年使っていませんでした エンジンのかける“コツ”を 完璧に忘れています やっとのことでかかって作業開始 今回は腐って朽ちかけているバルコニーの切除 ほんの数分で終わる作業でしたが

20070814123150 作業が終わってチェーン・ソーを分解・清掃 この段階で「チェーン・ソーの特性 自分の知識」が蘇り きっちりとメンテナンスをしました 削りカスの除去 混合ガソリン(ガソリン:オイル)を抜く オイルを抜く プラグの掃除 チェーンの砥ぎ直し そういった工程をするうち “手が覚えている手順”に“手”が反応し動きます 頭はそれほど意味が無いように思えてきます

“道具”  想いを込めたものを使いたいものです 実家で祖父が使っていた風格ある道具 とともに“私のチェーン・ソー”も大切にしたいものです

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1988

2007年08月14日 | LOG

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久々に“隠谷ノ奥”に行きました 私達が Lost Valleyと名づけたものの気恥ずかしく やっぱり「 隠谷ノ奥ですわぁ~」と言いながら19年 二家族での共同 互いに2人目はこのCabinの後 生を受けた 言葉を変えれば彼らの故郷です

実は今年初めての帰郷 随分荒れていますが一つ嬉しい実感がありました

20070814091401 典型的な京都の山(西日本の山) つまり植林の山です 杉、檜(ヒノキ)、松の山です この土地を見て素人考えで「出来るだけ木を残そう」と思いましたが 建物(ログハウス)を請け負って頂いたカモノセログさんから 「全部切りましょう 借景して下さい 万一 木が倒れたら家が壊れます 他人の家を壊したら賠償しなければなりません 庭には“広葉樹”を植えて下さい 杉などの針葉樹より どんぐりの広葉樹を植えると 夏は葉っぱで日陰ができ 冬は葉がなく日光があたります~云々」と言われました 納得し 敷地内の木はすべて伐採(伐採手間賃=材木販売代金)しました

家(マンション)の隣の雑木林からせっせとドングリを拾い“隠谷ノ奥”に行ってはばら撒きました 敷地内の木を切ったことによって日当りがよくなり ドングリやもともとあったのか栗も大きくなりました 今日のお昼もバルコニーの1/3ぐらいまで日陰を創ってくれました

20070814092140 とは言え 暑い日 空(青) 樹(緑) 雲(白)のぶつかり合いは暑さとは別次元の清々しさを現実として見せてくれます  ※この写真はすべて携帯カメラです(携帯カメラ以外の機種の場合は注釈を入れております) 


Mangoyan

2007年08月13日 | Liquors

20070812194453“Mangoyan” フランス製のマンゴーのリキュールです(黄色いボトルがおしゃれです) 暑い時期に辛いモノは良いものですが その辛いモノの中にちょっと甘みのあるモノを入れるとアクセントがありGoodです

マンゴー入りのサルサ・ソースでトルティーア・チップ キュウリ セロリを前菜に メインは茄子やニンジン、納豆がたっぷり入ったゴーヤチャンプル 甘いマンゴーのリキュールも一口だけならよいのですが 私はもっぱらMangoyanと一緒に涼しそうだから買った“ボンベイ・サファイア・ジン”のロックです まさにジン・クリア 透き通る液体 グラスに浮き出る露 比較的涼しく過ごすことができましたが 翌朝は日の出と共に下の写真の有様です

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20070812065925いつもの様に蝉の声で目覚め 目をあけ窓を見ると網戸に蝉が二匹 夏らしい一日の始まりです ちなみに我が家では今年まだ一度もクーラーを入れておりません


STARFLYER

2007年08月08日 | On the Road

20070808091537 広い空 広い海 その中に北九州空港があります 本日(8/8)は 北九州から東京・羽田へ飛びました

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以前このコースを飛んだ時はJALでしたが 今は便もなくANAで予約 スターフライヤーとのコードシェア便 初めて黒い機体に乗りました  2006.10.29“On the Road”  の中で北九州空港について「この空港の運営について将来が心配になります」と書きましたが わずかな期間で航空会社も代わり 地元の人間も「ダメでしょうねぇ」と言ってました 誰が考えても同じ予測が出来ることですから 当然なんでしょうが それでも造るというパワーは何処からくるんでしょうか 一円単位で考えることの出来ない連中が決めることですから こんなもんでしょうか 好天の中 のんびりした空港を飛び立ち 別府を眺め 瀬戸内海を飛び 忙しい羽田に到着 90分ほどの移動ですが 時間の流れが違う街で明日まで仕事です


暑中御伺

2007年08月06日 | LS HAGAKI

20070805134855 今日(8/5)のお昼の大阪は暑かったです 少しの時間で首筋が日焼けしました 田んぼの稲たちは その生きる営みを最大レベルに保ち続け 暑さはその生命力の熱さが加わりクラクラするほどでした

暑中見舞メール(LS EHAGAKI)をそろそろ送ろうと思っているのですが 考えがまとまりません まぁ まとまらないなりに 今の気持ち 言葉を組み立てようかと思っているのですが

そういえば 前回「蝉、めだか&布袋葵」で書いたクマゼミが相変わらずうるさいのですが 今日はバルコニーのオリーブに木で暑さに貢献しておられました 人の気も知らないで ご苦労様なことです

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蝉、めだか&布袋葵

2007年08月03日 | LS HAGAKI

20070801073030陽が昇ると蝉に起されました 手の届く窓の網戸にクマゼミが止まっていました うるさいハズです 写真を撮ろうとしましたが流石に気配で隣の雑木林に飛んでいきました

上の写真はバルコニーに置いている大きめのお皿(どんぶり?) 写真左側 水面に写っている空と雑木林の少し内側に 小さなメダカが写っています  嫁が買ったホテイアオイをこの器に入れよく見ると小さな動くもの? メダカでした 3匹いましたがしばらくすると1匹に 寂しかろうと実家からコップに入れて数匹持ってきました 実家でオカンが長年飼っていたメダカは 親は2~3センチありますがこの子メダカはその1/10ほど オカンのメダカは元気よく動き回っています 我が家では「暑さを演出する蝉」Vs「涼しさを演出するメダカ」のなんとものんびりしたバトルが展開されています

別に蝉が悪者である訳でもなく 蝉が暑さを演出してくれるからこそ“涼しさ”というコトを感じることが出来るんですね

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マイク

2007年08月01日 | 音楽

20070725154922この写真は文化放送1階のステージです ギターとバイオリンのDUO リハーサルを携帯カメラで撮影したものです ライフステージの東京オフィスがこのビルでよくこういった風景を見かけるのですが 一瞬仕事を忘れ見入ってしまいます 特にリハーサル風景は見ていて面白く参考になります

我がバンド、チョットでもいい音で聞いてもらいたいからと、マイクの音量や使い方を考える様になりました。特にドブロ(スライド・ギター)は珍しい楽器でもあるので音を聞いて欲しいですが、もともと音量が少ないのでマイクでしっかり拾わないと聞こえない・・
3~4人がコーラスをして、それぞれが楽器を持つと、最低でも6本のマイクとマイクスタンドが必要になってしまいます。なんせ、我々はマイクからスピーカーまで、すべて自前の持ち込みバンドなんで、けっこう大変なんであります。そこで、無指向性マイクはどやろ?っと考えております。ドーンと真ん中に1本だけマイクを立て、みんながそれに向かって歌い、演奏します。無指向性なので一方向だけでなく広い方向の音を拾います。ドブロなどが演奏する場合は1~2本の普通のマイクを横に用意しておけばマイクもマイクスタンドも少なくて済みます。ところが無指向性マイクは高価なうえに、演奏者の遠近調整の練習が必要になります。
 てなことを考えるのも、これはこれで、けっこう楽しいのであります。(^o^)v

Pict0006_2 とは我がバンドのKanpai氏がブログ「がんばれ単身赴任」で書いていました まったくその通りで 考えていること が楽しいのです 狭いステージでの演奏が多い我がバンド 実はすでに楽器用ワイヤレスシステムも購入済み  さきほどバンドメンバーのPop-Pie氏から「ドイツ製の無指向性マイク 安いのでとりあえず2本買っときます」というメールが 益々出演機会の増えた大坂城慰問楽団“Daihanjyo Jug Band” すっきりしたステージで見た目重視でいきたいものです