橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

紫陽花

2012年06月30日 | 歩撮

R1029257

気付いたコト
・お子さん連れが多かった
・高齢の方が多かった
・仕事帰りのサラリーマンが多かった
・中小企業のオヤジ(俺か)風が多かった
・主催者側の方々と警察が連携しこのイベントを律していた
・警官の皆さんがやさしく「同じ想い」であると感じた
・明らかにこのイベントのヘビーローテーションである「<wbr style="font: 15px/normal arial, sans-serif; color: rgb(34, 34, 34); text-transform: none; text-indent: 0px; letter-spacing: normal; word-spacing: 0px; white-space: normal; orphans: 2; widows: 2; font-size-adjust: none; font-stretch: normal; background-color: rgb(255, 255, 255); -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px;"></wbr>サイカドゥー、、ハンタイ」を口づさんでいる警官がいた

ということで私なりに感じた風景を→facebookですがどなたでもご覧頂けます

6/29 官邸前を通りがかりましたので

綺麗な空と闇に包まれた建物など

R1029157


EHAGAKI #253≪3つの変化≫

2012年06月11日 | EHAGAKI

R1028926
先般 東京都宅地建物取引業協会の研修に初めて行ってきました

第一部「激動の世界でどう生きる日本」 田瀬康弘 氏
第二部「クラウド革命とこれからのビジネスチャンス」夏野 剛 氏

というお題でした 田瀬氏は 現状認識とマスコミ批判が中心のお話 夏野氏は 3つの変化についてお話されました

■3つの変化

この14年間の3つの変化について 夏野 剛さんのお話のメモです

◆ビジネス革命

1998年まで 航空券はコールセンターか代理店が売っていました
今  航空券の予約の70%がネットから直接

松井証券がネットトレードを始めたのも1998年
楽天が創業したのこの前年

いままで代理店への営業が大事であったが 今はサイトの使い勝ってやデザインが大事になってきた

営業のやり方が根本から変わった

そこで「組織は変わったか?」

変わっていない組織は賞味期限切れ!

◆検索革命

Google  1998年スタート

暗記する必要なし =  外部脳

企業秘密もなくなった 個人も企業も 情報収集能力に差がなくなった

それによって 情報をオープンにするようになった  それが加速

シナジー効果 フィードバックがある 研究開発の在り方が変化した

橋長所感)
そういえば 近頃ブックマークすら使わなくなりました(=検索した方が早い)

3.11 以降 素人でも調べれば 専門知識が入手出来 多くの素人がメルトダウンを予測していた 根拠を示した情報が誰にでも手に入る

教育 年号に意味がなくなった 背景、前後、解釈、文脈が大事

調べることは教育ではない  新卒一括採用 個性を殺す

100人の平均的人間よりも一人のオタクが勝つ時代

◆ソーシャル革命

Facebook 帰ったらとにかく始めて下さい  世界が変わりますよ
ネットを介して人間関係の再構築が出来る

個人の情報発信能力がメディアに追いついた

感情の共振
リアルに集まらないと共振できなかったのが出来るようになった

◆「使う」ということ

この14年間に変わっていないこと見直して見て下さい
変化していない? それは破綻しているんじゃないですか?

この14年間は人類にとってかつてない劇的な変化

IT・クラウドが重要じゃない どう使うかが問題!

信長は鉄砲のテクノロジーを理解した そして従来の「手柄をあげる為に侍が先頭に立っていとのを 足軽の鉄砲隊を前にし 三列ローテーションでロスタイムを無くしたり

新しいテクノロジーの価値を理解し部下をマネジメントした 戦い方を変えてまで新しい戦略・戦術を使った

人間力、見識、人脈、経験を持った人ほどITを使う価値がある単なる道具です

この「ソーシャル革命」については 主に50代半ば以上に対して語られたことでありました

後に検索するとこんなことを書いておられました

「60歳以上は信用するな! 夏野 剛が若者に伝えたい、ワークスタイルの新フォーム」

使ってこそ!ですね

 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

ということでした

夏野さんのお話で「義憤(ぎふん)」という言葉をあげておられました

混迷している今 たとえば「政治家になりたい」という目標だけではなくその次にどんな文脈をつなぐのか

考えることは山ほどありますが するべきことはシンプルにコツコツとやっていきたい と 愚考する今日この頃です

ではまた

R1028982


EHAGAKI #251≪コンタクトシート≫

2012年06月04日 | EHAGAKI

20120520nega
“方向”というものは常に二つ あるいはそれ以上あるでしょうが二者択一の議論はあまり好きではありません

最新技術と古い技 アナログVsデジタルはよく議論となりますがそこに それを使っている人の“気持ち”が欠けている場合もあり「違うんじゃないの!」と思ってしまいます

562166_376117812434270_1604698448_n
先般「レコードを聴こう!」という話になって 私の実家に仲間を呼んで 座敷で次々と聴きました 古い家の畳の上で聴くレコードの音は 丸くて優しい音でした

写真や録音のアナログの長い歴史に比べ まだ短いデジタル時代ひとつの方向だけに進むことに危惧する次第です

ということで今回はフィルム的なお題を つなぎは“丁寧な仕事”であります

■とある看板
■散髪屋さんお話
■コンタクトシート(ベタ焼き)

R1028158

■とある看板

「巡回映画員が携行する映写機類及び撮影用フィルム」

これは鋸山ロープーウエイの“有料手回り品の範囲”として掲示されていた看板です 随分古い看板です

「映画館もデジタル化でおそらくフィルムによる上映はなくなるだろう」という実態をTVでやっていました

ノスタルジックでフィルム云々ではダメだけど・・・ と関係者の方のコメントもありましたが “フィルムでの上映”を売り物にするという手はアリだと思うんですがねぇ

また 長期保存するには現時点ではフィルムの方が間違いない、とこの番組で専門家の方が語っておられました

廃業した映写機会社の人が 映画館が無くなると聞くと出向いて映写機の部品を集め 少しでも将来につなげようとしておられるエピソードがありました

「映画が好き」「趣味は映画鑑賞」という人は多いですが こういった実態を知り 文化の保存・継続にもっと注目しなければいけない と愚考する次第です

実は私の父親は大阪・新世界の東映で映写技師をしている時期がありました

「フィルムが切れてもほんの一瞬で もう一台の映写機に切り替え別の場面を映した」

「任侠映画でストーリーが前後しても気付かれることがなかった」

「映画館から映画館へオートバイに乗ってフィルムを運ぶ人がいた」

なんて話を子供の頃 その映写室で聞いていたので この古い看板が気になって写真(デジタルですが)に収めた次第です

映画用のフィルムを応用して開発された画期的な“コンパクトカメラ”がライカです その古いライカを愛用している私としてはフィルムを応援したい訳であります

66201012010

■散髪屋さんでのお話

「速い、遅いと丁寧な仕事とは違いますからね。」

東京で仕事をしている私ですが 散髪は大阪の地元に行ってます 別に意味はありませんが ご近所なので挨拶がてらですが 腕は確かです 今までは従業員さんも使っていたそうですが 今は1人で営業しておられます

しばらく帰阪する機会がない時 東京の1,000円カットに行きました 短時間ながら手順は同じです ただシャンプーや顔そりはないだけなのかなぁ という感想でありました

で 次にいつもの散髪屋さんに行き

「この前 うっとおしくなってきたんで東京の 1,000円カットに行ったんですわ」
と告げると

「どれどれ どんな具合ですかねぇ?」と興味深げに頭をチェック

「やっぱり 雑ですかぁ?」と私

それに対して 冒頭の言葉が出た訳であります

「速い、遅いと丁寧な仕事とは違いますからね。」

曰く
・切るべきところを切っていないケースがある
・考える時間が無いので、とにかく手を動かさなければならない

・段取りは決まっているので その職人の腕次第
・時間をかければ 余計に切ってしまうこともある

まぁ ちゃんと仕上がってますけど長さが合っていないトコがちょっとありまんな!

という評価でした

大将が以前務めていたお店で「10分で仕上げてくれ!」というお客様がいて シャンプー・顔そりも含めていつも10分で仕上げていたそうです それはそれは集中力の要る仕事であったそうです  そのお客様は今も来られているそうで 通常時間で仕上げると「腕 落ちたなぁ」と 言われるそうですが 
「出来んことないけど、よろしいやん!もぉ 楽させてぇな!」 と返しているとか

大将は手が早く しゃべりながらでも手が止まることがありません  これも大事な技だそうです

「時間をかける方が喜ぶ人もおるけど それで仕上げが良くなるもんでもないんやけどね」

と大将が言うので 私も反撃

「そらそうでしょうが 散髪ちゅうのはその時間 寛ぎたいんですわ 頭を触られるのは気持ち良いもんですわ こういう会話もね けどそれは安心・信頼してる人やからこそですよ 触られてて落ち着かん人も居ますよ」

すると こんな話もしてくれました

ある年配の理髪店の方から相談を受けたことがありましてね  あまりお客さんが来ないという悩みなんですね  客数を聞くと 一人でもやっていけない数

「いっそやめて1,000円カットでも行かはったらどうです?」
と言うたんです

そしたら、そんな仕事は出来ない と

「違うでしょ!10分でやる仕事も30分かける仕事も一緒ですよ 仕事に上下はないでしょ! 僕は出来ますよ、10分で」

そして
「要は、あんた宛にくるお客さん・ファンが作れてない  ちゅうことでしょ!」

とグサリと年配の方に言ってしまったとか

「速い、遅いと丁寧な仕事とは違いますからね。」

心したいと思います

20120520k100tv2536

■コンタクトシート(ベタ焼き)

デジカメの普及で大きく変化したことは その撮影する枚数でしょうか 実際私もデジカメで撮ると何百枚も撮り 帰ってからパソコンでどんどん削除して選ぶ というパターンが多いです
もっとも その場で画像を確認 ということは極力しませんが

フィルムの場合でも 現像があがるとネガを見て あるいはコンタクトシート(ベタ焼き)を見て採用する写真を決める訳です

いずれにしても「選ぶ」ということは“大変重要な行い”であることに変わりはありません

たとえば巨匠達のコンタクトシートは立派な書籍にもなっています

「マグナム・コンタクトシート
 写真家の眼ーフィルムに残された生の痕跡」

以下解説)
世界最高峰のフォト・エージェンシーとして知られるマグナム・フォト。 第二次世界大戦後、ロバート・キャパらによって結成された伝説的な写真家集団は、創設以来、現在にいたるまであらゆる動向を活写し、歴史の転換をあらわにしてきました。

本書では、数々の歴史的な名作を生んだマグナム所属の写真家による139点の貴重なコンタクトシートを初めて公開します。

撮影者の記録として、編集のツールとして、ネガを保管するための索引として使用されてきたコンタクトシート(ベタ焼き)。それは、写真家が何をフィルムの上にとらえたのかを初めて見る場であり、彼ら独特のアプローチあるイメージがどのように構築されたかを記録しています。

ロバート・キャパによるノルマンディー上陸、ジョセフ・クーデルカによるプラハ侵攻、トーマス・ドボルザックによるチェチェン紛争から、ルネ・ブリがとらえたチェ・ゲバラ、イヴ・アーノルドがおさめたマルコムXなど―写真史・フォトジャーナリズム史に残る名作誕生のエピソードを、彼らの心の動きや葛藤までもが焼きついているかのようなシークエンスとともに、作家本人あるいは関係者の言葉で振り返ります。

本書は、デジタルフォト全盛の現代だからこそ必見の写真史であり、20世紀を語る上で欠かすことの出来ない、世界的に貴重なアーカイヴといえるでしょう。
解説以上)

◆facebookの写真仲間とこんなやりとりをしました

K氏)
選択とはすなわちこれ取捨の義なり(法然)  特に、捨てる意思決定が難しいです。
ファインダーを覗いている時も、撮った写真を選別する時も、引き算が難しいです。

捨てなければ、新しいものは手に入らない。捨てるには、ゼロベースで考える。

まあ、ええか。なんとかなるでしょ。 こういう気持ちが必要ですね。
5/29 23:45

橋長)
では、ベタ焼きの思想でいきましょう! 先般の三社祭で一本撮ったフィルム!今日現像あがってきました(まだ見てませんが)。
5/30 0:09

橋長)
Kodak100Tmax 36枚撮りをスキャンし選択せずにアップしてみましょうかねぇ。
すべてをさらけ出す。自分のマイナスもさらけ出す!?選択しないことも真なり。
5/30 0:12 ・ いいね! ・  1

K氏)
べた焼きとは思いつかなかった発想です。 すべてをさらけ出すのは、選択しないというより、むしろ全てを受け入れる・全てを明らかにする感じでしょうか。「和を以て貴しと為す」に通じるような。
5/30 0:16 ・ いいね! ・  1

橋長)
wow! そう言われてしまったら、明日か明後日にコンタクトシート的アルバムですべてさらけだしましょうかねぇ。 まぁ、人間「ベタ焼き」でいきましょうよ!
5/30 0:19 ・ いいね! ・  1

K氏)
ありがとうございます!確かに、何でもあいまいにして一時しのぎで逃げる人生なんて楽しくありませんね。
5/30 0:25 ・ いいね! ・  1

橋長)
フィルム時代(私は今も)シャッターというものに大きな意味がありました。デジでのシャッターの意味(今は私も)の薄さ が気になります。とはいえ いまどきは“エエ写真”が多いのも確かですよね
5/30 0:26 ・ いいね! ・  2

Y氏)
おはようございます。 ええ写真が多いのは正常進化と捉えてます~
5/30 9:12 (携帯より) ・ いいね! ・  1

というようなやりとりがありfacebookでコンタクトシート(ベタ焼き)のアルバムを公開しましたいや~ お恥ずかしい(あまり見ないで下さい)

そのアルバムに対するコメント

K氏)
区切り(36枚)がある中でシャッターを切るのは腹を決める事で、そこにフィルムの楽しさがあるのかもしれません。

「尽きせぬ自由は がんじがらめの 不自由さの中にある」と歌ったのは長渕剛でした。
5/31 0:23 (携帯より) ・ いいね! ・  1
 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

ということでした

写真というものはデジタル化によって随分と親しみやすくなりました

私がフィルムも使っているとはいえ 実際はそれをデジタル化して楽しんでいる訳ですし デジタル化がなければ これほど写真に親しんでいなかったことは間違いありません

喧嘩せず 仲良く付き合って行きたいものです

                        ではまた