トルストイ民話集 中村白葉訳 1932年発行・1966年改版 岩波文庫版
こないだの続き。
四方田犬彦の『読むことのアニマ』の冒頭にトルストイ童話集をとりあげた章があったんで、そのつながり。
「イワンのばか 他八篇」という私の持ってるのは1987年の第55刷。
おもしろいですよね、トルストイのどの小説よりも(そんなたくさん読んでないから断言する資格はないんだが
)おもしろい。
「イワンのばか」は有名な話だけど、なんといっても、負けた悪魔が“水の中へ石を投げ込んだように、地面の中へ飛び込んで、ただ穴だけがぽつんと残った”になるところが、ものすごくイメージを掻き立てられます。
あと、いろんなところで採りあげられるみたいだけど、「人にはどれほどの土地がいるか」っていう寓話、鋭いところを刺してますよね、やっぱり。
コンテンツは、
「イワンのばかとそのふたりの兄弟」
「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」
「人にはどれほどの土地がいるか」
「鶏の卵ほどの穀物」
「洗礼(なづけ)の子」
「三人の隠者」
「悔い改むる罪人」
「作男エメリヤンとから太鼓」
「三人の息子」
こないだの続き。
四方田犬彦の『読むことのアニマ』の冒頭にトルストイ童話集をとりあげた章があったんで、そのつながり。
「イワンのばか 他八篇」という私の持ってるのは1987年の第55刷。
おもしろいですよね、トルストイのどの小説よりも(そんなたくさん読んでないから断言する資格はないんだが

「イワンのばか」は有名な話だけど、なんといっても、負けた悪魔が“水の中へ石を投げ込んだように、地面の中へ飛び込んで、ただ穴だけがぽつんと残った”になるところが、ものすごくイメージを掻き立てられます。
あと、いろんなところで採りあげられるみたいだけど、「人にはどれほどの土地がいるか」っていう寓話、鋭いところを刺してますよね、やっぱり。
コンテンツは、
「イワンのばかとそのふたりの兄弟」
「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」
「人にはどれほどの土地がいるか」
「鶏の卵ほどの穀物」
「洗礼(なづけ)の子」
「三人の隠者」
「悔い改むる罪人」
「作男エメリヤンとから太鼓」
「三人の息子」
