ゲームホリック

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ビバップファンは鴨ねぎなのか

2005年07月29日 | ゲーム
『カウボーイビバップ 追憶の夜曲』公式 

 キャラクターゲームに良ゲーなし。これは真理である。しかしそれは過去の話になりつつあると思っていた。最近のキャラクターゲームは概して出来がいいからだ。『ドラゴンボール3』はアニメと見まごうようなグラフィックばかりか、開発は元SNKのスタッフのディンプスであり、しかも本作で3作目であり、チューニング具合も非常に良く出来ている。『魔法先生ネギま 一時間目』はファン層のニーズを的確に捉えているばかりか、ファン以外にも訴求できるシミュレーションゲームとしての品質も備えている。



 地上波でのアニメ本放送当時に『カウボーイビバップ』は一度ゲーム化された。しかしながらゲームの中身といえばアニメの内容に直接には関係しない異世界が舞台であり、なおかつ3Dシューティングであった。正直、別に『カウボーイビバップ』をモチーフにする必要性の無いゲームである。詰まるところ典型的な昔ながらのキャラクターゲームなのである。
 あれから7年。『カウボーイビバップ』がゲームに帰ってきた。それがこの『カウボーイビバップ 追憶の夜曲』である。しかもプレイステーション2で。おそらく前作より良いものとなるだろう。そんな淡い期待であった。動画を見ただけで駄目さが伝わってくるゲームも最近では珍しい。キャラクターのグラフィックはトゥーンシェードによって表現されてはいるが、ドリームキャストの『ジェットセットラジオ』のクオリティにすら届いていない。近年のレベルのそれではない。またキャラクターのモーションもプレイステーション時代のレベルであり近年のそれではない。ポリゴンモデルによる芝居も同様の出来である。これをリリースするのはユーザーを鴨としか思っていないといわれても仕方の無い出来である。アニメ版のスタッフに対しても侮辱と取られかねないような有様である。
 ちなみにこの作品、キャラクターゲームのご多分に漏れず、CDやTシャツなどの特典つきの限定版が通常版に6000円増しの価格でリリースされる。見るべきところは菅野よう子氏の書き下ろし新曲CDと限定版使用の川本利浩氏書下ろしのジャケットだけか。


 7年たっても『ビバップ』ファンは鴨なのだ。いや鴨ねぎなのだろう。 



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