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PS2 絢爛舞踏際ファーストインプレッション

2005年07月09日 | ゲーム
 久方ぶりに発売日に新品でゲームソフトを買った。『絢爛舞踏際』だ。
 まず初めに驚かされたのはゲームデザインが前々作『高機動幻想ガンパレードマーチ』や前作『新世紀エヴァンゲリオン2』と比べても、いや他のゲームと比べても格段に洗練されている。
 ゲーム開始時に、OVERSとよばれる現実とゲームを結ぶという設定のプログラムがコントローラーを手に取り、ゲームを開始するように促す。この演出が大変にプレイヤーをゲームに引き込むことに貢献している。一見現実とゲームを明確に区別し、ゲームに没入することを阻害するかのように感じるが、実際は現実とゲームとの区別を明確に区別されることにより、設定の中の介入者としてのプレイヤーが自覚され、よりゲームへの感情移入がなされるように思われる。
 『絢爛』では前作『エヴァ2』から実装された生理現象の概念が装備されているが、前作でのそれが激しく作業であるとか、非常にテンポを悪くするなどの不評を買ったためか、PCには介入者が操る義体という設定が与えられ、PCは生理現象から開放されている。これにより生理現象を解消する行動が強制からプレイヤーの自由意志にゆだねられ、より自由に行動が出来るようになった。
 またこれと同様に前作から実装された距離と関係性により行動が制限されるというシステムも、前作のように不条理に感じることはあまり無く、より自然に扱うことが出来るようになった。
 これまで『バイオハザード』のような固定であったカメラも今作からは自由に横軸に回転させることが出来るようになった。これによりPCを見失うことがほぼ無くなった。
 移動は簡易マップが常時画面の横に表示されており、またどこかに入ろうとすればその入り口にそこがどこであるのかが表示される。これにより似たような見た目の間違いそうな艦内もほぼ迷わず移動が可能だ。(多少の慣れはやはり必要だが)
 セーブも前作、前々作のように特定の時間、場所でのみセーブが可能なのではなく、戦闘以外ならば場所を問わずセーブが出来るようになった。
 ポリゴンキャラは賛否があるようだが、モデリングの出来はよく、感情の表現も上手に表現されており、少しの感情移入で萌えることうけあい。またビジュアル部分が大変すっきりしており、見た目にもカッコイイ。
 今作は以前のものよりデフォルトでより早く移動できるようになっているほか、さらに×ボタンでより早く走れるようになった。前作『エヴァ2』の操作形態がSLGのような感覚でテンポが非常に悪かったためか、余計に快適に感じる。

 このように今作『絢爛舞踏際』はアルファシステム×芝村裕吏AIゲームの集大成であるといえる。システム洗練され、基本的な部分で限りなくプレイヤーに負担を掛けまいとの思いが伝わってくる。操作上はきわめてストレスを感じない仕上がりとなっている。これらの改善のおかげでこの世界をブラブラするだけでもかなり心地よい。

 ただもちろん不満が無いわけではない。戦闘は前作、前々作にさらに輪を掛けて抽象度をまし、取っ付きがすこぶる悪い。慣れればどうということは無いが、やはり辛い。


 まだ開始して7時間ほどなのでこれから不満点が出るかもしれないが、今のところは快適なシステムや統一感があり、こざっぱりしたグラフィックのため大変心地よくプレイが出来る。

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