亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

写謡 「遊行柳」

2020-12-26 | 能楽
遊行上人が白河の関を越えて陸奥に入ると老人が現れ、遊行聖が通った古道と朽ちた木の柳を案内するという申し出、柳の朽ち木を西行がここで休んで歌を詠んだと教える。上人から十念により草木までも成仏出来たことを喜び、柳に纏わる故事を連ねる。やがて夜が明けると翁も柳も消えて朽木だけが残った。—HPより
謡本は活字体で書いていないので読めない字が沢山出てくる。私はパソコンで写謡をやっているのでどんな字なのか分からないととても困る。
巻頭に「本文大意」というのがありそこには本書の内容が説明してあるのだが、それが本文と同じでないのでその分からない漢字がどこに書いてあるのか調べるのですが、ところが文書の内容が同じでないので分からない漢字を見つけるのに苦労する。いくら探しても出てこない漢字が多く出てくる。特にこの遊行柳はそのページがはっきりしないので分からない。
 読めないというかどんな字が入るのか分からない漢字は赤で書いている。多分こんな字だろうと想像して書いている。
筆で書くとそこに書いてある文字をそのまま写せばいいが、活字に変換しようとすると内容が理解できないと写謡が出来ない。というわけでパソコンで写謡をしようとするとすごく勉強になる。
日本の話と思いきや、いきなり中国の話が飛び出してくる。中国の歴史に詳しくない私は何でこうなるのかさっぱり分からない。
仏教用語が盛んに出てくる。謡に勉強をしているのにどうして仏教の勉強をしなければならないのか。
謡曲教室が始まった。フェイスシールドを付けると本がよく見えない。急行列車のように進んでいく先生の謡にはなかなかついていけない。

コメント (1)
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