仕事を終え鎌倉駅に降り立ったのは22時。
湿気を含んだ南風が心地良い。
12月24日、勿論イブ。鎌倉駅も遠慮がちなイルミネーションにかがやく。
12月のことをあの幸田文は、
「昼は慌ただしく短く、何かと追われるような落ち着かない月(中略)整理し、括って閉じて
1年をおえ、ほっとする気もあり、苦い反省もある」
1年の反省などしている大随筆家の姿に親しみを憶えるが、そこは露伴の娘、掃除の
行き届いた清々しい住居が想像できる。
さて、私も大掃除が待っている、思い立った時が何とかだ。
あれ、外は雨が落ちてきた様子。
やれやれ、掃除モードがとたんに落ちる。
いや、お天気のせいにしないで、とにかく明日は「大掃除」です。