整体院に久しぶり予約入れた。
「そのお時間、男性になるのですが・・・」
私はなぜか施術は女性しかだめで「とにかく行きます」と電話口のスタッフに伝えた。
結局、屈強なクマさんのような30代の男性に願いすることになった。
アロマの香りの漂う波の音が美しいBGMの小部屋で60分、私は悲鳴を上げ続けた。
寡黙なクマさんは、私の悲鳴に手加減しながらも丁寧にコリをほぐしてくれた。
お会計の時クマさんがぼそりといった。
「触った瞬間、『こりゃ大物が来た!』と思いました。ここまでひどくならないうちに来てください。」と、
何故か申し訳なさそう・・・。
大物と言われた私は身を縮め「有難うございます、そうします」と足早に整体院を後にした。