冷蔵庫に麦茶が定位置に納まり、
時々はスイカがドカンとその存在感を示し、
時々、ほんとに時々ビールが冷えている、我が家の夏の冷蔵庫。
きっと今の若い人は知らないと思うのですが、子どもの頃の冷蔵庫には
大きな氷の塊が入っていました。
確か一貫目とか二貫目とか母が言っていた記憶が・・・、
「氷屋さん」が家の前まで来て、大きな塊をのこぎりで切って
木の冷蔵庫の中に納めてくれていました。で、考えたら素敵なデザインでした、
木の冷蔵庫。
すいか🍉も、トマトも、胡瓜も、氷の冷蔵庫の方が美味しかったように思えます。
数年前まで、鎌倉小町通リの路地に氷屋やさんがありました。
夏になると用もないのによくわざわざ前を通りました。
ぎこぎこと氷を切っているのを見るのが好きでした。
氷もコンビニで買えるようになり、氷屋さんは廃業してしまいました。
「酒屋さん」も「お米屋さん」も、みなコンビニが抱え込んでしまいました。
そのコンビニも、乱立してパイの取り合いとなっています。
便利にはなったのでしょうが、何かが寂しいのです。