「銀座まで出てきませんか、美味しいてんぷらご馳走します」
春に、ちょっとした仕事のお手伝いをした。その御礼だという。
「もしかしてそのお店、〇〇?」
「そうだけど、何か?」
私は、どんなに美味しいお店でも、客を客として対応しないお店には行きたくない。
たまたまお昼間スタッフとそんな話をしたばかりだった。
中華街でいやな思いをしている。若い頃の話だ。今は変わったのだろうか、あの店たち・・・
銀座のそのお店の話は何人かから聞いた。実際、自分で試してみるのもいいかとも思う。
でも、別にいい。丁重にお断りした。
「おいしい!」と思うのは、味だけじゃないもン。
「美しい味、」深いですね。