鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

土壌汚染対策処理説明会

2005年10月31日 | Weblog
土曜日に、鉛などによる土壌汚染で使用が停止されていた深沢多目的スポーツ広場などA・B用地の土壌汚染対策処理についての説明会に参加するため、富士塚小学校に行ってきました。

冒頭、都市政策課長からこれまでの経緯とこれからの方向性について話がありました。
また実際に処理を担当する建設会社の方々も出席され、細かい点まで説明がありました。

今月から準備にとりかかり、処理プラントを持ち込んで、年内から年明け2月まで掘削・土壌処理を行うもので、3月には整地・片付けをすませ、来年度の早い時期のスポーツ広場再開を目指します。

多くのスポーツ団体の皆さんから、早く処理を済ませて広場を再開して欲しいとの声が寄せられていましたので、目途が立ってよかったと思います。

土壌を浄化するプラントは、洗浄水もリサイクルして使いますし、場外へ搬出する土も少なくて済むという環境負荷の小さい方法を選んでくれました。
それでも工事用搬入車両の出入はとくに1・2月に多くありますので、安全対策には十分気をつけてもらいたいものです。

A用地には環境基準を大きく上回った地点がありましたが、地下水への有害物質の影響は見られなかったということでほっとしました。

早くスポーツ広場を再開してほしいというスポーツクラブ関係の方々が多く出席されていましたが、一方で近隣町内の方も出席されており、スポーツ広場再開はいいのだが、スポーツ広場利用者による騒音や砂埃、トイレ問題がまた始まるので近隣への配慮も忘れないで欲しいと釘をさされていました。

そしてこのスポーツ広場は旧国鉄跡地の再開発にかかっており、暫定利用の広場であることも、この先多くの課題を抱えています。
スポーツ施設の充実度が県内でも下位にある鎌倉市としては難しい問題です。

まだ市が用地を取得していないC用地も、所有者側で処理を行うとのことですが、こちらは土壌汚染のようすがA・B用地より手ごわそうで、少し時間がかかりそうです。
ただし、ここは現在立入禁止区域でありながらも広域避難場所に指定されておりますので、災害により避難が必要なときにはどうなるのか、市民に分かるような表示がなされるべきです。
いずれにしろ環境負荷に対する過去のツケは、このようにして回ってくるものなのですね。

説明会では、パソコンのパワーポイントの画面を大写しにしての説明がありましたが、前回の説明会と同じで、妙な線の映り込みが気になって気になって仕方ありませんでした。
またワイヤレスマイクが不調だったのもいただけませんでした。

音響機材やらパソコンなどのオタクである私としては、こういう場面ではつい手を貸したくなり、ウズウズしてしまいます。説明している人の中に私の高校の同窓生がいたものですから、なおさらです。

ブログの背景を変えてみました。

2005年10月30日 | Weblog
そろそろ海の背景も寒そうな気がしてきましたので、背景のテンプレートから選びなおしてみました。
いろんな形式のテンプレートがありましたが、どうやら私はシンプルなものを選ぶ傾向があるようです。殺風景なほうが好きだったりするのですが、これってメンタル面から見るとどうなんだろう。

テレビでも取り上げていましたが、最近ブログにはまっている人が多いようです。
とくに社会人を経て専業主婦になった人が、結婚や出産後に社会との隔絶感を埋めるためにはブログがとてもよいツールになっているみたいです。

中にはブログが生活の中心になってしまい、日常生活に影響が出ている人も。
一日の生活がブログのネタ探し中心になったり、パソコンに向かう余り家族との会話がなくなったりという話を聞くと、どうかなとも思います。

たまに匿名のブログを見るときがありますが、仕事や家庭のストレスを発散するような内容が書いてあると、ちょっと引いてしまいます。この人大丈夫かなとすこし心配になることがあります。

さて自分はどうでしょう。
私がブログを始めた目的は市会議員としての考えや活動状況を発信することですので、今のところネタを探すというより、たくさんある中から話を選ぶのに苦労している段階ですので、ブログ中心の生活にならずに済んでいるようです。

ブログはインターネットで発信している以上、だれでも読めるものですから無責任なことは書けません。
私の場合、名前や素性を明かしていますし、まして議員という立場もありますので、自然と自主規制がかかってきます。

とくに気をつけなければいけないのは、評論家のように自分の意見を並べるだけではいけないということですね。事実の裏づけがないことは、書かないようにしなければなりません。

コメントをいただくとやはりうれしいものです。
ブログがよいツールでありますように。

耐震改修促進法改正案が成立しました。

2005年10月28日 | Weblog
今日、参院本会議で建築物の耐震改修を強力に進めるための耐震改修促進法改正案が可決され成立しました。
 同改正案では、国が建築物の耐震診断・改修に関する目標設定や技術上の指針などを盛り込んだ基本方針を策定します。
これをもとに、都道府県が耐震診断・改修の具体的な目標や、地域の実情に応じた施策内容などを示した耐震改修促進計画を作成するとしています。

 また、建築物に対する指導・助言を強化し、改修の指示に従わない特定建築物(多くの人が利用する建物)を公表するほか、地震で倒壊した場合に道路をふさぎ、住民の避難を妨げる可能性のある住宅などに対し、市町村などが指導・助言を行う。市町村などが行う指示の対象に、学校や老人ホームを追加倒壊の危険性が高い特定建築物は、建築基準法により改修を命令することなどを盛り込んでいます。

 この法案の審議で公明党は、学校など特定建築物の耐震化率の目標を国の基本方針に明記するよう強く求めるとともに、目標達成に向けた耐震化の進ちょく状況を定期的に見直す必要性を指摘しました。
 国土交通大臣からは、建築物の倒壊が「被害拡大の要因になる」との認識が示され、「建築物の耐震化を、政府を挙げて強力に推進する」との答弁がありました。

私は9月定例会で住宅の耐震化推進のあり方について質問しました。

阪神・淡路大震災では死者の8割強が「建物倒壊による圧死」だったという事実は、まだ記憶に新しいものです。とくに昭和56年以前に旧耐震基準により建築された住宅の64%が大きな被害を受けており、昭和56年以前の住宅の耐震化が非常に重要です。
国土交通省の推計によると、わが国の住宅については4軒に1軒の割合で住宅の耐震性が不十分であるとされています。

鎌倉市においては、現在、昭和56年以前に建築された家屋が地震に対して、安全かどうかを判断するため、「わが家の耐震診断」の無料相談窓口を毎月、1~2回、開設しています。
この「耐震診断窓口相談」を受けた人の中で、希望者は専門家による現地耐震診断を受けることができ、この診断を行う場合、耐震診断費用40,000円のうち、一棟につき35,000円ほど市が費用の一部を補助しています。自己負担額は5,000円ですみますので、市民のニーズにあったよい制度です。
現地耐震診断の実施データをみますと、平成7年度から始まったこの現地診断事業は、開始以来のべ1,000件以上の相談を受け、そのうち現地耐震診断を実施した総件数が約800件になってます。
 鎌倉市の実施している現地耐震診断費用の助成は、大変いい制度ですが、限られた予算の中でどこまで実施できるのか心配になります。
一方で民間の任意団体である日本木造住宅耐震補強事業者協同組合、いわゆる「木耐協」が無料で住宅耐震診断を行っており、市民にも大変好評です。

心配なのは、その診断結果です。
市の耐震相談件数は、平成10年度以降は年間31件から87件の間で推移しております。
市の現地耐震診断をうけた住宅の判定結果で平成13年度から現在までのデータを見てみますと、A判定、つまり安全と思われる住宅は全診断件数809件のうち3件だけでした。実は約半数の住宅がD判定の「倒壊の危険があります、ぜひ専門家と補強について相談してください」とされています。

ぜひ相談だけでも多くの家で受けてもらいたいものですが、耐震診断、耐震改修は鎌倉市だけで行うには大変な事業です。

昭和56年以前の住宅は改修するよりも建て替えたほうがいいという考え方もあります。
それはそのとおりで築25年を経過した住宅を改修した場合、当面は耐震性を20年間維持することが目標となりますから耐震改修というのはあくまで「緊急措置」であることも忘れてはならないと思います。

でも現実問題、家をそう簡単に建て替えられるものでもありません。
そこで、私は一般質問で国の耐震改修のための補助金等を利用して一般住宅の耐震診断、耐震改修を進めるように訴えました。

ですから今日成立した改正耐震改修促進法はとても重要なのです。
これにより、国、県が住宅の耐震改修に積極的に取り組んでくれれば、鎌倉市のいままでの苦労が報われると思います。

年明けの通常国会で審議される18年度一般会計予算での耐震改修に関する国の取り組みを見守りたいと思います。

学区編成

2005年10月28日 | Weblog
教育委員会10月定例会を傍聴しました。
朝、バタバタしていましたので、到着が数分遅れてしまいました。ちょっと反省です。

報告事項の検討の中で、「学区編成についての審議会答申について」が取り上げられました。
市内小中学校の学区の編成を自由化すべきかどうかの諮問に対する答申です。

私は子どもは小中学生のうちは家庭、学校、地域で育てるべきものと考えていますので、どちらかというと公立の小中学校の学校選択の自由化についてはあまり賛成ではありません。
学校選択が自由化されると、子どもと地域とのつながりが薄くなり、地元への愛着や地域の人間関係が形成されないのではないかと心配になります。
ただ、事情によっては地域外の学校を希望する場合がありますので、その場合は学区外の入学について受け入れ基準を緩和する必要はあると思います。

今回の答申は保護者へのアンケートなどをもとに検討されたようですが、やはり学区編成は維持し、しかし学区外を希望する場合の基準を現行より柔軟にとらえるべきではないかという内容でした。
今日の教育委員会では、その内容での報告を了承されました。とてもよいご判断であったと思いました。

東京では、学区を廃止して自由に選択できるところもあるようです。
その理由のひとつに学校ごとの特色を打ち出して学校間の教育の質の向上をはかるという目的があるように思いますが、これは鎌倉よりも地域的なつながりの薄い都会だからできるのではないかと思う部分もあります。

この鎌倉では学校間の競争よりもまず鎌倉市全体の教育の質を高めていくことが大事ではないか、そして鎌倉はまだ地域ごとのつながりが都会よりも濃い部分のある街だと思いますので、無理に学区を廃止する必要もないのではないかと思います。

ただ学区を固定化して考え、学区外への通学希望が妨げられてもいけないと思います。
たとえば、保護者の通勤事情であるとか、学童保育施設との距離の問題で学区外の学校を希望する場合もあるでしょう。また学校の教育事情や家庭の教育方針で他学区の学校を希望することもあっていいと思います。とくにいじめ等の問題で他学区の学校を希望する場合こそ柔軟に考えていいと思います。

しかし、原則は学区を維持したうえで柔軟に対応するべきであると思います。
現に保護者のアンケートでも80%以上の家庭が学区内の学校への通学を希望しているとのことですので、今回の答申は市民の考えにも合ったあり方だと思います。

とくにいじめ問題で疑問に思うのは、どうしていじめられた側が転校しなければならないのかということです。

いじめた側は大手を振って登校しているのに、いじめられた側がまるで追われるようにその学校を去っていくのには釈然としません。
かといっていじめた側を転校させるとなると、かなり懲罰的な意味合いが出てしまうため、子どもへの対応としては不適切であるし、そんなことができないのは理解しています。

しかし私はいじめ問題についてはどんな理由があるにせよ、いじめたほうが100%悪い。いじめられた子には非はないと考えます。

この図式を崩壊させるような世の中のあり方には大いに疑問を持ちたい。
いつも力の強いほう、声の大きい方に分があるなんていうことは、子どもの世界ではあってはならないことであると思います。

県内のある市町村では、いじめグループの存在のため、すでに数名の子どもが他校へ転校してしまった学級があると聞きます。それでもいじめグループやその保護者たちには反省を促すことができないでいるそうです。

いじめっ子にことの善悪をきちんと理解させることが教育なのに、いじめられた子を転校させることで対処するのは、ひとつの解決策であっても最善の策ではないと思います。

いじめを根絶することは難しいのでしょうが、いじめ問題を解決することは不可能ではないと信じたい。
大人がその努力を放棄することが一番恐ろしいと思います。

月例学習会

2005年10月26日 | Weblog
今日は党員さんたちとの月例の学習会を行いました。
冒頭、石渡市長にもご出席いただいてご挨拶をお願いしました。
思わぬゲストの登場に、党員のみなさんは大喜びです。

やはり戦いは勝たねばならないと思いました。
とくに今回の選挙では相手候補の中傷がエスカレートするなかで、党員のみなさんは悔しい思いをしながらも懸命に応援してくださいました。
そのご苦労が報われる結果を得ることができただけに、会場は大きく盛り上がりました。

皮肉にも、同じ建物では落選した渡辺光子さんの陣営の会合がありました。
あれだけ髪を振り乱して石渡市長の非難中傷を続けた彼女がどんな顔をして挨拶しているのか見てみたい気がしました。

今日の新聞にもありましたが、相手候補の人格まで傷つけようと無理やりにネガティブキャンペーンを行うのは鎌倉の選挙にふさわしくないと思った市民は多かったと思います。

石渡市長に大きな失政があったのなら、批判も受け入れられたでしょうが、長年の懸案を解決してきたその手腕を非難されるいわれはありませんでした。
しかし渡辺陣営は無理に難癖をつけ、中傷を重ねてきました。
そのありように違和感を持った市民も多かったと思います。

それどころかごみ問題を解決できず、1000億円もの借金を残し、財政調整基金をも使い果たしたあげく、市政を投げ出した前市長が渡辺陣営の応援に出てきて、石渡市政を批判していたのはいただけなかった。

その前市長の失政の後始末をしたのは石渡市政です。
前市長に感謝されるならまだしも、批判される筋合いはない!と思ったものです。

ただ2期目の石渡市政には、まだまだ難問が待ち構えています。
それらの難問をどう乗り越え、解決していくのか、私は議員の1人として、しっかり見ていきますし、注文をつけるべきときは、きちんと主張していきます。
それが石渡市長を推薦した議員としての責任だと思うからです。

姉妹都市親善訪問記(栃木県足利市)

2005年10月25日 | Weblog
鎌倉市の姉妹都市である栃木県足利市の親善訪問に行ってきました。
鎌倉同志会の野村修平議員を団長に、民主党の岡田和則議員、山田直人議員と私、そして随行の職員の方と合計5名での訪問です。

市長選挙投票日の翌日ということで、あわただしく出発しましたが、天候にも恵まれ有意義な訪問ができました。

まず市庁舎を表敬訪問。足利市議会の帆足章議長・河内利雄副議長・議会事務局のみなさんが出迎えてくださり、そして吉谷宗夫市長からも歓迎をしていただきました。

ご挨拶のあと、足利市議会の議場も見せていただきました。
足利市の一般質問は、鎌倉市と同じように議員席の前に質問席を設けて、一問一答で行っています。しかし議場の質問席は鎌倉市と違い、立って話す背の高い演台と座って答弁を聞く机が並んでいました。
足利市のスタンドスピーチ式のこの演台は、原稿台に原稿を置いて発言できますので、いいなと思いました。

不思議だったのは、演台の後ろにも家具のFAX台のようなものがあったことでした。
これはなんのためにあるのですかと聞いたら、発言席のすぐ後ろに議員席があり、とくに女性議員が立って発言するとき、同僚議員(とくに男性議員)の背後からの視線が気になるということで視線をさえぎるために置いたとのことでした。ちょっと感心。
鎌倉市の場合は、発言席の後ろは議員席の中央通路の階段なのでその心配はなさそうです。

議場では議員席や理事者席が鎌倉市より低めに作られているのですが、それにくらべて議長席がやたらに高いので、すこし驚きました。これでも以前より30cmも低くしたそうです。

市庁舎を後にして、有名な足利学校を見学したり、福祉喫茶「砂時計」で紅茶とワッフルをいただいたりしました。

福祉喫茶「砂時計」では障害者の方が注文をとったり、厨房でワッフルを作ったり、またレジも行うなど、一生懸命に働いておられました。ここで、はたらく技能を身につけ、社会へと巣立つ訓練を行っているそうです。
開店して1年、すでに巣立っていった方もいるとのこと。がんばっていただきたいと思います。ここではとてもおいしいワッフルをいただきました。

そのあと渡良瀬グリーンプラザという施設を見学しました。
ここは花と緑と公園をテーマにした拠点施設で、親水公園や自然観察、また治水の歴史などを学ぶことができます。水槽には大きなイワナがいました。
足利市には市内の中央を流れる渡良瀬川の河川敷を利用して、親水公園やサッカー場や野球場、ゲートボール場などがたくさんあります。うらやましい限りです。

夜は、おしゃれなレストランで足利市の議員さんたちとの懇親会を設けてくださいました。
議員同士ですと初対面でも共通な話題が多く、話が弾みます。
今日、出席してくださった議員さんたちは、来月鎌倉市に親善訪問に来られますので、そのときの再会も楽しみです。私と同じ公明党の議員さんもきてくださり、ご挨拶ができました。

懇親会の後、有志で2次会に行ったのですが、ここで恐ろしいことがありました。
カラオケバーに行ったのですが、飲み物を注文する段になったら、議長さんが「かっぱ割り」を頼むといいとさかんに勧めます。

かっぱ割り?
私はいやな予感がして、さりげなくウーロンハイを頼んだのですが、岡田議員や山田議員はその「かっぱ割り」を頼みました。果たして出てきたものは・・・

やっぱりキュウリでした。

焼酎のお湯割のなかに千切りのキュウリがいっぱい・・・たのまなくてよかった。
おいしいですよと山田議員が私の目の前に出したかっぱ割りのグラスにはキュウリの香りが・・・
足利市に来ても私はキュウリに呪われています。

でもみなさん歌がじょうずで、たのしい2次会でした。
野村団長の美空ひばりは聞き応えありです!私も2曲ご披露しました。(恥ずかしい!)

翌日は、今月開所したばかりの「にし保育所」を見学しました。
広大な敷地に木の香りのする新しい施設、子どもたちがのびのび楽しそうに過ごしています。大人の運動会もできそうな広い園庭、周りは緑がいっぱいです。
おもしろいのが教室と教室の間にトイレがあることです。これは現場の保育士さんの声を聞いて作られたもので、両隣のお教室の中からいけるトイレです。トイレが教室内にあるようなもので、他のこどもたちから目を離さずにトイレの世話ができるそうです。
市内に保育所がいっぱいある足利市には待機児童はいないそうです。
議員団全員がうらやましい!の連発です。

その後、足利市の伝統的工芸品に指定されている藍染の体験もできました。
自分で作った藍染のハンカチはとてもよいお土産になりました。

議長・副議長もいらしてくださった昼食会を終え、御礼と再会を約して皆さんとお別れしました。

私にとって初めての姉妹都市訪問は、とても有意義な経験でした。
足利市の議会事務局長をはじめ職員の方々にはたいへんお世話になりました。
また随行してくださった鎌倉市の議会事務局の職員さんもお疲れさまでした。

とくに団長を務められた野村修平議員は、選挙疲れでやや体調を崩しておられましたが、団長としてさまざま気を配っていただきました。
みなさんに感謝です。

市長選挙が終わりました。

2005年10月24日 | Weblog
応援していた石渡徳一現市長が3万8342票を獲得して2期目の当選を果たしました。
今、事務所での万歳を終えて帰宅したところです。

今回は参議院の補欠選挙との同時選挙で、こちらも応援していた川口順子氏も当選を決めました。
当選が確定すると、これまでの疲れも吹き飛んでしまいます。

今回は、私たち公明党をはじめ、自民党、民主党、連合神奈川、市議会会派の鎌倉同志会などが石渡市長を推薦をしての戦いでしたが、万全の体制とはいえ楽な選挙ではありませんでした。

全体の意思統一を図るのも、それぞれの組織の事情もあり、ましてや民主党さんとは参議院の補欠選挙では対立候補を抱える立場のなかでともに戦うのですから、それなりに気を遣う場面がありました。
ただ、それぞれの党派会派も市長選挙に勝つことの一点でそれを乗り越えようとの共通した意識の元で戦えたことは本当によかったと思います。

告示になってからは対立候補が中傷宣伝を展開するし、一部の新聞が完全に対立候補の主張に沿った書き方をしておりましたので、かえって陣営が引き締まった感もあります。

対立候補が争点を憲法9条に持ってこようとしたことにも、違和感をもちました。
果たして憲法9条の問題が市政になじむのでしょうか。

例の憲法9条の会の講演会の後援を市が取り消したことは間違いではありません。
というよりも発起人の顔ぶれを見れば、どのような会か一目瞭然なのにもかかわらず、市が後援を決定していたこと自体が問題であり、そのことを知った市長が憲法の問題について地方自治体としては中立の立場を守らなければならないとして後援を取り消したのは当然の判断でした。

後日、抗議のため市役所に乗り込んできた発起人の作家は、国会議員も市長も公務員なのだから、不磨の大典である憲法を遵守するという精神で言えば、憲法改正の是非を論議してはならないなどと、訳の分からないことを述べていたそうです。

ならば憲法に規定されている改正条項の条文はどうするのか。
憲法改正は各議院の3分の2以上の賛成で国会がこれを発議し、国民に提案します。
国民投票の過半数の賛成をもって成立し、天皇が国民の名でこれを公布することになっておりますが、作家の言い分ではその国会の発議すらできないではないですか。

大体、公務員である市長が憲法について論議するなといっておいて、市長選挙で憲法問題を取り上げるのは自語相違も甚だしい。
もしその作家が推す候補が当選して市長になっても、論議を禁止されているのなら憲法については何もいえないではないですか。

日本国憲法はアメリカと違って硬性憲法ですから、改正しにくいのは確かです。それがあるから、戦後の日本の政治秩序が守られてきた面もあると思います。
ただ、知る権利やプライバシーの権利、環境権など、憲法規定にない新しい権利が登場してきたことや、自衛隊の存在規定を明示していないなど、足りない点があることは確かです。
これについては、国のレベル、国民のレベルでしっかり論議をするべきでしょう。
市政のレベルの話ではありません。

それよりも住民自治のあり方を議論することのほうが先決です。
今回の選挙も、前回より投票率が上がったとはいえ、50%を割り込んでいるのですから。

遊説打ち上げ

2005年10月23日 | Weblog
市長選挙の街頭遊説が終わりました。
午後6時に大船駅東口、そして午後7時30分に鎌倉駅東口の街頭演説をもって、
7日間の選挙活動を終了することができました。

今年は、4月の市議会議員選挙にはじまり、9月の衆議院総選挙、そしてこの市長選挙と参議院神奈川選挙区の補欠選挙と鎌倉市では選挙イヤーとなりました。
党としても県内では2月の寒川町議選の応援、7月の東京都議選の応援にもいきました。
年明けから選挙ばかりをやっていたような気がします。

おかげで、街頭演説もたくさん経験させていただきました。
今日の鎌倉駅の最終遊説では国会議員をはじめ、たくさんの議員が応援に来ていたので、私の演説の予定はなかったのですが、直前になって演説をするようにいわれました。

昨日、市長と街頭遊説をしていたおかげで、急な登板でもなんとかできましたが、やはり先輩方とは違い、何度かつっかえてしまいました。反省しきりです。
細かい内容よりも、候補者への応援への勢いをつっかえながらも必死に訴えました。
それでも多くの聴衆の皆さんが、演説の合間合間に大きな拍手を下さいましたので、ちょっとひと安心です。

議員たるもの常に演説を心得ておかなければならないのだと今更ながら痛感しました。
今回の選挙戦、相手候補のネガティブキャンペーンもありましたが、こちらの陣営は同じ土俵で泥仕合をすることはせず、正々堂々と政策と実績を訴え、また個人演説会での市民との対話を重点に選挙戦を行いました。

明日はいよいよ投票日です。
私たちの闘いの成果が問われるときがきました。
これまでの多くの仲間たちの努力が報われますように。

街頭遊説

2005年10月21日 | Weblog
市長選挙も大詰めです。
今日は午前中、選挙カーに乗り込み、市長が合流するまでは白手袋をして助手席に座りました。

ウグイス嬢のお二人と交互にマイクを持ちながら、まずは車を移動しながらの遊説です。
自分の選挙ではボランティアの運動員さんにウグイス嬢をお願いしていましたので、プロフェッショナルの方とは初めて一緒になりました。

アナウンス一つにしてもいろいろなやり方があるものです。
お二人のウグイス嬢さんはよどみなく、しかしポイントははずさず、そして手を振ってくださる応援を見逃すまいと臨機応変のアナウンスを行っていました。
そんなお二人に感心しながら自分もマイクを持ちました。

大きな声を出す選挙カーを快く思わない方がいらっしゃるのもよく分かっていますので、私のアナウンスはどこか遠慮気味のところが出てしまいます。
しかしウグイス嬢さんたちは、割り切って大きな声でアナウンスしています。

と思ったら、ビルの横や狭いところ、病院や学校、そして通行中のベビーカーの横などを通過するときは巧みに音量を調節しながらアナウンスをしています。
こういうところはプロはすごい!

周囲に目を配り、ボリュームを調節しながら話すのはとても難しいものです。
私など、あれこれ操作しているうちに話す内容が分からなくなりそうです。

候補が合流するまで、2箇所で街頭演説を行いました。
マイクで演説しようと車を降りると、ウグイス嬢さんはさっと法定ビラをもち、あっという間に周囲にいらっしゃる方たちに配っています。
その動作に無駄がなく、感心することしきりです。
その勢いに乗せられて私の演説もつい力が入りました。

その後、候補も合流して、多くの場所をお借りして街頭演説を行いました。
あとで数えてみたら午前中だけで14箇所も行いました。

街頭で応援演説をする私の声を聞きつけて、近隣に住む私の支持者のみなさんが駆けつけてくださいました。感激のあまり演説にもさらに熱が入ります。
候補の話が長くなりそうになったら私が調節するように言われていたのですが、私のほうが夢中になってしまうこともありました。
朝からたいへんお騒がせいたしました。
そして演説を聴いていただいたみなさんありがとうございます。
選挙戦もあと1日かぎりです。
勝利を目指して、がんばらねば!

議会広報委員会と米寿のお祝い

2005年10月20日 | Weblog
今日は議会広報委員会がありました。
11月1日発行の議会だよりの編集についてが議題です。
そこでは前回決めた掲載記事の内容確認とレイアウトや掲載写真の決定を行いました。

9月定例会での一般質問が中心の記事になりますが、17人もの議員が一般質問を行いましたので、質問者全員を取り上げるのは難しく、大きなテーマを決めて、その内容での質問を取り上げます。

本会議中は耳で聞いていた一般質問の内容も、文章にしてみると各議員それぞれ大事な質問をおこなっていたものだなと改めて思います。
それだけ鎌倉市には取り上げるべき重要課題があるということですね。

今日の委員会では、そのほかに市議会として国に提出する意見書や議決された陳情、閉会直後に行われた全員協議会の内容などの記事が検討されました。
さらに掲載する写真を選ぶなど、作業は午前中いっぱいかかりました。

掲載記事の協議では、まず原稿をざっと読むのですが、だいたいの記事は一度読んだときには、これでいいかなと思ってしまいます。

しかし委員の1人がひとつの言葉の使い方や表現に疑問があると発言すると、そういえばその表現では不正確かもしれないと、そこで初めて気がつくことがあります。
議会独特の用語や法律用語をそのまま使ったのでは、市民が読んでわかりにくいことがあるものです。
私自身まだ議員になって半年しかたっていないのに、その部分を素通りして読んでいたのです。すでに議会用語慣れしている部分があることに驚き、深く反省しました。
常に読者の立場、市民の立場で原稿をチェックしないといけないのだと、勉強になります。

明日が出稿日です。
どんな議会だよりができたのか、どうぞ楽しみにしていてください。

今日の夜は、鎌倉在住の文人であり俳人である清水基吉先生の米寿を祝う会に出席させていただきました。
清水先生は米寿とはいえ、かくしゃくとなさっているなどという表現はとても似合わず、バリバリと活躍されている現役であるとお見受けしました。
著名な女流作家の方も出席されておりましたし、他にも名のある方々がいらしていたのですが、みなさんざっくばらんで飾らない方々のため、肩のこらないとても楽しい会でした。
このあとに用事が控えていたので、失礼ながら第一部で中座させていただきました。
できれば最後までいたかったので、ちょっと心残りでした。