鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

桜花爛漫

2006年03月31日 | Weblog
午前中、用事があり葉山・逗子と車で移動しました。

海岸線の国道を走っていると、鎌倉・材木座海岸は引き潮でした。
鎌倉時代の築港跡である和賀江嶋(わかえのしま)が顔を出し、水平線には伊豆大島がぽっかり。さらには富士山がくっきり。

(注:わき見運転していたわけではありませんから・・・)

進む道のところどころで桜の花のトンネルをくぐりました。
なんとのどかな一日だろう・・・
心にのどかな春の風景を楽しむ余裕がやっと出てきたようです。

役所にもどると現実の諸問題が待っていました。
一つひとつ片付けていましたが、ふと脳裏を「いったい今自分は何をやっているんだろう」という思いがよぎりました。

いかんいかん。
これが現実だ。
春ののどかな風景に心を奪われている暇はない。

夕方、会派の3人があつまって、会議を開きました。
あっというまに、手帳の日程が埋まっていきます。

桜花爛漫の一日の私のこころの風景でした。

職員の不祥事

2006年03月29日 | Weblog
逗子市議選の応援やら後片付けなどでしばらく登庁していませんでしたが、今日久しぶりに自分の控室に行きました。

議会棟は定例会が終了していましたので、登庁している議員も少なく、静かでしたが、外は役所全体が新年度の部局再編や人事異動の準備のため、ずいぶん慌しい様子でした。

今日は、部長さんや課長さんに用事があったのですがおかげで、何がどこに移動したのかわからず、役所内をうろうろしてしまいました。
ちょっと浦島太郎状態です。

教育委員会が本庁舎内に移動してきました。
いままで第3分庁舎で議会棟から一番離れておりましたが、今度はずいぶん近くなりました。
私は文教委員ですので、教育委員会に用事があるときなど、ちょっと助かります。

そんななか、文教関係の職員の不祥事のニュースが飛び込んできました。
ミスをごまかそうとして、してはいけないことをしてしまったとのこと。
教育委員会として明日、当該職員の処分を決めるようです。

ミスはミスとして適正の処理方法があるでしょうに、幹部職員たるものが不正な方法でごまかすとは言語道断です。

今後の行方をしっかり見ていかなければなりません。
というより、職員の綱紀を見直す必要があるかもしれません。

真面目に仕事をしている職員の足を引っ張るような幹部職員がいていいはずはありませんから・・・残念!

戦い終わって・・・

2006年03月28日 | Weblog
逗子市議選が終わり、今日は一日、事務所の後片付けをしていました。

といっても、主なものは人手がいた昨日のうちに片付けていましたので、今日は事務所の造作の解体と清掃でした。

大工さんの青年と2人、黙々と片付けていましたが、事務所はあっというまに元の姿に戻ってしまいます。

設営のときは、あれこれ時間がかかったのに、解体はものの2時間で終わってしまいました。

破壊は一瞬、建設は死闘だなと、つくづく思います。
ただ、勝利のあとだけに、心地よい疲れの中での作業でした。

借りていた長机やパイプ椅子も返し、選挙カーのスピーカーやアンプも返し、事務所で場所を取っていたものが次々と姿をけしていきます。
終わって、残ったのがごみの山。

うーむ。
たった一週間の選挙戦で、ここまでごみがでるか・・・

今回はできるだけ節約を心掛け、それぞれの持ち物を持ち寄っての事務所づくりにしたつもりなのですが。今後工夫していかねばならないでしょう。

分別して多かったのがやはり容器包装プラスチックと紙類で、生ごみはお茶がらくらいでした。
生ごみといえば、逗子市と鎌倉市はごみ処理を広域で行う準備をしています。
鎌倉市は、両市の生ごみ処理を担当することになっていますが、逗子市の市長が市長だけに、果たしてスムーズに話し合いが進むのか心配です。

ちょっと批判されると、すぐに切れて突っかかってくるような人物だということが今回の選挙戦でよくわかりましたので。

今日は片づけをしながら、そんなことを考えていました。


逗子市議選が終わりました。

2006年03月27日 | Weblog
お隣の逗子市で行われていた逗子市議会議員選挙が終わりました。

私が応援に入っていた新人の田中英一郎さんは7位で当選しました。

選挙中は鎌倉市の2月定例会の会期中でしたので、大変慌しい中での応援になってしまいましたが、無事当選、それも上位での勝利という結果にホッとしました。

昨年の今頃は、私の初の選挙で同じ思いをしていました。
今回当選した田中英一郎さんも私の選挙を手伝ってくださり、車の運転を買って出てくださるなど、ずいぶんお世話になりましたので、その恩返しができました。

選挙戦初日は、候補自身が大変緊張しており、街頭演説を聴いていても、聞いているこちらが冷や汗をかくようでしたが、最終日は大変力強く、候補本来の持ち味が十分に訴えられたと思います。

7日間でここまで変わるものかと、びっくりしました。

また多くの支持者の皆さんの献身的な応援に、頭が下がります。

田中さんの知人で、田中さんが出馬すると聞いて、わざわざ北海道や大阪、山梨からも駆けつけてくれた方がいらしたのには、感動しました。
これは田中さんの誠実な人柄のなせるわざなのでしょうね。

それにしても、今回の市議選で気になったのが、市長の行動です。
自分の奥さんが出馬したわけですが、選挙カーにどでかいキャンピングカーを持ち出し、市長自らが運転し、さらに逗子駅前の他候補の事務所前に4時間以上も停めたまま動かしませんでした。

あらゆる陣営が、そのやり方に憤慨していました。

私たちが街頭演説を終えて移動したあと、他の陣営とトラブルがあったようです。
聞いた話では告訴沙汰にしているようです。

でもその前に、市議会は市長をはじめとする行政をチェックする役目です。
そこに自分の妻が立候補するというのはどうなんだろう。

妻は当選しましたが、そのあおりを受けて、市長派といわれた現職が落選しました。
選挙の直前に立候補表明をした妻は、わずか2週間で当選、一方の現職は落選するでは、同じ市長派の中でも遺恨が残りそうですね。

お隣の市のことですが、少し心配になります。

2月定例会が終わりました。

2006年03月24日 | Weblog
昨日、2月8日から行われていた鎌倉市議会2月定例会が閉会しました。
ながーい予算委員会の理事者質疑を経て、昨日は最終日の本会議でしたが、岡本マンション建設問題での緊急質問が行われるなど最後まで異例ずくめともいえる議会でした。

昨日の緊急質問はいつもの一般質問よりも長く、また途中に数度の休憩がとられるなど、終わりの見えない議事が展開されました。

緊急質問の後、議案の採決が行われました。
注目は平成18年度鎌倉市一般会計予算の行方でした。
予算に対する討論の中で私は4番手で賛成討論を行いました。

A4の紙3枚の原稿を用意しましたが、長すぎて顰蹙(ひんしゅく)を買わないか心配になりましたが、私より討論の長い議員がいましたので、あまり目立ちませんでした。ちょっと安心したりして・・・

1票差でしたが、予算案は可決され、成立しました。
(ついでに市長の問責決議も採択されたりして・・・)

この定例会では、代表質問や予算委員会や、賛成討論などをさせてもらいましたが、まだ1年生にもかかわらず、機会にめぐまれ、本当に勉強になりました。

今、隣の逗子市では市議会議員選挙が行われています。
私が応援しているのは新人候補です。
彼の奮闘振りは、去年の私を見ているようでその大変さがよく分かります。
というより、私のときよりも大変かもしれません。

なんとか明後日の投票日には大勝利してもらいたいものです。


長ーい予算委員会が終わりました。

2006年03月18日 | Weblog
予算委員会がやっと終わりました。
鎌倉市の新年度一般会計の予算審議は、まず各常任委員会で審査した後、予算特別委員会で審査されます。
担当部局別の質疑が4日間行われ、その質疑では足らず、さらに市長など理事者側に問うべき内容について最終日に理事者質疑が行われます。
その最終日が月曜日だったのですが、神奈川県の開発審査会で開発許可の取り消し処分がなされたマンション建設の再申請の取り扱いを巡って審議が長引きました。

理事者(市長)側が休憩をとり、答弁を調整する作業が断続的に行われ、延会につぐ延会が重なり、結局審査が終わったのは5日後の土曜日の午前3時でした。

結局、委員会の結論は予算案の否決という事態になりました。

予算委員会の委員として初めて審査に臨みましたが、いやはや疲れました。
あとは本会議での採決次第というタイトな局面です。

理事者質疑での各委員の質問を聞いていると、現場の幹部職員に聞くべきような細かな内容を市長に質すという場違いな質問を長々と繰り返す委員もいれば、気に入った答弁が出なければ、委員長に止められるまで何度も同じ質問を繰り返す委員もいたりで、聞いているこちらも傍聴者も、答弁する市長も忍耐を強いられる有様でした。

都市計画法や市の条例、規則の条文の内容のとらえ方で審議がストップしたときは、私自身わけがわからなくなり、休憩時間に庁内の別の部署にいる高校の先輩のところに行き、レクチャーしてもらいました。
先輩は私見を交えず、客観的に教えてくださり、おかげで内容が飲み込めました。
先輩に感謝です!

最後のほうで、本来、理事者質疑とはこうあるべきという模範のような質問をした委員がいました。
この委員は市長野党の立場の委員でしたが、逆の立場の委員である私が聞いていても胸のすくような質問に、対する市長もしっかりと答弁していました。(質疑と答弁の内容がかみ合っているかどうかは別としても)

わたしは原局との質疑のみを行いましたので、今回の理事者質疑はただひたすら聞いていました。
はじめは黙って聞いていましたが、そのうち質疑を聞いていて、「そうじゃない」とか「そういうことを言っているんじゃない」などと独り言がはじまり、そのうちそのボリュームが大きくなってきてしまいまいした。

ディベートのあり方については、さまざまな考えがあるのだろうけれども、今回のような議会の予算委員会における理事者質疑の目的はあくまでも市民の代表という立場で、市政をチェックするということだと思います。

ところが今回の質疑では、まるで裁判の検察官のように理事者側を追及することに終始したり、自分の理論に陶酔してしまい、自分の理論の流れに市長を引き込もうとして失敗したり、質問しているうちに自分の論理が破たんしてしまって途中で質問を打ち切っているような質疑の様子が繰り広げられました。
ただ私としてはそれなりに勉強になりました。

結論はどうあれ、質疑の流れにそって、その決着点をいくつか頭の中に用意していくべきであると思いました。

議会ですから、委員それぞれの立場の思惑があっての質問になります。
その背景を考えながら聞いていると質問意図がわかるのですが、何も知らない傍聴者にとっては何を質問し、何が問題になっているのかがつかみにくいのではないかと思いました。

何はともあれ、来週行われる最終日の本会議の結論を議会としてどう出すのか。
今度は、議会側が問われていきます。

中学校の卒業式

2006年03月11日 | Weblog
今日は地元の中学校で行われた卒業式に出席しました。
知り合いのお子さんも何人か卒業しますので、晴れ姿を楽しみに学校まで行きました。

あいにくの雨模様で、ちょっとかわいそうでしたが、式の内容はとてもすばらしいものでした。

卒業証書授与の風景は、あの金八先生の場面を思い出すようでした。
それだけあのドラマも卒業式のあり方を取材していたのでしょうね。

圧巻だったのは、合唱でした。
昨年、この学校の合唱コンクールに出席していましたので、合唱がさかんであることは分かっていたのですが、卒業式に卒業生や在校生が気持ちを込めて歌う姿は本当にすばらしく、また感動の涙を流してしまいました。

とくに卒業生、在校生が歌う合唱曲「さようなら」の合唱場面では、正面ステージと左右の三方向からサラウンドで歌声が響き、鳥肌が立つほどでした。

2曲目の「巣立ちの歌」の合唱を指揮した女子生徒を見て驚きました。
高校時代のブラバンの女子の先輩で、私にクラリネットを教えてくれた方にそっくりだったのです。
それもそのはず、紹介された名前を聞いたら、まさしくその先輩のお嬢さんだったのです。

会場を見回したら、保護者席にその先輩を見つけました。
やっぱり生き写しの親子でした。

さらに先生方の中には、私の小中学校時代の同級生がいました。
またまたびっくりです。

うーむ。
鎌倉は狭いというか、人間関係が濃いというか・・・
でも地元だから当たり前か。

最後の合唱はおなじみの名曲「大地讃頌」でした。
涙ぐみながらも懸命に歌っている卒業生の姿に、会場は感動に包まれました。

感動の中、式が終わると、卒業生たちは、それぞれ仕掛けていたクラッカーや紙ふぶき、風船を飛ばしながら明るく退場していきました。
とてもすがすがしい卒業式でした。

卒業生のみなさん!
ご卒業おめでとう!
その旅立ちに幸多からんことを祈ります。

そういえば私の甥っ子も、今日が中学校の卒業式です。
お祝いをしてやらなければ・・・

予算委員会第3日

2006年03月08日 | Weblog
予算委員会第3日
終了は21時でした。

今年は鎌倉市で火災が多く、すでに8件も火事があり、1人が亡くなっています。

火事で焼け出された方のために、鎌倉市では空き家を確保しておくことになっているのですが、2月に近所で発生した火災では、空き家の確保ができていませんでした。
私は審査の質問の中で、しっかり確保しておくよう要望しました。

交通不便地域での乗り合いタクシーの実証実験が始まりますので、そのあり方についても質問しました。
道が細く、ミニバスも通れない地域では大変重要な足になります。
他の会派の委員も質問していましたが、私は文教委員ですので、その実験の内容について詳しく聞かされていませんでしたから、その点について質問しました。

今日のメインは、マンション開発の問題でした。
長々と質問を繰り返す委員もいましたが、新しい視点での追及はなく、はじめから答弁の内容が分かってしまうような質問ばかりで、審査のありかたに少し疑問を持ちました。
開発に反対している人々の意見を代弁しているともいえず、自分の論理に引き込もうとしているような質問が多かったと思いました。
でも自分の論理に引き込むには、資料不足の感があるような感じを受けてしまい、少し拍子抜けしました。

ただ私は質問していた委員ほど議論できるかといえば、まだそんな域には達していませんので、その点で、すごいなとも思いましたが・・・

予算委員会初日

2006年03月07日 | Weblog
今日から鎌倉市議会では平成18年度の予算委員会が始まりました。
朝10時から審査が始まり、初日分が終了したのは午後10時でした。

審査が紛糾したわけではないのですが、各委員からの質問が多く、予定よりも4時間も多く時間がかかってしまいました。

私は、なるべく質問を少なめにして、やり取りも短めにしたのですが、それでも多かったかもしれません。

それにしても、ニート・フリーター対策の質問に対する答弁には驚かされました。
17万人の鎌倉市でも、フリーターは約3000人、ニートは約1000人いるとのことでした。

今年の成人式では、新成人はおよそ1500人でしたので、かなり広い年代層にニート・フリーターがいることになります。

ニートになる経緯はさまざまで、一概にやる気のない若者のこととはいえませんし、フリーターの4割は正社員を希望しているとの調査結果もあります。

若い力が発揮されないのはもったいない。
国や県が中心となってその対策に取り組むべきことではありますが・・・
身近な市としてもなんとかサポート体制を作り上げなければなりません。

ゆうべ遅い時間にニートの若者を取り上げたテレビ番組がありましたが、やる気がない若者だけしか登場しませんでした。

これでは解決にならない。
ステレオタイプのみを取り上げて誇張するだけでは、誤解が増すばかりです。

もっと社会の理解が進まなければいけないと思いました。

代表質問

2006年03月01日 | Weblog
初めての代表質問が終わりました。

今まで、原稿作成に没頭していたため、ブログの更新ができませんでした。
すいません。

A4で28ページの原稿を14回も書き直しての登壇です。
5番目でしたので、2日目の午前、1番めの質問になりました。

前日の日程が終わったとき、2日目の午前中は藤田副議長が議長席に座ることを知らされました。
慣例で、2日目の午前中は副議長が議長席に座るとのことでした。

自分の質問のときに、同じ会派の先輩が議長席にいてくれるとは、ありがたい限りで、落ち着いてできると思ったのですが、副議長もけっこう緊張していたみたいで、後ろから緊張のオーラが飛んできました。

自分としては、あまりあがらずにできたと思ったのですが、質問中、体が固まっていたみたいで、おわったら腰がいたくて・・・

考えてみれば50分、固まったまま原稿を読んでいました。
そういえばあまり動かなかったような・・・

降壇後、休憩を挟んでの理事者答弁も丁寧にいただきました。
大石議員からは合格点をもらい、ほっとした一日でした。

しかし!
自分の番が終わると、睡魔が!!!
後の議員の質問中、ずっと睡魔との闘いでした。

先輩議員さん。
スイマセンでした!!!