鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

平成24年度鎌倉市総合防災訓練が行われました。

2012年08月28日 | Weblog
 平成24年度鎌倉市総合防災訓練が28日、鎌倉市山崎浄化センターで行われました。

 この日は訓練会場と同時に、七里ガ浜町内会の住民防災訓練と稲瀬川保育園での避難訓練がそれぞれ現地で行われました。

 その避難状況を確認するため、陸上自衛隊第31普通科連隊が情報収集に出発しました。



 鎌倉青年会議所バイクボランティアも市内の被災状況の情報収集に出発しました。



 観光地である鎌倉市は昨年の東日本大震災で5000人もの帰宅困難者が発生しました。また、東京方面からの帰宅が困難になった市民も多く出ました。

 そこで今年はJR東日本と江ノ電バスによる帰宅困難者の鉄道からバスへと代行輸送への誘導訓練が行われました。





 鎌倉市ではペットと暮らす市民が大勢います。そこで今年は鎌倉・逗子・葉山の獣医師さんで構成する湘南獣医師会により、ペット同伴避難者対応訓練が初めて行われました。



 通行不可能となった道路を復旧するため、土砂を除去し、埋まった車両を移動させる訓練が、鎌倉市建設業協会、湘南ロードサービス、神奈川県自動車整備振興会鎌倉支部、鎌倉市都市整備部の皆さんにより行われました。





 破損した水道管の応急復旧訓練が、神奈川県企業庁鎌倉水道営業所と鎌倉市管工事業協同組合の皆さんにより行われました。
 


 NTT東日本による特設公衆電話の設置訓練です。



 東京電力藤沢支社と神奈川県電気工事工業組合藤沢地区本部のみなさんによる電線復旧工事と照明の応急復旧訓練です。



 鎌倉市自主防災組織連合会のみなさんによる救出訓練です。



 鎌倉市消防本部消防特別救助隊による倒壊家屋からの救出訓練です。







 救出訓練には陸上自衛隊第31普通科連隊の皆さんも本番さながらに参加しました。





 鎌倉市消防団第18・19・20分団による消火訓練も行われました。





 最後は、ビルの屋上に取り残された孤立住民をヘリコプターで救助する訓練が横浜市消防局のみなさんにより行われました。









 最後に災害対策本部長である松尾市長からあいさつがありました。




「武家の古都・鎌倉」世界遺産登録候補資産を視察しました。

2012年08月27日 | Weblog

 鎌倉市議会有志で構成する政策法務研究会では27日、世界遺産登録を目指している「武家の古都・鎌倉」の候補資産を視察しました。

 鎌倉市では、この「武家の古都・鎌倉」という考え方に基づいて、武家文化の成立と発展に深く関わる歴史的遺産(史跡)を、世界遺産登録の対象構成資産に位置づけています。

 「武家の古都・鎌倉」は、武家政権所在地の整備に大きな影響を与えた要害的地形を示す山稜部と、その山裾や谷間などに造られた神社・寺院などの重要な要素により構成されています。

 重要な要素は、11の神社・寺院と、10の寺院跡・武家館跡・切通・港跡の考古学的遺跡です。

 対象構成資産は鎌倉市だけでなく、隣接する横浜市、逗子市にもあります。

 そしてそれら構成資産を保護するために必要な国指定史跡の指定や保存管理計画の策定、対象構成資産の周辺の景観や環境を保護する緩衝地帯(バッファゾーン)の検討などを行っています。

 今日は世界遺産登録推進担当部長さんらの案内で、まず武家館跡の「北条氏常盤亭跡」を訪問しました。



 ここは鎌倉幕府7代執権の北条政村など北条氏常盤一族の邸宅跡が良好な形で残されている可能性がきわめて高いところだそうです。

 次に「永福寺(ようふくじ)跡」に行きました。

 永福寺は、鎌倉幕府の成立期に当たる1189年に奥州藤原氏を滅ぼした源頼朝が、1192年に敵の戦死者の冥福を祈って建設を始めた寺院です。

『吾妻鏡』によると、永福寺は、平泉の中尊寺二階堂大長寿院や毛越寺金堂を手本にしたそうです



 中心伽藍の二階堂、薬師堂、阿弥陀堂の跡や池の跡があり、公開に向けた工事が行われていました。

 そして次は「朝夷奈切通(あさいなきりどおし)」です・

 三方を山に囲まれた鎌倉に入るには必ず切通を通らなければなりませんでした。

 切通とはその名のとおり山を切り開いて作った道です。

 朝夷奈切通は、鶴岡八幡宮の東、約3kmの位置に、鎌倉市から横浜市金沢区にまたがっています。



 切通の周囲には多数のやぐら(山腹に作った横穴で、貴人や僧の墓所)があり、切岸という崖や切り開いた平地などの遺構が、良好な状態で保存されていました。

 午後は、横浜市金沢区の称名寺にいきました。

 称名寺は、元寇前後の幕府で活躍した北条実時の持仏堂が始まりで、そののち一族によって伽藍や庭園が再造営されました。



 現在の境内は、山門の正面に浄土池を中心とした庭園を配し、その北側に諸伽藍が並んでいます。

 当時の称名寺は仏教教学の研究がとりわけ盛んに行われ、「金沢学校」とも呼ばれた日本における中世の大学でした。

 とくに称名寺に作られた「金沢文庫」には、教学研究のために収集された中国伝来の美術工芸品、書籍、典籍類などの大量の文物があったそうで、現在、境内に隣接する「神奈川県立金沢文庫」に引き継がれています。

 最後は「名越切通(なごえきりどおし)」です。

 鎌倉市から逗子市にまたがって所在する名越切通は、鎌倉の南東、逗子を経て三浦半島へと向かう要路に建設された切通です。

 逗子側の出口付近では高さ約10mの崖があり、外敵からの防御を考えた構造だそうです。

 切通周辺にはまんだら堂やぐら群を始めとするやぐらがたくさんあります。

 まんだら堂やぐら群は鎌倉・逗子でも最大規模のやぐら群です。



 やぐらが段をつくって開いているようすは、やぐら内の無数の五輪塔もあり、独特な葬送空間です。

 本年1月には、「武家の古都・鎌倉」の推薦書(正式版)が、国からユネスコ世界遺産センターへ提出されました。

 9月24日から27日まで、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)による現地調査が行われます。

 来年5月頃にはイコモスから評価結果が勧告され、夏頃に開催されるユネスコ世界遺産委員会における審査を経て、登録の可否が決定される予定です。

公明党神奈川県本部夏季議員研修会が開催されました。

2012年08月20日 | Weblog

 公明党神奈川県本部所属議員が一堂に会して各議会の活動ぶりや国政について共通認識を研さんする恒例の夏季議員研修会が20日、山口那津男公明党代表の出席のもと横浜市内で行われました。

 冒頭、上田勇県本部代表(衆議院神奈川6区予定候補)が挨拶に立ち、議員は公人として市民から尊敬される存在でなければならないとの自覚をもつべきことを強調し、さらには来たるべき総選挙での捲土重来を期して戦い抜く決意を述べました。



 つづいて9月23日投票の座間市議選、大井町議選に挑戦する候補予定者が決意を述べました。



 次に今季限りで勇退することを表明した松あきら副代表(神奈川県選出、参議院議員)が挨拶にたち、神奈川の同志への感謝と、残りの1年間の任期を党勢拡大、政策実現に頑張りぬく決意を語られました。



 そして山口那津男党代表が挨拶にたち、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神の淵源を再確認する中で、公明党議員のチームプレーが公明党の社会における存在意義であると強調されました。



 また、社会保障と税の一体改革の修正8法案の採決にあたり行われた三党党首会談で、なるべく解散したくない民主党と一日も早く政権奪還を目指している自民党が対立し、採決が危ぶまれているというせめぎ合いの中、山口代表が国民生活の立場に立つならば8つの修正案を成立させ、持続可能な社会保障体制を確立することが第一とすべきであるとの姿勢を貫いたようすが語られました。

 そして野田首相の「近いうちに民意を問う」との言葉がさまざまな解釈を呼んでいるが、いつ衆議院の解散があっても必ず勝利すべく、常在戦場の意識で戦い抜こうと呼びかけました。

 第2部では横浜市議会公明党が中心となって議員提案し成立させた「横浜市市民協働条例」制定までの経過が報告されました。

 また浜田まさよし副代表(参議院議員)からは税制改革と各原発事故調査報告内容と提言について報告がありました。


 
 古屋範子党女性委員長(衆議院議員、比例区南関東予定候補)からは、一体改革で実現した公明党の主張した社会保障改革の内容について報告がありました。

 第3部ではNPO法人全国地域PFI協会会員の伊庭オフィス代表の伊庭良和氏が講師となって、「地域密着型PFIについて」の講演がありました。


大和市議会議員さんらが視察に来られました。

2012年08月14日 | Weblog

大和市議会議員さん2名と大和市議会事務局職員さん3名が14日、鎌倉市議会を訪れ、鎌倉市議会有志で構成する政策法務研究会の活動について視察されました。

政策法務研究会からは前川綾子議員、池田実議員が出席して質疑に応じました。私もオブザーバー参加しました。



大和市議会でも議員提案による条例制定の動きがあり、議員さんからは鎌倉市議会での議員提案による「自転車の安全利用を促進する条例」制定に至る経緯について、さまざまな角度からの質問がありました。

議会事務局からも次長などが出席してくれました。

議員・事務局職員が普通救命講習を受講しました。

2012年08月09日 | Weblog

 鎌倉市議会議員有志と議会事務局職員が9日、本会議場を会場に普通救命講習を受講しました。

 市議会議員10名と事務局職員が受講者となり、消防本部の警防救急課長始め4人の消防職員が講師となって、DVDの解説のあと実際にAED(自動体外式除細動器)を使っての救命講習が行われました。

 昨年以来、市役所内で実際にAEDを使用する症例が2件ありました。

 AEDは、心電図を解析して除細動(電気ショック) が必要な不整脈を判断します。
音声メッセージにより、救助者に使用方法を指示してくれますので、特別な資格がなくても、誰にでも行えるのが応急手当です。

 私が普通救命講習を受講するのは2回目ですが、最初に受講してから6年ほど立ちますので、改めて平成24年1月から日本版救急蘇生ガイドライン(ガイドライン2010)に準拠した心肺蘇生法を学び、万が一の緊急事態に備えて、適切な応急手当を繰り返し学び、身につけておきたいと思い、今回受講しました。

 応急手当では、現場に居合わせた人の迅速な119番通報と、速やかな応急手当で、救急隊員による高度な応急処置と適切な医療機関への搬送につなげ、医療機関での適切な医療処置に結び付けることができます。

 救急車が要請を受けてから現場に到着するまでの鎌倉市の平均時間は、5.1分(平成17年度)だそうです。傷病者を救命するには、この約5分がかけがえのない時間となります。

今日の講習で改めて確認したのが
・傷病者に近寄る前に周囲を見渡して安全であることを確認する安全の確認

・傷病者の肩をやさしくたたきながら大声で呼びかけ反応があるかの確認

・傷病者に反応がない場合は、「誰か来てください! 人が倒れています!」などと大声で叫び応援を呼ぶ大声で叫んで周囲の注意を喚起し、「119番通報をお願いします」「AEDを持ってきてください」など、具体的に依頼すること。

・約10秒かけて胸と腹部の動きも観察して呼吸をみること。

・呼吸がなければただちに胸骨圧迫30回と、気道を確保しての人工呼吸2回の組み合わせによる心肺蘇生法を実施すること。





・心肺蘇生を行っている途中でAEDが届いたら、すぐにAEDを使う準備に移ること。
などです。

 AEDの操作では、練習用のAEDを用いて、電極パッドを貼り付け、音声アナウンスをもとに操作しました。



 その後、消防職員による解説があり、さらに脳卒中や心筋梗塞などの症例と対処方法について学びました。

 鎌倉市消防本部では普通救命講習を年8回、上級救命講習を年4回、消防署や消防出張所、公共施設などを会場に行っています。

 近年は救命講習への関心も高まり、受講者が増えているということです。

 多くの市民のみなさんが受講されることを願っています。

第9回深沢夏まつりが開催されました。

2012年08月04日 | Weblog
鎌倉市西部の深沢地区の住民手づくりのお祭りである深沢夏まつりが4日、深沢小学校校庭や小学校脇を流れる新川沿道を会場に開かれました。

午後3時ごろ、にわか雨に見舞われ、激しい土砂降りで小学校校庭が一面水浸しになってしまいました。実行委員会役員のみなさんがプログラムや準備の偏向など対応に追われましたが、まもなく雨があがり、無事に開催にこぎつけました。



特設ステージの水のかきだし作業なども役員総出で行われ、地元の幼稚園、認定こども園の園児たちによる演技も元気に行われました。



松尾市長も浴衣姿で駆けつけ、カメラを向けると実行委員会の役員さんと一緒に写真に納まってくれました。


第12回かまくら子ども議会

2012年08月02日 | Weblog
 小中学生が1日議員となって、鎌倉の市政について市長や執行部に質問する第12回かまくら子ども議会が2日、市議会本会議場で行われました。

 今年は中学生の子ども議会で、市内の国公立中学10校から20名が議員となって参加しました。

 中学生議員は、商店街振興、世界遺産登録と観光、博物館構想、男性の子育て参加、ホタルの舞う環境保護、景観保全のための看板のあり方、ごみのリサイクル、駅や道路のバリアフリー、高齢者施設のあり方など、鎌倉市民としてのしっかりした視点からの質問が展開されました。



 中には、原発事故を受けての放射能対策のあり方や中学校給食開始の是非を問う質問もあり、市長や教育長をはじめ、部長・次長を中心とした執行部側も真剣に答弁していました。

 最後に子ども議員から「かまくら子ども議会宣言」が提案され、全会一致で採択されました。