鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

毅然として

2007年04月19日 | Weblog
長崎市の伊藤一長市長が、懸命の救命措置にもかかわらず、亡くなられたことは悲しく、ましてや選挙中の候補者が銃撃されるという極めて深刻な異例の事件でもあり衝撃的です。

公明党の北側一雄幹事長は、
「極めて卑劣な暴力行為。民主主義の基本である選挙の自由、表現の自由に対する挑戦だ。厳しく処置されなければならない」と厳しく非難しています。

事件の影響により、政治家や候補者が発言や言動を過度に控えるようになってはいけないと思います。
暴力による言論封殺の風潮がはびこることは、民主主義の根幹が崩れることになります。

警察は、事件の真相解明とともに、警備態勢の強化、銃の取り締まり、暴力団の摘発など、あらゆる手立てを講じてもらいたいものです。

今回のような卑劣な事件へ毅然として対応することが、暴力やテロを絶対に許さないとの強い意識を生み出し、同様の事件の連鎖を防ぐことになります。

伊藤市長の死が無駄なりませんように。

告示の日に

2007年04月17日 | Weblog
ブログの更新が滞っています。
申し訳ありません。

先日の知事選、県会議員選、政令市会選に引き続き、ただいま統一地方選挙後半戦、一般市議選、町議選の真っ最中で、統一外の市議である私は、近隣市町の公明党公認候補の応援に入っています。

今日は葉山町議選の告示で、5期目に挑戦する鈴木みちこ候補の遊説第一声に駆けつけました。

天候が心配されましたが、演説中は雨も降らず、まずまずのスタートを切ることができました。

本人の演説も具体的で、数々のとりくみと実績を述べられ、今後の葉山町政のあるべき姿を力強く訴えていました。
頼もしい限りです。

寒の戻りかと思うくらいの天気ですが、なんとか5日間がんばってほしいと願っています。

といいつつ、今テレビでは長崎市長の伊藤一長市長が暴力団員と思われる男に狙撃され、心配停止状態であるとのニュースを緊迫した様子で伝えています。

背筋が凍りつくような事件です。

長崎市長が撃たれたということで、かつて本島等長崎市長が市役所で車に乗り込もうとした時、右翼団体の男が至近距離からピストルで撃たれた事件を思い出しました。

平成2年のことでした。

そのときも犯人は周辺にいた市関係者らが取り押さえ警察に引き渡されたそうですが、同じようなことが長崎で繰り返されるとは・・・。

当時、本島市長が「戦争は天皇に責任がある」と発言したことで、それ以来、市長への嫌がらせや脅迫が続き、県警が警戒していましたが、その警戒を解除した矢先のテロだったそうです。

犯人の元受刑者は平成12年刑期満了で出所。所属していた右翼団体の創始者と養子縁組してその団体の幹部となっているそうです。

長崎市は原爆被爆地であることから、毎年8月9日の慰霊式典での長崎市長の発言が注目されます。

そのことと関係があるのかどうか、それとも個人的な恨みによる犯行なのか、報道を見ても今の時点では分かりませんが、いずれにせよ、暴力による威圧や言論封殺は許せません。

時を同じくしてアメリカでも大学で銃乱射事件があり、恐ろしいことに32人も殺されたとか。地獄絵図です。

銃がはびこるような社会は、なんとかしなければならないと、強く憤っています。

伊藤市長の回復を祈るばかりです。