最近、管理職の役割について考えさせられることがあります。
『企業と人材』2008年1月5日・20日号(産労総合研究所)に、管理職に求められる能力について一例が挙げられていました。
業種、組織形態等によってバラツキはあるものの、たとえば
「部長」に求められる能力には、ビジョン・政策立案力、戦略的思考、リーダーシップなど。
「課長」に求められる能力としては、部下の管理・育成能力、リーダーシップ、問題形成・解決能力など。
「係長」にもとめられる能力としては、業務の遂行能力・知識、コミュニケーション能力、問題形成・解決能力など
が挙げられていました。
どれも当たり前のことが並んでいますが、どれひとつとっても重い内容の能力で、自分にあるかといわれると黙ってしまいます。
そのなかで私自身が一番大変だと思うことは、「部下の管理・育成能力」ではないかと思います。
自分も、かつてリーダー的役目や人事、総務などの管理の仕事を務めましたが、一番苦労したのは、顧客や企業など外部との交渉ごとよりも、社員一人一人の心の掌握でした。
部下や同僚のモチベーションの高さをそろえることや、会社としての仕事の目標を共有することはもちろんのこと、部下が個人的にどのような問題を抱えているかまで掌握しなければならないこともありました。
一社員のいいかげんな仕事が会社にとって致命的なトラブルになることもあります。
田んぼのあぜの畷(なわて)をいくら堅固に作っても、蟻の作るわずかな一穴から崩れてしまうといわれているとおりです。
しかし一社員の完璧な仕事が会社にとって大きなプラスになることもありました。
部下の心の掌握が管理職にとって一番大事なことであり、大変なことと思います。
いまその大変さを嫌って管理職になりたがらない人も多いとか。
その背景にあるものを考えると、なりたがらない人を一概に批判もできないなとは思います。
しかしよくよく考えてみると、管理職であろうとなかろうと、自分の仕事に対して「責任」をもち、「責任」を果たし、「責任」をとることは、社会に生きる人間としては当然だとも思います。
当たり前ですが「責任」から逃げ出したくなるような社会であってはいけません。
最近、そう考えさせられることがよくあります。
『企業と人材』2008年1月5日・20日号(産労総合研究所)に、管理職に求められる能力について一例が挙げられていました。
業種、組織形態等によってバラツキはあるものの、たとえば
「部長」に求められる能力には、ビジョン・政策立案力、戦略的思考、リーダーシップなど。
「課長」に求められる能力としては、部下の管理・育成能力、リーダーシップ、問題形成・解決能力など。
「係長」にもとめられる能力としては、業務の遂行能力・知識、コミュニケーション能力、問題形成・解決能力など
が挙げられていました。
どれも当たり前のことが並んでいますが、どれひとつとっても重い内容の能力で、自分にあるかといわれると黙ってしまいます。
そのなかで私自身が一番大変だと思うことは、「部下の管理・育成能力」ではないかと思います。
自分も、かつてリーダー的役目や人事、総務などの管理の仕事を務めましたが、一番苦労したのは、顧客や企業など外部との交渉ごとよりも、社員一人一人の心の掌握でした。
部下や同僚のモチベーションの高さをそろえることや、会社としての仕事の目標を共有することはもちろんのこと、部下が個人的にどのような問題を抱えているかまで掌握しなければならないこともありました。
一社員のいいかげんな仕事が会社にとって致命的なトラブルになることもあります。
田んぼのあぜの畷(なわて)をいくら堅固に作っても、蟻の作るわずかな一穴から崩れてしまうといわれているとおりです。
しかし一社員の完璧な仕事が会社にとって大きなプラスになることもありました。
部下の心の掌握が管理職にとって一番大事なことであり、大変なことと思います。
いまその大変さを嫌って管理職になりたがらない人も多いとか。
その背景にあるものを考えると、なりたがらない人を一概に批判もできないなとは思います。
しかしよくよく考えてみると、管理職であろうとなかろうと、自分の仕事に対して「責任」をもち、「責任」を果たし、「責任」をとることは、社会に生きる人間としては当然だとも思います。
当たり前ですが「責任」から逃げ出したくなるような社会であってはいけません。
最近、そう考えさせられることがよくあります。