鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

腰越みなとまつり

2011年09月25日 | Weblog

シルバーウィーク最終日の25日、腰越漁港で腰越みなとまつりがおこなわれ、過ごしやすい天候の中、多くの参加者でにぎわいました。

サイコロステーキやさまざまな食べ物や被災地支援のTシャツ販売のブースなどでにぎわい、私はハワイアンプリントの生地で作られたエコバッグを求めました。

中央のステージでは、地元の中学や高校のブラスバンドの演奏などが行われました。



東関東吹奏楽コンクールで優秀な成績を収めた中学校の演奏では、アンコールの声もかかるほど、つめかけた聴衆を楽しませてくれました。



鎌倉市におけるPRE戦略について

2011年09月09日 | Weblog

 7日から始まった鎌倉市議会9月定例会3日目の今日、私は一般質問の12番目として質問に立ちました。

 今回のテーマは、鎌倉市におけるPRE戦略についてです。

 国・地方自治体の庁舎、学校、公民館など公的不動産(公有資産)は、PRE(Public Real Estate)と称されます。

 地方自治体は、地域振興等のために不動産を所有・管理しています。

 これまでは、特に高度経済成長期における公共施設に対する需要の拡大を背景に施設の建設等を進めてきましたが、公的不動産については、中長期的な視点からの維持管理コストについての把握・分析の必要性が指摘され、更なる効率化、市民の利便性向上に向けた活用が求められています。

 特に、人口減少、少子高齢化へと社会情勢が変化していくなかで、公共施設に対する住民ニーズも変化していくと考えられ、それに伴い、資産過剰や用途のミスマッチが起こることも予想されます。

 一方、わが国の長引く景気低迷の影響等により、地方自治体の財政状況を取り巻く環境も厳しい状況にあり、公的不動産の取り扱いに対する社会の関心度が高まってきています。

 そうした中にあって、地方自治体が財政の健全化に向け、自治体が有する資産の適切な選択と集中を行うために、公的不動産を経営的な観点から捉え、賃貸運用や売却などを含めた有効活用や最適化を図っていく必要があります。

 それが、PRE戦略と呼ばれるものです。PRE戦略とは、国や地方自治体が所有する公的不動産を戦略的な観点からマネジメントし、「長期的」や「全体最適」などの視点に基づき、その所有・利用形態を合理化していこうという“戦略”で、近年、その検討・導入が求められています。

 国土交通省は、平成19年度から「公的不動産の合理的な所有・利用に関する研究会(PRE研究会)」を設置し、地方公共団体における公的不動産の適切なマネジメント(PRE戦略)について検討。

 さらには平成21年5月に、地方公共団体がPRE戦略を立案・実践するにあたっての基本的な参考書となる「PRE戦略を実践するための手引書」を公表しています。

 住民ニーズを尊重しながら公共・公益的な目的を踏まえつつ、経済の活性化及び財政健全化を図るべく、各自治体における適切で効率的な管理、運用を進めていくためのPRE戦略の検討、導入に向けて取り組むよう、質問しました。

 市長や部長からはかなり前向きの答弁があったと思っています。

バイオマスエネルギー回収施設と生ごみ分別

2011年09月03日 | Weblog
 市議会議員有志が主催して行っている鎌倉市のごみ問題について考える「かまくら市民講演会」が3日、鎌倉市内のホールで開催されました。

 今回も第1回に引き続き、日本大学大学院教授で前鎌倉市生活環境整備審議会委員の野池達也先生が、「バイオマスエネルギー回収施設と生ごみ分別」をテーマに講演してくださいました。

 70名を超える聴衆を前に、野池先生は日本のメタン発酵技術がどこまで進んでいるか、各地で行っているバイオマス施設の事例やこれから稼働する施設の概要について、スライド映像をもとに詳しく解説してくださいました。



 なかでも地球温暖化ガスの発生量の割合について鎌倉市は、横浜市などの大都市よりも多いというデータが示されたことには驚きました。

 野池先生は、鎌倉市山崎に計画されていても、ストップしたままのバイオマスエネルギー回収施設の概要も示され、脱原発や再生エネルギー利用が求められている今、鎌倉市が整備する意義を強調されて講演を終えられました。