鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

議会のありかた、人事のありかた

2010年09月30日 | Weblog

議会運営委員会が開かれ、議会のあり方について議論が行われました。

議長の諮問を受け、検討が続いているものですが、今日は一般質問で質問者が円滑に質問できる配慮のあり方など5項目が議題となりました。

今日改めて認識したのは議会事務局の大変さです。

人数が限られている中でも、定例会開会中だけでなく、普段から本当に忙しく働いている事務局です。

議会活動は議会事務局の助けがなくては全く機能しません。

事務局は、市長をはじめとする行政側をチェックする議会が円滑に運営されるために働いています。

時には事務局と行政側と対立する場面も考えられます。

それは議員のためではなく、結果的に市民のために働いているのです。

今日も、議会運営委員会の準備と運営の傍ら、視察に訪れた他市の議員団の対応、委員会視察の準備など、本当に忙しく動いてくれています。

その仕事の内容が分からずに、ああいろ、こうしろと要求ばかりする議員は、鎌倉市議会にはいないと思っていますが、結果的に要求することばかりになっていないか、注意しなくてはいけないと思いました。

今日、議論していて、議員はもっと事務局の存在を認識すべきであると強く思いました。

委員会終了後、先輩議員から、最近の私の発言が戦闘的というか、きびしく批判するようになっているねと指摘されました。

いたく反省・・・ちょっと耳に痛い指摘でした。


今日まで鎌倉市の担当だった記者さんが、明日から本社に異動するそうです。
1年9カ月という短い着任期間でしたが、鎌倉でたくさんの記事を書き、大活躍した記者さんでしたので、その異動を惜しむ声をたくさん聞きます。
どうか、新しい職場でも大活躍してほしいものです。

そして鎌倉市役所でも、人事異動が行われます。
今回の人事異動のあり方については、議会側から批判の声が上がり、定例会最終日には人事のあり方を巡り、緊急質問も行われました。
私自身も大いに疑問をもった人事です。

ただいろいろな経緯があったとしても、異動する職員のみなさんは、それぞれの部署で、市民のためにしっかりと活躍してほしいと願うばかりです。




運動会と市民文化祭

2010年09月25日 | Weblog

近所の小学校で運動会が行われました。

昨夜来の雨模様の影響で、1時間繰り下げての開催となりました。


未就学児のためのプログラム「よーい どん」のゴールではお兄さんお姉さんが手作りの金メダルで待っていてくれました。


1・2年生の表現プログラムでは、アイヌの踊りが披露されました。
若い先生の歌うアイヌの歌が素晴らしかった。
たくさんのアイヌの歌を見事にそらんじていました。


綱引きは初めに3年生、途中から4年生が加わるという面白い趣向で行われていました。


やっぱりリレーは見ていて力が入ります。


保護者や家族の皆さん、近隣の方々もたくさん駆けつけていました。

午後は、市内のホールでフラダンスの公演がありました。
これは第54回鎌倉文化祭のプログラムとして行われているものです。

フラダンススタジオの大勢の生徒さんが、さまざまなフラダンスを披露しました。






司会はジャズボーカリストのKAKKO藤間さんで、歌声も披露していました。




指導者の先生が登場です。
さすがの存在感で、見ていて圧倒されました。



運動会

2010年09月18日 | Weblog
地元の小学校で運動会が行われました。
校長先生によると、先生方も子どもたちも猛暑に負けず、一生懸命に練習して本番に備えたとのことです。
今日は、抜けるような青空のもと、カラリとした天気の中で行うことができました。


トラック競技は、6年生の100m走から始まりました。

以前は、グラウンドを斜めに直線コースを取っていたのですが、今はトラックを曲線に走ります。
校長先生に事情を伺ったら、直線コースにすると、保護者のカメラが殺到してゴール付近が危険なんだそうです。
そういえば、始めの会の校長先生の挨拶でも、ルールを守るという約束を保護者の皆さんも協力して下さいと述べられていました。
今日は、皆さんも、お互いに注意しながら、自慢のカメラでベストショットを狙っていました。

3年生の表現、Happiness!です。

小学校の演目が英語で表現される時代になったのですね。

1年生のダンシング玉入れは、本当にかわいい!


4年生の表現、「いざやカブかん」は、教育テレビで人気の「からだであそぼ」に登場する「歌舞伎たいそう」を全体で表現していました。


子供たちの運動能力の低下が深刻な問題として叫ばれている今、子供たちに、体を動かす楽しさを知ってもらい、身体感覚を磨くことの大切さを提案する番組から生まれたのが、「歌舞伎たいそう いざやカブかん!」だそうです。

4年生が歌舞伎の見得や名セリフ、動きをとり入れたユニークな振りで演じています。
子どもたちが、日本舞踊の基本的な動きなど、日本古来から伝わる所作や動きに自然に親しんでいました。

対照的だったのが、1年生の「オコサマランチでヒップホップ」

帽子をあみだにかぶり、大きなTシャツを身につけて、ヒップホップダンスを披露していました。
かわいくて、カッコよかったですね。


2年生は、「北海道よっちょれ」

よさこいソーラン節とはちょっと違う表現ですが、高知のはっぴに鳴子を使って、勇ましく表現していました。


6年生の組み体操―創造―は、圧巻でした。
男子も女子も集中して難しい演技に挑戦していました。












平成21年度決算特別委員会

2010年09月17日 | Weblog
9月13日から4日間、平成21年度一般会計歳入歳出決算等審査特別委員会の審査が行われ、私も委員として審査に臨みました。

昨年度予算は、11月に就任した松尾市長が、前市長から引き継いでの執行となりました。

決算内容については、その前年に起こったリーマンショックによる世界的な金融危機の影響が、どこまであったか心配していました。

歳入をみると、実質収支額は26億円あまりの黒字となっていましたが、市税収入は前年度に比べて3.2%(約12億円)の減少で、このうち個人市民税は1.7%(約2.9億円)、法人市民税が33.6%(約8.5億円)の減少が特徴的でした。

この影響は、本年度の市税収入に大きく響くのではないかと心配しています。

歳出規模は前年度に比べて実質1.6%減少していました。

決算特別委員会では、各項ごとに昨年度の事業について、活発な質疑が行われ、初日から深夜に及ぶ審査となりました。

私も、防災安全、行財政改革、選挙事務、子育て支援、発達支援や障害者支援、地域福祉や高齢者福祉の課題、生活福祉対策、市民健康、教育行政の諸課題、ごみ行政、環境行政、男女共同参画、就職支援、農業や漁業振興、中小企業支援対策、観光行政など、かなり細かな部分について質疑しました。

とくにごみ行政のうち、松尾市長が一から見直すとしている生ごみと下水道汚泥をバイオガス化してエネルギーを回収する施設の整備と鎌倉地域の漁港建設計画については、時間をかけて質問しましたが、市長の行政に対する指示のあり方が不明確に感じましたので、最終日に、直接市長に質疑する「理事者質疑」を行うこととしました。

理事者質疑では、おもに松尾市長に担当部局との検討のあり方と指示について、見直すとしながら整備に向けての予算が執行されていることを中心に質問しました。

松尾市長は、慎重に言葉を選びながら、ときに副市長や部長と相談をしつつ、答弁をしてくれましたが、納得できない答弁もありましたので、私が繰り返して質問する場面が目立ったようです。

今定例会は、このバイオガス化施設の整備のありかたが議論の中心となりました。

松尾市長は、定例会の冒頭に、結論を出すのにあと3カ月の時間がほしいとしていましたので、この問題は次の12月定例会が注目されそうです。

松尾市長、バイオ施設整備予算一部執行へ

2010年09月10日 | Weblog
 7日から鎌倉市議会9月定例会で、常任委員会が開催されています。

 連日、夜間までかかっての審査が続く中、9日は建設常任委員会が開催されました。

 冒頭、委員から、当初日程になかった「山崎浄化センターバイオマスエネルギー回収施設に係る予算執行について」の報告が求められ、審査日程に加えられました。

 バイオ施設整備関連の予算執行状況については、先週の一般質問で、わが会派の大石和久議員が質問していましたが、答弁の中で、松尾市長が、都市整備部の都市計画決定変更や事業認可に係る予算の執行を停止する指示を出していたことが明らかになりました。

 委員会の質疑では、7月23日に、松尾市長から都市整備部に予算の執行を停止する指示があったことが明らかになりましたので、予算を提案した市長が、自ら執行を見合わせるよう指示をしていたことへの矛盾が問われましたが、部長や担当課長の答弁では明らかにならず、市長の出席を求め、理事者質疑を行うことになりました。

 松尾市長は、「議会で可決された予算執行をなぜ行わないのか」との質問に正面から答えようとせず、3か月の時間がほしいと繰り返すのみで、たびたび質疑が中断しました。

 そして長い中断ののち、松尾市長は、都市整備部のバイオ施設整備の予算のうち、住民の意向調査に関わらない部分の予算を一部執行すると指示する意向を明らかにしました。

 これは一般質問では予算執行を指示しようとしなかった姿勢を、委員会で覆すことになります。

 バイオ施設整備を一から見直すとしていた松尾市長は、1日の本会議冒頭で、結論を出すまで3カ月の時間が欲しいと報告し、その直後の一般質問では、3か月で代替案が示せなかったらバイオ施設整備に戻ると明言させられ、8日後の委員会では、予算執行の一部実施を約束させられる事態になりました。

 松尾市長のマニフェストの根拠が問われます。

第30回鎌倉福祉まつり

2010年09月05日 | Weblog
5日の日曜日、鎌倉福祉まつりが鎌倉市福祉センターで開催されました。
鎌倉市ともしび運動推進委員会と鎌倉市社会福祉協議会の共催で鎌倉市が後援して行われているこの福祉まつりも今年で30回目を迎えました。



今年は、ものすごい猛暑の中での開催になりましたが、多くの市民のみなさんが詰めかけました。

高齢者福祉施設作品展示のコーナーでは、力作がたくさん展示されていました。



アイマスクを着用しての誘導体験では、屋外から、屋内へ誘導してもらうのですが、視覚がさえぎられると予想以上に不安になるようです。



似顔絵コーナーも人気のコーナーです。



バザー会場は、立錐の余地もないくらい賑わっていました。
私はタオルとアクリルたわしを買いました。



鎌倉リハビリテーション連絡会のリハビリ相談のコーナーで、体力測定をしてもらいました。



血圧や、肺活量の測定は、正常値の範囲でした。
思い切り吸い込む測定法を初めて体験しましたが、吸いこんだら振り切れてしまいましたので、2500cc以上という結果になりました。
片脚立位では30秒、なんとかできましたのですが、握力はもうちょっとあった方がいいかも。
ほめられたのが下肢筋力で83%ありました。30歳代の数値だそう、ちょっと安心しました。


福祉なんでも相談のコーナーでは、振り込め詐欺防止の紙人形芝居が上演されていました。



あれこれと手口が巧妙化する振り込め詐欺には気をつけたいものです。

屋外では、各地区社会福祉協議会などの屋台コーナーがあり、わが深沢地区社会福祉協議会では、恒例の大学いもを販売していました。早朝からみんな総出で作ったそうです。おいしくいただきました。



舞台では和太鼓の演奏が披露されていました。



屋外の舞台では、このほかに、子どもたちによるダンスや人形劇などが披露されました。

末永くお幸せに

2010年09月04日 | Weblog
今日は、横浜市内で行われた友人の結婚披露宴に出席しました。

新郎とは20年来の友人で、そのお母様には私が大変お世話になっています。
また新婦のご両親とも長年懇意にしていただいております。

よく知っているお二人が結婚すると聞いたとき、私も含めて周囲の人間は本当に喜びました。

というのも新郎新婦はそれぞれ40代、30代の年齢で、周囲の心配をよそに、これまで他人に尽くすことばかりに夢中の二人だったのです。

二人の実家が近所ということもあり、10代の頃からの知り合いでもあったので、お互いに好意を持っていても、なかなかそれ以上にならなかったようですが、最近急速に接近し、めでたく結婚となりました。

婚礼衣装の姿がとてもお似合いの新郎新婦です。



最近はあまり結婚式に呼ばれることもなくなっていたのですが、おかげで今日は久しぶりに白ネクタイを結ぶことができました。

挨拶を頼まれまして、快く引き受けたのですが、それは主賓の挨拶でした。



披露宴で友人としての挨拶は何度も経験したのですが、主賓挨拶は初めてだけに、大変緊張してしまい、用意していたお二人の晴れの日にふさわしい内容も、半分以上飛んでしまいつつも、なんとかお祝いの気持ちをお届けすることができたようです。

今日のお二人は、まず新居を購入し、次に入籍をすませ、結びが結婚式という、面白い順序での結婚となりました。
それでも周囲の人々に心から祝福された感動的な結婚式になりました。

いつも控え目な二人ですが、今日は誰もが認める主役のヒーローとヒロインでした。



いつまでもお幸せに・・・

一般質問2日目・3日目

2010年09月04日 | Weblog
1日から始まった鎌倉市議会9月定例会も3日目を迎えました。

私は2日目の冒頭で一般質問を行いました。

政府の事業仕分けで縮減とされた道徳教育の「心のノート」や小学校の外国語活動用の「英語ノート」について鎌倉市はどう対応するのか、中学校に入学した途端にふえる不登校の問題(いわゆる中1ギャップの解消)、さらに今準備を進めている小中一貫教育の方向性などについて質問しました。

教育長や教育総務部長が丁寧かつ簡潔に答弁してくれましたので、質問がスムーズに進みました。

50分ほどで私の質問は終わりましたが、周りが驚いていました。
よほど私の質問は長いという印象があったのでしょうか。

ところが私の後の質問者で、理事者側が答弁につまり、長く中断しましたので、時間の節約にはなりませんでした・・・

3日目の今日は、わが会派の大石和久議員の「ごみ行政について」の質問から始まりました。

大石議員は、松尾市長がマニフェストで一から見直すとしていたバイオマスエネルギー回収施設(生ごみと下水道の汚泥を発酵させ取りだしたメタンガスをエネルギー化する施設)の整備計画について、見直しの結論を出すのに3カ月ほど時間がほしいとしていることについて質問しました。

市長就任以来10カ月の代替案の検討経過を明らかにすべきと迫る大石議員は、3カ月待ってほしいと繰り返す市長の答弁に納得せず質問は中断しました。

長い休憩ののち、市長が明らかにしたこれまでの検討経過は、バイオガス化施設についての検証がほとんどで、代替案として検討したと思われるものは、生ごみのたい肥化施設についてのみでした。

広い敷地が必要で、たい肥の販売先も安定しないたい肥化施設の建設は、もちろんバイオガス化施設の代替案にはなりません。

あと3カ月でバイオガス化施設整備以上の代替案が示せるのかということについては、大石議員の質問の前に複数の議員から質問されましたが、松尾市長は3カ月待ってほしいと繰り返すのみでした。

大石議員は、松尾市長が定例会前の記者会見で、「3カ月経って代替案が示せなかったらバイオガス化施設の現行案に戻るのか」との記者の問いに、「そのようになると思う」と答えたことについて、議会の場でも明言すべきであると追及しました。

とにかく「3カ月待ってほしい」と繰り返す市長に、議長は「質問に正面から答えるように」とたしなめました。

そしてやっと「3カ月経って代替案が示せなかったらバイオガス化施設の現行案になると明言する」と答えました。

大石議員の質問は、市長を追及して追い込むことが目的ではなく、バイオガス化施設整備のための予算を盛り込んでおきながら、その予算の執行ができず、市長の結論が延びることによる計画の遅れと清掃関連施設周辺住民をはじめとする市民生活への影響を懸念しての内容でした。

数人の議員の質問で、答弁調整による中断が繰り返されたため、一般質問は予備日を含めた3日間で終わることができなくなり、残りは6日の月曜日に行うことになりました。
来週予定していた常任委員会の審査日は順次繰り延べすることになる模様です。

6日の月曜日は、わが会派の西岡幸子議員の質問から始まります。
なぜか会派の3人とも、その日の冒頭の質問になりました。