鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

土壌汚染対策処理説明会

2005年10月31日 | Weblog
土曜日に、鉛などによる土壌汚染で使用が停止されていた深沢多目的スポーツ広場などA・B用地の土壌汚染対策処理についての説明会に参加するため、富士塚小学校に行ってきました。

冒頭、都市政策課長からこれまでの経緯とこれからの方向性について話がありました。
また実際に処理を担当する建設会社の方々も出席され、細かい点まで説明がありました。

今月から準備にとりかかり、処理プラントを持ち込んで、年内から年明け2月まで掘削・土壌処理を行うもので、3月には整地・片付けをすませ、来年度の早い時期のスポーツ広場再開を目指します。

多くのスポーツ団体の皆さんから、早く処理を済ませて広場を再開して欲しいとの声が寄せられていましたので、目途が立ってよかったと思います。

土壌を浄化するプラントは、洗浄水もリサイクルして使いますし、場外へ搬出する土も少なくて済むという環境負荷の小さい方法を選んでくれました。
それでも工事用搬入車両の出入はとくに1・2月に多くありますので、安全対策には十分気をつけてもらいたいものです。

A用地には環境基準を大きく上回った地点がありましたが、地下水への有害物質の影響は見られなかったということでほっとしました。

早くスポーツ広場を再開してほしいというスポーツクラブ関係の方々が多く出席されていましたが、一方で近隣町内の方も出席されており、スポーツ広場再開はいいのだが、スポーツ広場利用者による騒音や砂埃、トイレ問題がまた始まるので近隣への配慮も忘れないで欲しいと釘をさされていました。

そしてこのスポーツ広場は旧国鉄跡地の再開発にかかっており、暫定利用の広場であることも、この先多くの課題を抱えています。
スポーツ施設の充実度が県内でも下位にある鎌倉市としては難しい問題です。

まだ市が用地を取得していないC用地も、所有者側で処理を行うとのことですが、こちらは土壌汚染のようすがA・B用地より手ごわそうで、少し時間がかかりそうです。
ただし、ここは現在立入禁止区域でありながらも広域避難場所に指定されておりますので、災害により避難が必要なときにはどうなるのか、市民に分かるような表示がなされるべきです。
いずれにしろ環境負荷に対する過去のツケは、このようにして回ってくるものなのですね。

説明会では、パソコンのパワーポイントの画面を大写しにしての説明がありましたが、前回の説明会と同じで、妙な線の映り込みが気になって気になって仕方ありませんでした。
またワイヤレスマイクが不調だったのもいただけませんでした。

音響機材やらパソコンなどのオタクである私としては、こういう場面ではつい手を貸したくなり、ウズウズしてしまいます。説明している人の中に私の高校の同窓生がいたものですから、なおさらです。