鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

議会基本条例策定調査特別委員会

2012年10月22日 | Weblog
 鎌倉市議会に設置された「議会基本条例の策定に関する調査特別委員会」が22日、議会第1委員会室にて開催されました。

 この特別委員会はごれまで議会運営委員会で議会のあり方等について議論し、骨子としてまとめたものを基本に、議会基本条例を策定する方向で設けられた特別委員会です。

 鎌倉市議会をもっと市民に開かれた議会にという思いと、地方分権時代にふさわしく、市長と議会、市民と議会の関係をより明確にしていこうという議会の総意から検討が行われることになりました。

 今日の委員会では、議運の答申による骨子をもとに素案へと高める作業が行われ、まずは検討課題を抽出し議論ののち、各条文案の検討に入ることが確認されました。

 任期のこりわずかですが、今期の議会において可能な限り形にして、次期に引き継いでいこうとの取り組みが始まりました。

秋たけなわの鎌倉で各種行事が催されました。

2012年10月21日 | Weblog
○鎌倉郷土芸能大会
 今も各地域に伝承されている鎌倉独特の郷土芸能を披露する第43回鎌倉郷土芸能大会が21日、鶴岡八幡宮境内を会場に行われました。

 開会に先立ち、鎌倉の郷土芸能の保存と伝承に功労のあった方々を検証する表彰式が行われました。

 そののち、特設舞台で鎌倉神楽保存会による鎌倉神楽や坂ノ下地区に伝わる民謡、今泉地区の田植え歌、小袋谷地区のはやし獅子などたくさんの出演者が各地域に伝承する郷土芸能を披露しました。

鎌倉神楽


 また太鼓橋周辺や参道では祭りばやし大会が催され、笛、大太鼓、小太鼓、すり鉦(がね)を使った祭ばやしが参道のあちらこちらで披露され、八幡宮を訪れた参拝客を思わぬプレゼントで喜ばせていました。



 今日は10か所の祭りばやし保存会が繰り出していましたが、地域の神社ごとに独特の祭りばやしが伝承されていることに驚かされました。

 鎌倉の人々の生活の中に生まれ、伝えられてきた郷土芸能の多さに、鎌倉が中世武家文化の中心地であったことを改めて確認した思いがしました。

○鎌倉国宝館特別展
 武家の古都・鎌倉の世界遺産登録推進のため鎌倉国宝館・神奈川県立歴史博物館・県立金沢文庫3館が連携して行う特別企画展覧会の掉尾を飾り、鎌倉での特別展が20日、鶴岡八幡宮境内の鎌倉国宝館で開幕しました。



 国宝館での展覧会は古都鎌倉と武家文化をテーマに武士たちの信仰と美術を展示する企画で、武士の発願により制作された運慶など慶派の流れをくむ仏師たちによる仏像、武士により育まれた禅宗文化を示す頂相(ちんぞう)などの絵画や工芸作品、源頼朝の書による下文(くだしぶみ)や執権北条氏による御教書(みきょうしょ)などの古文書などが展示されています。

 興味深かったのは、鎌倉武士の生活をいきいきと描いた男衾三郎絵詞(おぶすまさぶろうえことば)や最近運慶の作であることが判明した大威徳明王坐像で、貴重な文化財を時間をかけてじっくり見ることができました。

 この特別展は展示替えも行いながら12月2日まで行われます。

○深沢学習センターフェスティバル
 深沢学習センターを拠点に活動を展開しているさまざまなサークルによる発表展示を行う深沢学習センターフェスティバルが21日、最終日を迎えました。

 水墨画や日本画などの書画、茶道や着付けなどの習い事、押し花やドライフラワーなどの手芸サークルの展示を始め、ホールでは木管アンサンブルやマジックサークルによるマジックショーなどが行われ、日頃の稽古の成果を存分に発揮されていました。



ありがとうを音にのせて

2012年10月20日 | Weblog
 今月14日に青森県八戸市で行われた東日本吹奏楽大会で見事金賞を受賞した鎌倉市立腰越中学校吹奏楽部による地域報告演奏会が20日、同中学校体育館大アリーナで行われました。

 顧問の浅野佳子先生の指揮により、同大会で金賞を受賞した演奏曲、歌劇「イーゴリ―公」よりポーロヴィッツ人の踊りやマーチ「春風」など5曲が披露され、総勢38人の立派な演奏で会場に詰めかけた多くの保護者や地域の皆さんを魅了しました。



 吹奏楽コンクールは演奏者50名以下のA部門と30名以下のB部門がありますが、A部門は全国大会がありますが、B部門は東関東などの支部大会までとなっていました。

 しかし、最近は生徒数の減少により全国的にB部門への参加校が増え、B部門での全国レベルの大会開催の要望が高く、12年前から支部大会の次に北海道・東北・東関東・西関東・東京・北陸支部に所属する団体は最上位大会として東日本大会が創設されたということです。

 腰越中学校吹奏楽部は地区大会、県大会、支部大会を経て、今年初めて東日本大会の出場権を獲得し、初出場で見事、最高位の金賞を獲得しました。

 今日の演奏会は、八戸で行われた大会後、わずか1週間というあわただしい日程の中で行われましたが、大会出場を支えてくれた多くの人々に感謝の報告をしたいということで開催されました。

 1曲目に演奏してくれた大会演奏曲は、一般に「ダッタン人の踊り」といわれているテレビコマーシャルなどに使われるような有名な曲ですが、演奏するには難しい曲です。
しかしこの難曲を演奏経験の浅い中学生が、さらには38人とは思えない迫力の音量と巧みな強弱で見事に吹きこなしているのには感動しました。

 大会は30人が上限ですので、本番には出場できなかった生徒さんもいたようですが、今日の演奏会では38名全員で素晴らしい演奏を披露してくれました。

戦没者追悼式

2012年10月19日 | Weblog
 平成24年度鎌倉市戦没者追悼式が19日、鎌倉生涯学習センターホールで行われました。

 戦後67年がたち、参列した遺族もご高齢の方がほとんどでした。

 式典では市長の式辞ののち、伊東正博市議会議長をはじめとする来賓が追悼の言葉を述べ、続いて参列者全員により献花が行われました。



 そののち鎌倉市遺族会の代表の方々への表彰が行われ、長年のご遺族の苦労をねぎらわれました。

 表彰者を代表して、幼くして兄や両親など家族を広島の原爆で失い、戦後、苦労しながらも人生をしっかり築き上げられてきた方からの謝辞があり、いずれの国でも核兵器を廃絶し、平和な社会を築き上げなければならない旨のお話がありました。

多彩な行事で秋の鎌倉を満喫

2012年10月14日 | Weblog

○第34回技能祭
 建築組合や豆腐組合など鎌倉市技能職団体連絡協議会に加盟するさまざまな技能職組合が毎年行っている技能祭が14日、鎌倉市役所駐車場で行われました。



 実技、実演、展示コーナーでは子ども向け大工教室や左官業組合による光るドロダンゴ作製コーナー、石工組合の石の表札製作、豆腐組合による豆乳の試飲、自転車商協同組合ではリサイクル自転車の展示もあり、私も1台購入しました。







 相談コーナーでは住宅や水道、自動車から墓石までさまざまな相談に応じていました。

○庭園展示会
 鶴岡八幡宮境内では鎌倉造園界による展示会が始まりました。

 この展示会は第4回目を迎え、市内のさまざまな造園家の手により、「鎌倉」をテーマにした意匠を凝らした庭が披露されています。



鎌倉の特徴的な地形である「谷戸」(やと)をイメージした庭、



その谷戸につながる鎌倉独特の道である「切通し」をイメージした庭、



鎌倉の魅力の一つである路地をもとにその先にある景観を期待させる庭、



モダンとの調和も図れる鎌倉の奥深さを表現した庭など、



芸術と日常生活をデザインする造園の奥深さを知ることができます。

○旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)の一般公開

 鶴岡八幡宮にほど近い閑静な住宅地にあり、日本映画の興隆に多大な業績を残された川喜多長政・かしこ夫妻の邸宅跡にたてられた川喜多映画記念館(鎌倉市雪ノ下)の敷地内にある旧和辻邸が13・14日の両日、一般公開されました。



 旧和辻邸は川喜多邸の裏山にあり、哲学者の故和辻哲郎氏が東京・練馬区で居宅として使用していた江戸後期の民家を、川喜多夫妻が鎌倉に移築され、来客をもてなす場として使われていたものだそうで、趣のある茶室など純和風のたたずまいの中で海外から訪れた著名な映画監督やスターたちが鎌倉のひとときを堪能されたということです。

秋空高く市民運動会

2012年10月13日 | Weblog
 地元、富士塚地区の市民運動会が13日、富士塚小学校グラウンドで行われました。

 当日は天候に恵まれ、各町内会ごとに各種競技で老若男女問わず、みなさん元気いっぱいに競技を楽しんでおられました。

 社宅の廃止等の影響で、2つの自治会が今回から参加がなくなってしまったことはさびしいですが、それでも町内会対抗の綱引きやスウェーデンリレーなどには思わず応援に力が入ります。

 とくに自転車の車輪のフレームを棒をつかって転がしながら競走する「迷ドライバー」はこの市民運動会の名物競技ですが、若手の選手が車輪をあやつるのを苦心している横をベテラン世代が難なく追い抜いて行くさまは、毎年感嘆させられます。



 私も、スプーンリレーに参加しましたが、どうやらゴール前で追い抜かれてしまったようです。

教育長退任の日

2012年10月13日 | Weblog
 12年8か月の長きにわたって鎌倉市教育委員会の教育長を務めてこられた熊代徳彦教育長が12日、任期を終えられ、退任されました。

 熊代教育長は鎌倉市内の小学校から教員生活を始められ、指導主事、県教育事務所主幹、教頭、学校長、教育事務所長、県教育センター指導員、鎌倉市教育委員を経て、平成12年から鎌倉市教育長を務められました。

 私も議会活動を通じて熊代教育長と接する中で、非常に中味の濃い教員生活、教育行政に携わられた方であることを強く感じた方です。

 市役所を退庁されるとき、市庁舎玄関前には大変多くの市議会議員や市職員が見送りに駆けつけ、その人柄が親しまれた方であることが伺えました。


県本部大会で来たるべき政治決戦に大勝利を期す

2012年10月06日 | Weblog
 県下の議員が一堂に会しての第9回公明党神奈川県本部大会が6日、横浜市内で行われました。

 大会では党務報告と平成23年決算報告議案が審査され、総員の賛成により承認されました。

 次に県代表選出が行われ、上田勇氏(衆議院神奈川6区予定候補)が再任されました。


 新たな県本部人事の承認ののち、衆参予定候補が来たるべき国政選挙の勝利をめざしての決意表明がありました。


 左から衆議院比例区南関東ブロック初挑戦の石毛宏幸さん、衆議院神奈川6区で捲土重来をめざす上田勇県代表、衆議院比例区南関東ブロックで4期目に挑む古屋範子さん、明年7月に行われる参議院選挙で神奈川選挙区に初めて挑戦する弁護士の佐々木さやかさん。


武家の古都・鎌倉世界遺産登録推進三館連携特別展

2012年10月05日 | Weblog
「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録推進をめざして、関連する神奈川県立歴史博物館、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館の3館が連携してそれぞれ開催する特別展の開幕にあたり、最初に開幕する神奈川県立歴史博物館会場の内覧会が5日、横浜市の同博物館で行われました。

 冒頭の開幕セレモニーで、日本中世史が専門の歴史学者で東京大学名誉教授・放送大学教授の五味文彦氏が挨拶にたち、武家の古都・鎌倉の世界遺産登録の意義について話されました。

 そののち、五味氏や鎌倉国宝館の鈴木良明館長らによるテープカットが行われました。



 同博物館の展覧会では「再発見―鎌倉の中世」をテーマに中世鎌倉の考古資料を中心に、往時の姿を網羅的に展示しようということで、日頃目に触れることのない出土品、古文書、古絵図が多数展示されており、中世鎌倉の研究をつづけた赤星直忠氏、八幡義生氏の興味深い遺物コレクションも展示されていました。

 今日の内覧会では学芸員の解説を聞きながら展示がみられました。

 6部屋の展示会場の最後の部屋では、鎌倉の古写真や昭和29年当時の鎌倉市の都市計画図が展示されており、鎌倉の開発と文化財保護の歴史を紹介されていたのが印象的でした。

 なお、神奈川県立金沢文庫会場は「鎌倉興隆―金沢文庫とその時代―」と題して10月13日から、また地元鎌倉国宝館では「古都鎌倉と武家文化」と題して10月20日からそれぞれ展覧会が行われます。

大分市議会特別委員会による自転車条例視察

2012年10月02日 | Weblog

 大分市の交通体系及び公共交通並びに交通安全対策に関する調査、研究を行っている大分市議会総合交通対策特別委員会委員の皆さん13名が2日午後、鎌倉市議会を訪問し、鎌倉市議会政策法務研究会による議員立法で制定した「鎌倉市自転車の安全利用を促進する条例」の取り組みを調査・視察されました。

 同特別委員会は平成23年度から27年度までの5年間に講ずべき施策を定める「第9次大分市交通安全計画」の策定に当たり、素案の段階から説明を受け、交通事故のない社会を目指すため、交通死亡事故並びに死傷者数抑止目標の変更や、自転車事故が増加していることから、自転車の保険制度の周知徹底を図るよう計画に盛り込むべきではないかといった意見、要望を行い、計画に反映させています。

 今日の視察では、鎌倉市議会の伊東議長、同特別委員会の今山裕之委員長の挨拶ののち、鎌倉市議会政策法務研究会メンバーが条例制定の経緯や条例の概要、条例制定後の取り組みなどを説明しました。

 そののち委員から自転車条例と鎌倉市交通マスタープランとの関係や条例に予定している自転車安全総合推進計画の策定作業の動向など多岐にわたる質問が寄せられました。

 鎌倉市議会側からは6名の議員が出席し、市民安全課職員とともに質問に答えました。

 同委員会一行は明日、岐阜市の視察に向かうそうです。