鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

鎌倉での避難生活のお話を伺いました。

2013年06月28日 | Weblog
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により被災し、鎌倉市内で避難生活を送られている方々と懇談する機会がありました。

 現在、鎌倉市内には40数名の方々が避難生活を送られていますが、そのうち市内のある団地には20名の方が居住されています。
団地の自治会長さんをはじめ役員さんたちが、団地内で避難生活を送られている方々を招いての懇談会が27日、団地内の集会室で行われました。

 知らない土地に避難してこられて2年が経ちますが、団地の皆さんは避難者の方々が遠慮がちな避難生活を送るお客様ではなく、団地の仲間として前向きに生活してほしいとの願いから定期的に懇談会を開き、交流を図ろうとなさっています。今日の懇談会には、そのうちの6名の方が参加されました。

 いずれも福島県からの避難者で、双葉町、大熊町、浪江町から避難されているとのことです。

 みなさんから避難当初の様子や生活のご様子などを伺いましたが、詳しい情報を知らされないままに避難させられ、避難場所を転々と移動しなければならなかった当時の不安や一時帰宅ができるようになって目の当たりにしたそれまでの家の荒れ方などを、詳しく語ってくださいました。

 現地では可燃ごみはなんとか出せるようになっても不燃ごみの回収ができず、地震の後始末をするにもごみ出しができないという苦労があるそうです。

 鎌倉市としての支援は、市民のみなさんからの募金をもとに行ってきましたが、本年3月をもって終了しています。

 その後、ご不自由されていることはないか、伺いましたが、みなさんは口々に鎌倉市に避難してきてよかったとおっしゃって下さったのが印象的でした。

 団地のみなさんの心遣いがやさしく、団地全体で受け入れてくださっていることや、市の対応などに感謝されていました。

 一方で、原発事故からの復興はなかなか進まない状況では、いつ帰れるかわからず、出口の見えない不安を抱えながらの生活が続き、また、こちらで働こうにも避難者であることから正規の仕事が見つからないなど、就労のご苦労などについても話してくださいました。

 政治主導で、もっと復興を加速させなければならないことを強く感じた一日になりました。

鎌倉市議会6月定例会が閉会しました。

2013年06月20日 | Weblog
 4月の改選後初めての鎌倉市議会6月定例会が20日、すべての議案を採決し閉会しました。

 6月5日から行われていた6月定例会は、冒頭に17名の議員による一般質問が行われ、ついで各常任委員会が行われ、議案や陳情審査、報告事項への質疑が行われました。

 最終日の本会議では補正予算3件や議員報酬の引き下げ、教育委員2名の選任同意議案などと、陳情2件、意見書提出2件が審議されました。

 教育委員では2名の選任が同意され、昨年から空席が続いていた教育長が8月から決まることになりました。

 昨年から市長が望んでいた民間校長経験者ではなく、現在、市内の小学校の校長を務めておられる先生が教育長に就任することになり、全会一致で同意されました。

 もう一人の教育委員も市内の校長先生経験者で女性の教育者として活躍されてこられた方で、こちらも全会一致で同意されました。

 議員報酬の引き下げについては、職員の給与引き下げ期間と同様に来年の7月まで5.6%引き下げられることになりました。

 陳情については神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情が多数で、市議会における個々の議員の賛否等を公表することについての陳情が全会一致で採択されました。

 今までは、議会としての賛否を重視し、個々の議員の賛否については公表していませんでした。

 これについては現在審議している議会基本条例の審議のなかで議論することとしていますが、問い合わせがあったときは回答するように求める陳情でしたので、今定例会から問い合わせの際に答えることができるようになりました。

 今後の公表のあり方については議会広報委員会や議会運営委員会で公表のあり方について審議していくことになりました。

 次の定例会は9月に招集される予定です。

 私の所属する教育こどもみらい常任委員会では閉会中も児童発達支援教育についての視察や子育て支援施設のあり方と公共施設再編整備計画との整合性について継続して審査が行われることになっています。

 また議会運営委員会では議会基本条例について勉強会をはじめ、積極的に取り組んでいくことが確認されています。

鎌倉市議会一般質問が終わりました。

2013年06月11日 | Weblog
 5日開会の鎌倉市議会6月定例会は11日、17人の一般質問を終え、定例会で審議する補正予算や条例案などの議案上程が行われました。

 明日からは各常任委員会が行われる予定で、私の所属する教育こどもみらい常任委員会は、明日12日に行われます。

 今回の一般質問で、私は「防犯灯の維持管理の課題とLED化の推進について」取り上げ、LED化を推進する上での課題と、民間活力を利用したあり方について質問しました。

 民間活力を利用したあり方にも課題があるようですが、このままでは市の財政負担が増加する一方でもありますので、早期にしっかり取り組む必要性を指摘しました。

 今回の一般質問には当選した新人議員7名のうち、5名が初質問を行いましたが、いずれも先輩議員に引けを取らない立派な質問ぶりでした。

 さて、明日からの常任委員会での審査ではどのような質問が行われるのか楽しみですが、私自身も緊張して審査に臨みたいと思っています。

明日から鎌倉市議会6月定例会が始まります。

2013年06月04日 | Weblog

 4月の市議選後、初の定例会が5日、開会されます。

 会期は6月5日から20日までの16日間の予定です。

 一般質問は17名が質問します。

 私は9番目で、「防犯灯の維持管理の課題とLED化の推進」について取り上げます。

 市内で町内会や自治会が管理している防犯灯、毎年増設されまちの安全・安心を守っていますが、電気代の補助金額も増え続けています。

 電力削減や省エネ効果のあるLED型防犯灯に切り替えを推進していますが、器具や工事にかかる初期費用の負担が課題です。

 しかし、切り替えは進めなければなりません。これについてどう取り組むべきか、質問していこうと思います。

 そのほか、今定例会では空席となっている教育長を含む2名の教育委員会委員の人事や、補正予算のほか鎌倉市子ども・子育て会議条例案の審議などが予定されています。