鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

議会報告会&意見聴取会

2017年07月30日 | Weblog
 鎌倉市議会による議会報告会及び意見聴取会が29日、30日の両日、大船行政センターと議会全員協議会室を会場に行われました。



 議会報告会及び意見聴取会は平成27年制定の鎌倉市議会基本条例に基づいて行われるもので、今回は第3回目の開催になります。

 また今年は市議会議員選挙がありましたので、第20期の顔ぶれによる初めての開催になります。

 事前の参加連絡では、大船会場が3名、鎌倉会場が11名でしたので参加者数に不安があったのですが、実際には大船会場では26名、鎌倉会場では22名の参加があり、おかげさまで活発な意見交換ができました。

 始めは4つの常任委員会委員長・副委員長による6月定例会の審査内容の報告で、報告ののち参加者から報告内容についての質疑応答が行われました。

 

 そののちの意見聴取会では各テーブルごとに意見交換が行われましたが、今回からテーマを設定しての意見聴取になりました。

 今回のテーマは「観光」です。

 鎌倉市民の皆さんは「観光」についてはそれぞれお考えをお持ちで、それぞれ活発に意見が述べられました。

 うれしかったのは、小学生の参加があったことです。夏休みの自由研究のテーマに議会を選び、今回の報告会&意見聴取会にお母様と共に参加してくださいました。

 意見聴取会では議員は聞き役に回り、参加者からは時間ぎりぎりまで多くの意見が述べられました。

 2日間にわたりいただいた意見は貴重な資料として議会としての観光政策の取り組みに役立てていきたいと思います。

 参加してくださった皆様に心から感謝申し上げたいと思います。

 この議会報告会&意見聴取会は議員が中心となって運営しましたが、議会事務局の職員も休日を返上して手伝ってくれました。

 携わってくれた多くの方々にも感謝します。

 

第17回 かまくら子ども議会

2017年07月26日 | Weblog
 市内の小中学校に学ぶ児童・生徒が子ども議員となって市長や鎌倉市に対して日頃疑問に思っていることや市政のあり方を質問するかまくら子ども議会が26日、鎌倉市議会本会議場で行われました。


(冒頭、議長・副議長のあいさつと市長・職員の紹介がありました)

 第17回目のかまくら子ども議会には市内の市立、国立、私立の小学校10校、中学校6校からあわせて32人が議員となって質問しました。

 それぞれが考えてきたテーマに基づいて質問するのですが、今日、子ども議員の皆さんからは、障がい者との共生、いじめ問題、観光地のごみ問題、道路交通や通学路の安全対策や防犯対策、世界遺産登録や文化財保護、歴史を学べるしくみづくり、学校の校舎や設備の老朽化対策、図書館の蔵書数について、教具や楽器のあり方についてなど、様々な視点から質問がありました。

 とても感心したのは、「わたしたちができることは何があるのか」といった視点での質問が多かったことでした。

 ただ市政のあり方を追及するだけではなく、質問の中で自分たちの行動はどうあるべきかを模索する姿勢は、「おまかせ民主主義」から「参加型民主主義」へと自分が行政の主体者であろうとすることに通じるもので、聞いていて気持ちの良いものでした。


(質問の後半は副議長の私が議事を進行しました。)

 これに対し、市長や行政職員も子ども議員にしっかり応えようと答弁していましたが、少し言葉遣いが難しかったかもしれません。

 小中一貫教育を目指す鎌倉市では昨年度から各中学校ブロックごとに中学校の代表とブロック内の小学生の代表が一緒に参加するようになりました。

 今年は市立中学校4ブロックと、国立大学付属小中学校、私立大学の初等部中等部のあわせて6つのブロックによる子ども議会となりました。

 質問のあとはかまくら子ども議会宣言が提出者から提案され、総員の挙手により全会一致で採択されました。

(かまくら子ども議会宣言が採択されたときの様子です。)

議会報告会&意見聴取会 告知活動

2017年07月18日 | Weblog
 鎌倉市議会の議会報告会&意見聴取会の告知のための議員によるチラシの配布が18日、鎌倉駅、北鎌倉駅、大船駅の駅頭で行われました。

議会報告会&意見聴取会は

7月29日(土) 14時から16時まで 大船行政センター 第1集会室
7月30日(日) 10時から12時まで 市役所2F 議会全員協議会室

にて行われます。

議会報告会では先の6月定例会の報告として各常任委員会の審査内容の報告が、その後の意見聴取会では6人ほどのグループに分かれ、「観光」をテーマに意見を伺います。

4月の市議会議員選挙後、新しい議会の顔ぶれとなってから初めての報告会です。

多くの市民の皆さんに開催のお知らせとご参加の呼びかけをということで議員が手分けをしてJR各駅の駅頭でチラシを配布しました。

私は大船駅の東口、西口、湘南モノレール口の各配布場所でチラシを配りました。

東口では西岡さちこ議員と一緒に配布しました。


モノレール口では3人の議員さんと、



また西口では大石かずひさ議員を含む4人の議員さんと一緒に配布しました。


当日の、多くの皆様のご参加をお待ちしております。


市内の小学校と史跡を視察してきました。

2017年07月12日 | Weblog

所属する鎌倉市議会教育こどもみらい常任委員会による市内視察が12日、行われ、市立第二小学校と永福寺跡に行ってきました。

第二小学校では給食と学校トイレの現状を視察です。

第二小学校は私の母校でもあり、教育実習以来の訪問ですので校舎内に入るのは36年ぶりになります。

お昼の時間では給食を校長先生、教頭先生とご一緒にいただきました。


メニューは豚肉の竜田揚げ、サンドパン、牛乳、ボイルキャベツ、カレースープです。
おいしくいただきました。材料費250円で充実したメニューには感謝です。

校舎の視察は学校トイレの現状を、教育委員会の学校施設課長の説明で視察しました。

トイレの改修や洋式化が課題ですが、車いすで入れるみんなのトイレの仕切りがアコーディオンカーテンからスライド式ドアに替えていこうとしている様子も確認しました。
課題は和式トイレの洋式化を含めたトイレの全面改修ですが、小中学校25校すべてを改修するには時間がかかってしまいます。
せめて簡易な方法で洋式化できないものか、またエレベーターのない校舎ですので、バリアフリー化も大きな課題です。

とくに第二小学校は老朽化が進んでおり、規模の大きい順番に行っている普通教室の冷房化工事も来年度にようやく順番が回ってくるとのことでした。

私が同校在学中の3年生の時、校庭で朝会を行っていた時、木造校舎から煙が上がり、あっという間に焼け落ちてしまいました。
その後、近所のお寺や校庭でのプレハブ校舎を経て、5年生の時に新しい鉄筋コンクリート造の校舎が出来上がりました。
自分としては新築の校舎の記憶だったのですが、それから50年、老朽化が著しいと聞かされると自分の年齢を思い知らされる思いです。



第二小学校の視察を終えて同じ二階堂にある永福寺跡(ようふくじあと)に行きました。

国指定史跡永福寺跡(ようふくじあと)は、源頼朝が1189年に奥州平泉を攻めた後、戦さで亡くなった数万の武士たちの鎮魂慰霊のために建てた寺で、中央に二階堂、昭和期に阿弥陀堂、薬師堂の三堂があり、頼朝亡き後は行事や迎賓館の役目もあったそうで、かなり立派な寺院だったそうです。



整備事業が終わり、池には湧水による水が張られ、7月17日には公開に伴う報告会が行われる予定です。

永福寺跡が当時、全国的に見ても有数の規模を持つ寺院であったことが、実際に現地に立つとよくわかります。

鎌倉時代当時も吹いたであろう吹き抜ける風を受けながら学芸員さんの説明を聞きました。