ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

インドネシア 再び! Vol.17

2018-01-17 22:17:54 | イベントその他
ウツボカズラランドには、アリ植物も生えていた。葉が袋状になった、ある本では、アリノスカズラといった和名で紹介されている植物。へんてこだ(写真)。

アリノスダマとかももちろんある。

と、遠くからチェンソーの音。
もう、森の破壊が始まっているのか・・・と思う。
「伐採しているところを見たいか」と言われるので、いいや・・と答えた。
ところが、森を歩いている内に、伐採地へ。
思っていたのとは違った光景だった。木を切っていたのは、お父さん。近くには息子と奥さんも。ポットのコーヒーをもてなされた。自分の家を作るための材をえるために、自分一人で木を切り、製材し、それを川に流して運ぼうとしていたのだ。
材を得るところから自力でできることが、ここで暮らすことの基本なのか・・・。

この伐採地のあたりは、川が近くにあったので、ひょっとしてと思い探したら、やっぱり、冬虫夏草もあった。アリから生える、いわゆるタイワンアリタケのようなスタイルの種類だ(写真)。

このあたりから、ウツボカズラランドとは、土壌が異なるのだろう。木々は高くなり、いわゆる熱帯林となっていた。枯れ木には、サルノコシカケがはえ、そこにテントウムシダマシが何匹もいて、倒木にはサンヨウベニボタルが歩いていて・・・。原生的な森の姿。
その森をひとしきり歩くと、再び、湿地に生える疎林に。
不思議な一帯だった。
もっとゆっくりしていたかったのだが。

この日も変則的になってしまい、結局朝の3時におきて、虫探しをしてから、カヌーにのって、この森歩き・・・。午後の1時半に、ガイドをしてくれた人の親戚のうちで、ようやく朝?飯。
「このあたりは町から遠いから肉とかは手に入らないので、基本、野菜なんですよ」
奥さんが、そんな風に行って、料理をだしてくれるが、おいしい野菜料理だ。川魚の干物をあげたものもある。
で、カップの中に、生きたカメムシ。なんでも、カボチャの花のスープのニオイ付けにつかうとか。そのままでも食べれますよといたずらっぽくいわれたので、さっそく、口の中にポイ。
舌がしびれた。
前日の夜から、このときまでが、結局、今回のインドネシアのハイライトであったように思う。