ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

インドネシア 再び! Vol.16

2018-01-16 22:15:33 | イベントその他
朝4時過ぎ、田小屋を出発して、村へ帰る。
6時頃に村に到着。ハンターの人たちは仕事があったりするので、そのままプトゥシバウの町へ。僕とノリトと、もうひとり、ハンターの頭をしていた人が、村に残った。で、せっかくなのでと、村の周囲に残った森を案内してくれた。
ちょうど、車道を建設中。むき出しになった土の道がまっすぐにのびている。来年にきたら、きっと舗装されているだろう。そうして便がよくなると、周囲の森は焼かれ、畑にされる・・・。
ただ、周囲の森、一見、それほどすごそうには見えなかった。もう、二次林になっているかのようにさえ思えた。
だから、期待せずに森に入った。
違った。
ボルネオの低地には、泥炭湿地が広がっている。そのため、ブラックウォーターが形成される。ただ、低地の多くは、すでに開発も進んでしまっている。この日、入ったいまだ残された森だった。二次林のように見えたのは、湿地のため、木々があまり生長できないから。おもしろいことに筍根と呼ばれる形態をした、マングローブの気根そっくりの木があったこと。湿地なわけだから、マングローブ的な木があっても、おかしくはないが、ここはかなり内陸部だ。
で、そうした疎林には、林床まで光りが入る。湿度はもちろん十分だ。そのため、林床は、ウツボカズラとランが密生していた。
ウツボカズラパラダイス。
 

インドネシア 再び! Vol.15

2018-01-16 22:12:49 | イベントその他
夕飯を食べ終わる頃から雨が降り始める。
で、再びカヌーへ。
夜の川を座礁しないように進めながら、獲物らしきものがいたら、止まって撃つ・・というわけ。
数回、そうした気配があったけれど、結局獲物は討ち取れず。
夜の9時に、本流脇に最近拓かれた田んぼがあって、その脇に建つ田小屋・・・吹きさらしに近い掘っ立て小屋に、雨宿り。
さっそくたき火。
で、またご飯を炊いている。
そうそう、インドネシアは基本、イスラム教が盛んで、お酒を飲まない(ハンターたちはダヤクの人々なので、キリスト教だったが、休憩=酒や茶というかんじではなかった)。だから、休憩=ご飯になったのかも。で、途中の川に仕掛けておいた刺し網にかかった魚をまた焼いて。
いや、さっきはすんごくおいしかったけど、さすがに2時間前にたらふく食べたし・・・。
この小屋で、雨にぬれた雨具のまま、雑魚寝。結構、眠れる。
夜の3時過ぎに雨が上がる。
と、何人かは、周囲の森に獲物を探しに・・・。
こちらも、虫探しに周囲をうろつく。田んぼのまわりといっても、最近までは森だったところ。案外、いろいろと虫がいる(雨期はあんまり虫がいないようだけども)。不稔だったが、ハチから生えている小さな冬虫夏草もあった。
写真は、この日、見つけたゴキブリたち。