西中国山地(島根県)の深い深い森
クマガイソウ自生地から車で約10km離れた秘境。
この辺りへ来るのは渓流釣りの釣人くらい。
目的は希少種のユウシュンランの観察で、やはり毎年訪ねています。
青白いギンリョウソウ
今年こそは桃色のギンリョウソウに会いたいところですが
ここまで青白いギンリョウソウもまた珍しい・・
腐葉土が積っていますが足元はズブズブの湿地
バイケイソウの大群生。
ダイナミックな草姿がカッコイイ!
新芽の頃はギボウシ(山菜)によく似ているので
毎年、これを食べて中毒したというニュースが流れます。
毒草です。
夏に咲く花もまたダイナミックです ^-^。
イカリソウ
ユウシュンランはとても小さなラン。
まずイカリソウを見つけるのが近道。
必ずと言って良いほど、イカリソウのすぐそばに咲いているからです。
そして、これがユウシュンラン。
クマガイソウ同様、絶滅の危機に瀕した希少種です。
菌への依存度が非常に高い植物で
光合成をすべき葉はほとんど退化してしまっています。
去年は30分ほどで22株みつけましたが今年は13株。
しかし、数が少なくなったというよりは
今年は開花が遅く、見つけられなかっただけだろうと思います。
花が咲いていないとたくさん生えているチゴユリにそっくりで
遠目から見分けるのは至難の業ですからね、、
あっという間のGWでした。
休みはいくらあっても足りないな~ (;´Д`);