Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

モリッシー新アルバム "World Peace Is None of Your Business"発売!!

2014-07-16 23:56:25 | Morrissey Songs

とうとう!!

モリッシーの新アルバム

"World Peace Is None of Your Business"

この7月14日、日本盤は今日16日、発売になりました!!


1000セット限定モリッシー直筆サイン入り自伝つき

“Ultimate Bundle”を頼んでいたので、月曜日の朝国際便のでっかーい

箱が届き…ブルーマンデーが一気にモズマンデーに!!

そしてそのままモズウィークに突入~


自伝の中のモリッシー直筆サイン…

ページの裏にまで到達する強すぎる筆圧は

まぎれもないモリッシーのもの!!(の、はず)

1000本ノックならぬ、1000本サインしたためか

iとsの区別がつかぬ…

 一瞬「MORRししい~」

疲れを表しつつ「日本ふう」に書いたのかと思ったw

 

そして、昨日は日本盤のフラゲデイ。

タワーレコード新宿店のPOPはこんな感じでした。

(@modernworldkoo さま撮影)

「5年間待たせても、知ったことじゃない」

…いや、モリッシー気にしてたと思うよwww


2004年に『ユー・アー・ザ・クワーリー』が出るまでも『マルアジャステッド』

から7年あったし、5年間くらい新譜リリースまで時間のあくアーティスト

なんて山ほどいます。

でもモリッシーのこの5年間のアルバムリリースレスは訳が違いました!

契約をなくし、でも絶対また世界的メジャーからブツを出してやる、っていう怨念の月日。

ファンの願いの強さもあるけど、モリッシーの怨念の勝利!


2011年には、2009年の『イヤーズ・オブ・リフューザル』以来となるアルバムも

完成していたのに(さすがすぐやる課、モリッシー…)

レコード会社との契約は切れたままだとアメリカの音楽メディア「ピッチフォーク」

で明かしました。


『イヤーズ・オブ・リフューザル』をリリースしたユニバーサルとの決裂は、

ユニバーサルと、当時のモリッシーのマネージャーだったアーヴィング・エイゾフが

イギリス最大の音楽賞であるブリット賞開催時期に意図的にぶつけようと

画策したことが原因だったとか…。


結局、ブリット賞のせいで『イヤーズ・オブ・リフューザル』のリリースがかすんでしまい

失敗。それにしてもお粗末すぎる作戦…。そんなプロモーションに、不信感を抱いた

モリッシーはレーベルともマネージャーとも手を切った。。。

(エイゾフはアクセル・ローズにも訴訟起こされたクセモノらしいw)


契約の解消、その後の展望を当時モリッシーは


「ぼくはもともとの資質としてインディペンデントなんだ。ぼくはメジャー・レーベルと

契約していても、インディペンデントなアーティストなんだよ。今や『インディー』と

いう言葉は無用の長物だからね。

あまりにも消費されてしまって、もはや『インディー』とは髪の毛をグリーンに

染めることしか意味しなくなってしまったんだ」


…と、言っており、「ん?こんだけのキャリアの人が今後はインディーに??もしくは

自分のレーベルでも立ち上げるのかなあ。だって出さなきゃ意味ないし?」

と一瞬思ったものです。


しかし、2012年、来日直後の「クロスビート」のインタビュー(2012年7月)では、

メジャー契約への強いこだわりを示していました。

独自レーベルをは立ち上げることはやりたくないと語り


「なぜなら、僕を否定したり無視する言い訳を何ひとつ世界に提供したくないからね。

軽くやり過ごされたくはないんだ。インディペンデント・アーティストとしてこそこそ

プライベートに活動するのは御免だよ。僕は他のアーティストたちと並んで存在感

を示したいし、メジャーなレーベルと関わりたいんだ。現時点でもすでに軽んじられ

ているわけだから、小さなレーベルと組んだら『ああ、もうモリッシーは終わっちゃっ

たね』と言われるのが関の山さ。だからパワフルなレーベルと組めないのであれば、

むしろ何もしない方がましだよ」

 

と語っており、びっくりしました。

この人、「元スミス」とか「マイナー王」とか「オワコン」とか「営業ミュージシャン」とかに

なる気まったくないんだな(あたりまえだが)、まだまだ諦めてないし、世界に影響力

与える気満々なんだなと(当時53歳)思い、私の「はやくモリッシーがメジャー契約して

レコードやCDが、ふつーにメジャーなアーティストたちの作品に紛れて、ふつーに

おいてある日がきますように…」という祈りも始まったのでした。


その祈りが叶ったことがわかったのはこの2月・・・ユニバーサル傘下のハーヴェストと

メジャー契約を結んだことを知った時は、本当に嬉しかった。でも実感?はわからなかった。

今日店頭で、「M」のコーナーに、「アナと雪の女王」DVD発売日につき「れりご~れりご~♪」

が鳴り響く中ふつーに日本盤の

 

『World Peace Is None of Your Business

~世界平和など貴様の知ったことじゃない』

 

を見た時には…感激しました。陳腐だけど、本当に今日が来たんだと思いました。

配信でも聞けるし、YouTubeでも聞けるし、聞くだけならどうにでもなるけど、

こうしてモリッシーが「神殿」と呼ぶCD/レコード店で、実体のある「ブツ」を

見ることがこんなにしびれることだとは。買わなくてもいいから、見てみることを

オススメします。なかったら店員さんに聞いてみたり?お問い合わせ多いものは

注文して並べてくれるかも?実体を売る店舗で、モリッシーに関わるコミュニケーション

をしてみてください、すっごい「モリッシーの新譜が出た感」を味わえますw


こちらはNMEの最新号、モリッシーの特集。

“RETURN OF THE KING”という見出しに対して海外のファンが

「王が戻ってきた??てか、モリッシーどこにも行ってないですが?」

とつぶやいていたのに激しく同意。


ずっとここにいて、ずっと私たちに歌い続け、どこにも行ってないから

今日が来たと思います。


聞き続けて、毎回新たに色々なことを感じさせるアルバムの

中身については追って♪

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