昨年の12月に続き再び!ロミ・モリさんの写真展“superlative”が東京、新代田のPOPO
にて開催中。早速いってきました!
今回、前回は未公開のザ・スミス/モリッシー写真があると聞いていて、見る前からわくわく。
会場は新代田駅の真ん前。ちょうど併設ライブハウスのライブ終わりだかで混雑する人を
かきわけ、奥に進むと…
モリッシーの写真コーナーが真っ先に、目に飛び込んできました。空間に翻るモリッシー。
写真て、不思議。特にロミさんの写真が不思議。30年以上前の空気感が、二次元に
真空パックされている。二次元なのにすごく立体感がある。場のにおいまで香り立つ、
4Dの写真たちが壁に。
ひとつひとつに対峙すると、吸い込まれそうになり、見惚れて動けなくなりました。
圧倒的なのは写真の色です。ロミさんがこだわって、その場の雰囲気を色で再現して
いるそうですが、その表現力は実に詩的だと思いました。
これはもう、見ていただくしかないと思います。まさにSuperlative(最上級)。
見つめていると、単なる「記録」ではない、無比の写真表現だと私は思います。
中学の時、スミスが好きで好きでたまらなくなったあの日を思い出す。
いったいイギリスでどんなライブをしてるんだろ~と思いを馳せた日々。
スミスは見られなかったけど、スミスのいちばんキラキラした瞬間を切り取ってくれた
ロミさんがいてくれてよかった。
その後お話しできたロミさん、お話の中で“Bought on stolen wine~♪”と
I Don't Owe You Anythingを口ずさんで、「この歌のすごく優しい感じが好き」
とおっしゃっていました。
ああ、ロミさんの撮ったモリッシーは、モリッシーがいたその瞬間は、彼にしかない、
そこにしかない「優しさ」をとらえているから、ずっと見ていたいんだなーと思いながら、
その後も網膜に焼き付いたモリッシーを反芻しまくりました。
会場では、Tシャツやポストカードも販売しています。
(おまけ)
ロミさんがモリッシーを撮った頃に住んでいたロンドンのセレブな地域の庶民的なお住まい
の写真がさりげなく飾られているのですが、「すだれ」みたいのがうつってて、東京の下町
風情があってとても好きでしたw
会期中にぜひ、ご覧ください。9月20日まで。