Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

オーストラリアのニュースサイト掲載 ほぼ最新モリッシー インタビュー その1

2016-08-05 20:46:42 | Morrissey Interview

モリッシー日本公演のチケット先行予約が開始されましたが、まだまだ

「本当に観られるのか」不安でそわそわして、でもモリッシーのことしか

考えられない日々ですが(嬉し過ぎる悲鳴)、各メディアも、ここぞとばかりに

モリッシーネタを送ってきます。NME JAPANさんなど、ひとつのインタビュー

記事から、ちょこちょことセンセーショナルネタを「お届け」してくれて(考え

てみればうれしいことですが)、「モリッシー=過激」バリューを存分に強めて

くださってますw

 

 

News Corp Australia が運営するニュースサイトNews.com.au

掲載されたこの過激?ネタばかりのインタビュー、全体像は一体どんなもんなんだ

と思って、訳してみました。長いので何回かに分けて載せておきます。



それにしてもいつものモリッシー節…別に過激なことなんて言ってないんですよね。

テーマが過激(に思える)だけで、言ってることは一貫している「いつモリッシー」で

とてもおもしろいです

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

昨年の誕生日は、あなたはシドニーにいましたね。

今年はどこでどんなふうに57歳の誕生日を祝いましたか?

詮索するつもりはありませんが、体調の方はどうでしょう?


どうぞ、詮索してくれていい。私は誕生日なんて祝わないし、誕生日

のことなんて考えもしない。


あなたは次回のオーストラリアツアーでシドニーをすっ飛ばしましたね。

前回は確かヴィヴィッド・フェスティバルでシドニーを訪れていますが。

あなたはかつて、オーストラリアの奥地もツアーしたがっていました。

キャンベラ、ニューキャッスル、そしてウロンゴンを訪れた。

それらは地理的にやや人里離れていますよね。


その3都市が片田舎だなんて思いもしなかった。思うに、オーストラリア

っていうのはシドニーとメルボルンだけだと思っている人もいるのだろう。

でも私はそうじゃない。ブリズベンにもう一回行きたくないのは、あそこでは

2度プレイしたがその両方とも野次り飛ばされた。あまり気にしてないが、

もし気の利いたことを言い返しても、野次を飛ばす奴らの方がいつも勝つ。

ライブややりにくくなってきてるし、歓迎されてないと感じることもある

けど、そんなもんだろう。


あなたはロスに住んでいますが、選挙に対して歯に衣着せぬことを

言っています。「トランプ(Trump)」のことを「サンプ(Thump)」(ガツンと

殴る)とか。バーニー・サンダース(米国上院議員)を陰から支持するとか。

それらはあなたにどんなことをもたらしてるのですか?


アメリカの政治に意味があるとか、今までみたく期待するのが間違い。

明らかに不正操作されている。人々は今や、クリントンを阻止するためにトランプ

に投票し、またはトランプ阻止のためにクリントンには投票する。

人々は、誰か悪い奴を止めるために投票するのであって、その候補者が良いから

投票するのではない。バーニー・サンダースは、アメリカが良く変わる、唯一の選択

肢だった。それなのに彼はメディアによって葬られ、彼の成功譚が尋常でなくすばら

しいものであるのにもかかわらず、支配者層にとって望ましい人物ではなかった。

なぜなら彼は億万長者でもなければ戦争屋でもないから。本当の黒幕はCNN、最終候補者を

選んだのは奴ら。例えば、バーニーが予備選挙で勝つたび、CNNはヘッドラインを

「ヒラリーがっかりナイト」みたく出すくせに、クリントンが勝てばバーニーの名前を

出しやしない。このように人々の心に、アメリカの政治はサンダースではなく、クリントン

のものかのように植えつけていくのだ。政治的にはアメリカは狭いままでいなくてはならない。

アメリカ全体では、トランプもクリントンも望んでないことは明白だ。そして11月の大統領

選挙の結果は、アメリカを覆う黒雲になるだろう。誰ももう政治を信じてなんかいない。


セットリストに関して話しましょう。あなたには膨大な数の持ち歌がありますよね。

何曲がライブでのローテーションに入っていて、どのようなタイミングで演奏

するしないを決めるのですか?


普通は、前の晩。客はたいてい、何を聞いても喜んでくれていると思う。


あなたはいわゆる「グレイテスト・ヒッツ」系のアーティストではありません。

でもあなたがライブで「ハウ・スーン・イズ・ナウ」や「クイーン・イズ・デッド」

「ディス・チャーミング・マン」のような曲をやったら、そしてこれらの

曲がもたらす即興奮を味わったら、特別なスリルを感じること間違いないで

しょう。いくつの「年代もの」の曲をセットリストに入れてくれるんですか?


そんなに多くは入れない。アル・ジョンソン(1920~50年代に活躍したアメリカの歌手)

みたくなってしまう。


あなたはハーヴェスト・レコードと契約して、その同じ年にレーベルを出ました。

2014年のあなたのアルバム「ワールド・ピース・イズ・ノーン・オブ・ユア・ビジネス」

は、プロモーション不足を引き合いに出され、市場から引き下げられてしまいました。

あなたはレコード・レーベルともう一度契約しますか?前回の経験から、もうレコードを

出すのを考えることには疲れ果てしまいました?新曲はたまってきているのでしょうか?


ハーヴェストと同じような状態にまたなるのはまっぴら、奴らにはほとんど殺されそう

になったし、私を殺さなかったことを後悔してるだろう。もしこの2016年において、

天才のアーティストなら、自分の面倒は自分で見なければならない。でももしお気楽

アホ野郎だとしたら、レーベルは誇大に宣伝して助けてやらなければならないし、

オンラインのニュースサイトの、有料広告ページにスペースを買って、さもすごく

見えるように載せてやらなければならない。私は自分のカヌーは自分で漕ぐ。


昨年のヴィヴィッドで何人かのファンが、今までのツアーよりも、ステージに上がって

あなたをハグすることが難しくなったと感じていました。それは会場の都合ですか、

それともあなたの都合でですか?


わからない。会場のポリシーによるんじゃないか…もしステージに上ってきたら、

外に放り出されるかもしれない。もし放り出されるとしたら、上ろうと試みるだけ

無駄なことが多い…最後の瞬間にはじけるまでみんな待ってることが多いのはその

ためだ。


・・・

…長くなったので続きます!