goo blog サービス終了のお知らせ 

ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

坂道の夜明け ~ 齊藤京子「僕なんか/TFT」と「ドレミソラシド/TFT」の累計再生回数差が縮小 [12Jul22]

2022-07-12 17:59:27 | 芸能

齊藤京子ソロ「僕なんか / THE FIRST TAKE」が昨夜10時、YouTube公開54日目(d)を終了。

先に公開された、日向坂メンバー4人による「ドレミソラシド / THE FIRST TAKE」と累計再生回数を同時期比較すると、「僕なんか」248.2万回に対して、「ドレミ」は265.9万回で、両作は18万回ほどの開きがある。

ただ、日単位の積上は「僕なんか」が公開20dを過ぎたあたりから、「ドレミソラシド」を上回ることが多くなり、40d以降は、その傾向が明確になって、累計差は縮小を続けている。


グループアイドルの動画に関して、出演メンバーが複数のユニット作品と1人だけのソロ作品を比べると、前者の方が応援しているファンの総数が多いため、公開初期には後者より再生回数の積上速度が大きく推移する傾向がある。

坂道が初めて「THE FIRST TAKE」に参加した、遠藤さくらの「きっかけ」は、アイドルファンではない視聴層を含め広く注目を集めたことから、ソロ動画でありながら、その後に公開された生田絵梨花、賀喜遥香、久保史緒里による「やさしいだけなら」を遥かに凌ぐ、立ち上がりの再生回数を記録し、上記の傾向には従っていない。

しかし、日向坂による2作は、音楽番組では滅多に生で歌わないアイドルが「THE FIRST TAKE」に登場するという、新奇さの薄れた段階で公開され、富田鈴花、加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲による「ドレミソラシド」が、齊藤京子ソロ「僕なんか」を越える積上速度でスタートし、公開54d現在も、累計でリードしている。

やはり視聴層の大半がファンという状況であれば、出演メンバー数の多い方が有利になる傾向があるようだ。


ただ、公開から随分と時間が経ち、何はともあれ「推し」が出ているから観る、というファンが少なくなってくると、動画内容の訴求力が積上ペースを左右し始める。

そうなると、ユニットより、ソロの方が逆に有利となる面が出てくる。

「THE FIRST TAKE」のような、マイクだけ置かれたスタジオにおいて、ダンスなしの純粋に生歌のみで勝負する場合、複数人で歌うとなると、ユニゾンであれ、ハーモニーであれ、全員が相当な歌唱力と経験値を持っていないと、長く視聴され続ける魅力的な動画を作るのは難しい。

ソロであれば、音程やリズムを少し外しても、その人の「個性」として見て貰える余地があるが、複数人だと、誰かが音程やリズムを外すと、全体のバランスが壊れるので、揃っていない「ミス」にしかならない。

Little Glee Monsterやゴスペラーズにおいて、個々のメンバーがどれだけ高度な歌唱力を持っているかを考えても、魅力的なユニット歌唱は難易度が極めて高い。

LiSAとUruの「再会 / THE FIRST TAKE」は累計6千万回に迫る大ヒット動画だが、これは二人の歌唱力と表現力、歌を解釈するセンス、生歌ステージの経験値が桁違いだからこそ実現できたわけで、生で歌う経験の少ない坂道の場合、複数人による歌唱は、各メンバーにとって大きな負担になってしまう。


あまり歌が上手いとは思えない遠藤さくらの「きっかけ」が(笑)、時間が経っても意外と積上ペースが落ちないのは、紅白曲目に選ばれた話題性だけでなく、上手くない部分を「個性」に転化できる、ソロ歌唱の強みも結構、効いている気がする。

一方、齊藤京子は魅力的な低音を含め、もともと歌唱力がかなり高く、歌う姿も艶っぽく様になるので、「僕なんか」では、ソロの強みがより一層際立ち、公開初期に累計でリードされた4人ユニットの「ドレミソラシド」に迫りつつあるのだと思う。

公開70dくらいから、動画そのものの魅力が積上ペースに反映されると予想していたけど、ソロの強みも含め、案外と早く、数字に出てきたという印象を受けています。


坂道が参加した「THE FIRST TAKE」の再生回数については、次の「注目トピック」に、現在の具体的な状況を紹介しておきます。

また、過去の記事でも、「 坂道全体 」の最後の項目として、ほぼ毎日データを載せていますので、興味のある方はご参照ください。


✿✿✿✿✿ 注目トピック ✿✿✿✿✿

【YouTube】
◎ 坂道参加「THE FIRST TAKE」の再生回数 ~ 日(d)単位
✽ 齊藤京子ソロ「僕なんか」再生回数を軸に全5作品を表とグラフに掲載。幾多りら「スパークル」を参考としてグラフに掲載






✿✿✿✿✿ 今朝の配信ランキング ✿✿✿✿✿

2022/07/11(月)付
順位 曲名 / アーティスト名 : 収録元 [配信開始日] 配信後経過日数

【Apple Music デイリーTOP100】
=== 100位圏内入りした坂道曲
なし

【Apple Music トップソング】
=== 200位圏内入りした坂道曲
なし

【iTunes Store トップソング】
=== 200位圏内入りした坂道曲
なし


✿✿✿✿✿ 乃木坂46 ✿✿✿✿✿

❀❀❀❀❀ 29thシングル表題曲「Actually…」 ❀❀❀❀❀

【YouTube】
◎ MV再生回数 ~ 日(d)単位



【YouTube】
◎ 乃木坂46・29thシングル表題曲「Actually…」MV再生回数 ~ 週(w)単位



【Apple Muisc & iTunes Store】
◎ 順位推移 ~ 日単位



【Billboard JAPAN Hot100】
◎ 07/06公開(07/11付)チャート時点の全項目順位成績



【オリコン ~ CDセールス】
◉ 週間シングル07/11付チャート時点のCD売上枚数の歴代比較



❀❀❀❀❀ 29thシングルC/W曲 ❀❀❀❀❀

【YouTube】
◉ MV再生回数 ~ 日(d)単位



【iTunes Store】
◎ 配信初期35日間のトップソング順位推移 ~ 日単位  




✿✿✿✿✿ 櫻坂46 ✿✿✿✿✿

❀❀❀❀❀ 4thシングル表題曲「五月雨よ」 ❀❀❀❀❀

【YouTube】
◎ MV再生回数 ~ 日(d)単位



【YouTube】
◎ MV再生回数 ~ 週(w)単位





【Apple Muisc & iTunes Store】
◎ 順位推移 ~ 日単位



【Billboard JAPAN Hot100】
◎ 07/06公開(07/11付)チャート時点の全項目順位成績  



【オリコン ~ CDセールス】
◉ 週間シングル07/04付チャート時点のCD売上枚数の歴代比較



❀❀❀❀❀ 4thシングルC/W曲 ❀❀❀❀❀

【YouTube】
◉ MV再生回数 ~ 日(d)単位



【iTunes Store】
◎ 配信初期35日間のトップソング順位推移 ~ 日単位 



✿✿✿✿✿ 日向坂46 ✿✿✿✿✿

❀❀❀❀❀ 7thシングル表題曲「僕なんか」 ❀❀❀❀❀

【YouTube】
◎ MV再生回数 ~ 日(d)単位



【YouTube】
◎ MV再生回数 ~ 週(w)単位



【Apple Muisc & iTunes Store】
◎ 順位推移 ~ 日単位



日向坂46・7thシングル表題曲「僕なんか」は昨日、7月11日(月)が配信48日目(D)。Apple MusicのデイリーTOP100とトップソングは順位成績がほぼ確定。iTunes Storeトップソングは36Dの6月29日(水)に配信後初めて200位圏外となり、最新48Dまでの13日間に、3日圏内に戻ったものの、それ以外は圏外。





【Billboard JAPAN Hot100】
◎ 07/06公開(07/11付)チャート時点の全項目順位成績  



【オリコン ~ CDセールス】
◉ 週間シングル07/11付チャート時点のCD売上枚数の歴代比較



❀❀❀❀❀ 7thシングルC/W曲 ❀❀❀❀❀

【YouTube】
◉ 日向坂46・7thシングルC/W曲のMV再生回数 ~ 日(d)単位





【iTunes Store】
◎ 配信初期35日間のトップソング順位推移 ~ 日単位 




✿✿✿✿✿ 坂道全体 ✿✿✿✿✿

【YouTube】
◉ 2021年以降の坂道表題曲のMV再生回数 ~ 週(w)単位





【Billboard JAPAN Hot100】
◎ 07/06公開(07/11付)チャート時点の2021年以降坂道表題曲の全項目順位成績  



【オリコン ~ CDセールス】
◎ 07/11付の週間シングルにおける坂道曲のCD売上枚数と順位 


【YouTube】
◉ 坂道参加「THE FIRST TAKE」の再生回数 ~ 日(d)単位 ➡︎ 注目トピックに掲載


✿✿✿✿✿ 坂道以外のアーティスト ✿✿✿✿✿

【YouTube】
◎ NiziU「ASOBO」本編MVの再生回数 ~ 日(d)単位 
✽ =LOVE「あの子コンプレックス」のMV再生回数もグラフ中に掲載




✿✿✿✿✿ 凡例 ✿✿✿✿✿

【使い方】

「◎」で始まる各項目の見出しをクリックすると、より詳しい情報あるいは関連情報が載ったツイートやブログ記事に飛びます。

また、「⬅︎」で始まる行文にもリンクが貼られています。

「◉」で始まる見出しは、原則としてリンクを貼っていません。

【当サイトの用語】

◉ Ranking指数

100位までが表示される日ごと更新の楽曲ランキングにおいて、ある曲が1日目(D)に10位にランクインした場合、10位から100位までを「獲得」したと考え、91点をその日の順位成績として与え、これをRanking指数、あるいは略してRiと呼んでいる。

Ranking指数の特徴は、順位と異なり、加算が可能なことで、例えば、曲Aの1Dが10位、2Dが50位、3Dが80位なら、Riは1Dが91点、2Dが51点、3Dが21点で、この3日間の合計は163点となる。

1Dから3Dまですべて1位だった場合は300点となり、これが「満点」なので、曲Aは300点満点中の163点を「獲得」したと捉えることができ、そのランキングにおける曲Aの「存在感」を表す数字とも言える。

加算をする期間は自由で、1Dから最新の更新日までの「全期間」に渡るRi総和を計算してもいいし、1Dから21Dまでの3週間のRi合計でもよく、複数の曲をどの基準で比較するかによって、自由に加算期間を設定することが出来る。

また、200位までのランキングでも、週ごと更新のランキングでも、同様にRanking指数を計算出来る。ただ、Riの比較は、同一ランキング内でのみ行い、異なるランキング間で比較するのは、Riの数値自体ではなく、15th以降の乃木坂歴代シングル表題曲といった、楽曲群が示すパターンに止めている。

◉ 日単位の小文字「d」と大文字「D」

YouTubeに公開されたMVの再生回数を考えるときに使われる、1日を区切る単位で、小文字「d」は翌日の公開時刻と同じ時刻までを1日とし、大文字「D」は日付が変わった翌日の午前6時までを1日とする。

例えば、6月20日(月)午後3時にMVが公開された場合、20日(月)午後3時から21日(火)午後3時までを1d、21日(火)午後3時から22日(水)午後3時までを2d、22日(水)午後3時から23日(木)午後3時までを3d、と数えていくのが「d」単位。

一方、20日(月)午後3時から21日(火)午前6時までを1D、21日(火)午前6時から22日(水)午前6時までを2D、22日(水)午前6時から23日(水)午前6時までを3D、と数えていくのが「D」単位。かりに公開開始が21日(月)午前4時なら、1Dはそこから日付が変わった22日(火)の午前6まで。

つまりd単位による1日は常に24時間だが、D単位による1日は、2D以降が24時間である一方、1Dは、午前零時から午前6時の間に公開されると24時間以上になり、そうでなければ24時間未満になる。

ちなみに、D単位の区切りを午前零時から翌日午前零時ではなく、午前6時から翌日午前6時に設定したのは、午前零時を過ぎた時刻のテレビ番組が、前日の深夜として放送され、そこで新曲のパフォーマンスが披露されたり、メンバー主演のドラマが流れたりするので、それらのMV再生回数に対する影響を、翌日ではなく、その日の数字として捉えたかったことが理由。

◉ 週単位の小文字「w」と大文字「W」

YouTubeに公開されたMVの再生回数を考えるときに使われる、1週間を区切る単位で、小文字「w」は翌週の公開曜日時刻と同じ曜日時刻まで、大文字「W」は月曜から日曜区切りの週が変わった翌週の月曜午前6時までを1週間とする。

例えば、6月20日(月)午後3時にMVが公開された場合、6月20日(月)午後3時から6月27日(月)午後3時までを1w、6月27日(月)午後3時から7月4日(月)午後3時までを2w、7月4日(月)午後3時から7月11日(月)午後3時までを3w、と数えていくのが「w」単位。

一方、6月20日(月)午後3時から6月27日(月)午前6時までを1W、6月27日(月)午前6時から7月4日(月)午前6時までを2W、7月4日(月)午前6時から7月11日(月)午前6時までを3W、と数えていくのが「W」単位。かりに公開開始が6月26日(日)午後10時なら、1Wはそこから週が変わった6月27日(月)の午前6までの8時間しかない。

つまりw単位による1週は常に7日間だが、W単位による1週は、2W以降が7日である一方、1Wは、月曜の午前零時から午前6時の間に公開されると7日以上になり、そうでなければ7日未満になる。

週間ランキングであるビルボードHot100は集計期間が月曜から日曜までの1週間で、「国内動画再生回数」もこの1週間におけるYouTubeのMV再生回数などを評価していて、それに対応するためにW単位を導入している。


アレチボルトのツイッター
https://twitter.com/sabakunonezumi


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする