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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

12枚目収録ペアPV「星野&松村」の犯人は彼女、但し刑事が「それ」を知らなかったことが前提 [23Aug15]

2015-08-23 08:00:00 | 芸能
テレビ・ラジオで近々放送される予定の注目番組

[地デ] 8月28日(金) 09 : 28 ~ テレビ東京『7スタライブ』
毎週金曜午前に放送される情報番組内の「マイライク」コーナーに、衛藤美彩が、7日、14日、21日、28日に連続して出演。5分ほどの短いコーナーながら、出身県である大分の郷土料理を食べ、お酒を飲み、カウンター越しにマスターと語るなど、吉田類ばりの、かなり濃ゆい内容(笑)。好評だった『乃木坂工事中』の1人飲み企画がオファーを呼び寄せたのかも。お酒の似合う「大人なアイドル」って、かつてないジャンルで、みさ先輩には新しい世界を切り開いて欲しい。
テレ東の番組公式サイト
衛藤美彩の2015/07/31_23:00ブログ
『しくじり先生』で高山一実が涙の大活躍!「1人家飲み」は衛藤美彩がセクシーの新分野を開拓 [26May15]

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



12枚目「太陽ノック」初回限定盤TypeAに、ペアPVとして収録された推理ドラマ、星野みなみ&松村沙友理「どちらかが " 彼 " を殺した」の犯人が分かりました(笑)。

前回の記事に、「どちらが犯人なのか、結局、よく分かりません」と書きましたが、その後、さらに何度かPVを見直して、ようやく制作陣が意図した「正解」に辿りついたと思います。

欅(けやき)坂46が発足し、乃木坂46の13th選抜発表が迫る中、何を暢気に、些末なことにうつつを抜かしているのかと、突っ込まれそうだけど、一度気になると、なかなか目を逸らすことの出来ない、不便な性格なもので(笑)。

しかも、星野みなみと松村沙友理の二人は、私がもっとも好きなメンバーで、このPVは超自分得な作品であり、是非とも「正解」を見つけ出し、サッパリした気持ちで、ゆったり鑑賞したいという思いがあります。


今回の記事には、100%のネタバレが含まれるので、まだPVを観ていない方は、読まない方がいいと思います。

ただ、乃木坂のシングルに収録されたペアPVのドラマなので、推理小説のように、「謎解き」に最大の重点があるというより、メンバーの可愛さを伝えることに主眼が置かれていて、私が辿り着いた「正解」を表に出しても、その価値を損ねることはないだろうと考え、記事を書くことにしました。

まあ、発売から1ヶ月経っていて、本当のところは監督に直接訊くしかないし、この記事を切っ掛けに、賛否も含めて話題になれば、初回限定盤が2、3枚は多く、売れるかもしれないし(笑)。

ということで、他人の出した答えなんて、知りたくな~い、という方は(笑)、これ以上、読み進まないようご注意下さい。

では、始めます。








推理のポイントは、刑事が星野みなみと松村沙友理に、被害者が犯人にプレゼントしようとした遺留品の写真を見せる場面です。

刑事は二人からかなり離れた場所に立って、写真を見せ、「これは何か分かりますか?」と質問する。

みなみは「メガネ?」と答え、さゆりんは分からず、刑事が手元に写真を持ってきて、初めて「メガネ」と呟く。


このシーンから判明することは、「松村沙友理は視力が悪い」ということです。

後に「松村さんの視力が悪いことは把握しています」と刑事が述べることで、この事実は確定します。

つまり、刑事はさゆりんの視力が悪いことを知っており、視聴者である我々も、遠くから見せられた写真の中味を言えなかったことから、それを確認出来る。


一方、星野みなみに関しては、目が良いのか悪いのか、判断を下せません。

コンタクトをしていたかもしれないし、ぼんやりとしか見えなかったけど、当てずっぽうで答えて、たまたま当たっただけかもしれない。

みなみの視力は、この段階で、少なくとも我々には分からない。


そして、いよいよ犯人を特定する場面がやってくる。

遺留品であるメガネが、度入りだったのか、度なしだったのか、調査結果の載った書類を、刑事が茶封筒から取り出し、「なるほど、ようやく分かりました」と述べる。

どちらが犯人で、どちらがルームメイトをかばおうとしているのか、刑事が分かった瞬間です。

そして、我々にとって、「調査結果を見て、刑事は直ちに犯人が分かった」ことが重要な情報となります。


被害者の贈ろうとしたメガネが、度入りか、度なしか、を知るだけで、刑事に犯人が分かるのは、それが伊達メガネであるときのみです。

というのは、もし度入りメガネであれば、「松村沙友理は視力が悪い」のに加えて、星野みなみも視力が悪いと述べているのだから、この調査結果だけでは、どちらが犯人かを判断することは出来ません。

星野みなみがコンタクトをしていないことを確認し、さらに視力検査を行なって、「視力が良い」ことが判明したら、そのとき初めて、犯人はさゆりんと断定出来るわけで、「調査結果を見て、直ちに犯人が分かる」ことはあり得ない。

視力を検査したら、星野みなみは、本当に視力が悪かったという可能性は十分にあるので。


しかし、伊達メガネであれば、「松村沙友理は視力が悪い」のだから、さゆりんは犯人でないことが確定します。

そして、犯人は二人のどちらかなのだから、みなみが犯人であることを、視力検査をせずとも、刑事は直ちに見抜くことが出来る。

つまり、「調査結果を見て、刑事は直ちに犯人が分かった」ことから、メガネは度なしであり、犯人はみなみであると言えるわけです。

おそらく、これが制作者の意図した「正解」ではないでしょうか。

そうですね、犯人は星野みなみだと思います(笑)。


しかし、制作者が気づいているかどうか分からないけど、この推理には、一つの前提が含まれている。

茶封筒から調査結果を取り出す時点で、「刑事は、星野みなみの視力が良いのか悪いのか、知らなかった」という前提です。

もし、この前提がなく、事前の調査で、刑事が、みなみの視力を知っていたのであれば、話は違ってくる。


度入りの有無だけで、刑事に犯人が分かった以上、二人の視力は違っており、さゆりんは悪いのだから、みなみは良いことになる。

そして、調査結果が度入りであれば、さゆりんが犯人で、みなみは彼女をかばうために、自分は視力が悪いと、嘘を付いたことになる。

一方、度なしであれば、みなみは、犯人だとバレるのを怖れて嘘を付き、さゆりんは、みなみをかばうため、自分は視力が良いと言いたかったのだけど、写真の件で、視力が悪いことが露呈していて、身動きが取れず、黙るしかなかった。


どちらが犯人であっても、矛盾のあるシーンはない。

もちろん、「犯人は決して嘘を付かない」のであれば、後者のケースを排除出来ますが、それを保証するシーンは一切ないので、犯人だと分からない安心感から本当のことをしゃべってきただけで、いよいよ追いつめられたら、嘘で逃げる可能性を否定しきれない。

つまり、調査結果を知る時点で、刑事がみなみの視力を知っていた場合、「調査結果を見て、刑事は直ちに犯人が分かった」としても、この情報だけでは、上記二つのケースを区別する術がなく、刑事には犯人が分かっても、我々が犯人を知ることは出来ないということです。


従って、刑事が星野みなみの視力を知っていたかどうかは、このドラマから、視聴者が犯人を推理出来るかどうかの重大ポイントになります。

刑事は「松村さんの視力が悪いことは把握しています」と言った後、みなみに向かって「星野さんは」と言いかけ、みなみが「私嘘付いてません」と答える。

刑事がみなみの視力を知っていたのかどうか、手掛かりはこのシーンしかないんですが、みなみの言葉に対し、彼は何も述べず、茶封筒を開けるので、我々には判断のしようがありません。


では、制作者はどう考えてるのでしょう?

「刑事は、星野みなみの視力が良いのか悪いのか、知らなかった」ことを前提にして、みなみが犯人であるという、推理ドラマを作った可能性が高いと、私は考えています。

視聴者が推理するタイプのドラマでは、使える情報は、登場人物の発言と起こった出来事に限るのが常識で、「実は、刑事は、こんなことを事前に知っていた」と制作者が勝手に前提して、しかもドラマ内で明示しないなんてことは、ちょっと考えられません。


さらに、みなみが犯人であることを示唆する、伏線と思しき場面がある。

度入りであれば犯人は近眼、そうでなれば近眼ではないと推測される、と述べる刑事に向かって、みなみは「度なしでも、眼が悪い人が、たまたま伊達メガネを欲しがったって、パターンかもしれないじゃないですか」と反論しています。

さゆりんの視力が悪いことを知っている筈のみなみが、「伊達メガネであっても、犯人は近眼の可能性がある」と指摘しているわけで、星野みなみが、松村沙友理をかばおうとしている風には思えない発言です。

また、本当かどうかはともかく、凶器が花瓶であると供述したのも星野みなみで、ドラマ制作者は、彼女が犯人であるという「真実」をベースに、幾つかの伏線を敷いて、この推理ドラマを書いたんじゃないでしょうか。


実は、みなみの「近眼でも伊達メガネ説」は、「ストーカーに欲しいものの希望を伝える人がいるでしょうか?」という刑事の言葉で一蹴され、「度入り = 犯人は視力が悪い」「度なし = 犯人は視力が良い」という関係が、ドラマにおける一つの約束事として確立します。

この経緯は割りと明瞭で、観ている側にも、よく伝わってきます、台詞回しは相変わらずですが(笑)。

従って、遺留品であるメガネの度入りの有無と、みなみとさゆりんの視力が、犯人特定の決め手になるわけです。


話を戻すと、もし刑事が星野みなみの視力を知っていた場合、何回観ても、視聴者は犯人を知り得ないことまで認識して、制作者がドラマを作り、それに気づいた人だけを「正解」に辿り着いたと見なすつもりだったなら、推理ドラマとしてはどうかと思うけど、数学的には、「この問題は解けない」が正解となる、かなり高度な問題と言えるでしょう。

星野みなみは、「10回観たら犯人が分かる」的な発言をしたとの情報がネットに流れていて、それが本当であれば、「犯人が分かる」のだから、推理する際に、「刑事は、星野みなみの視力が良いのか悪いのか、知らなかった」という前提を、素直に使って良いのかなという気にはなります(笑)。

「観ている側には、どちらが犯人かを知る術はない」が「正解」であるような、信じられないほどトリッキーな推理ドラマを、アイドルのPVとして作るとは、さすがに思えないですし。


犯人は星野みなみである、但し、「刑事は、星野みなみの視力が良いのか悪いのか、知らなかった」という前提が必要。

そして、制作者は、刑事がみなみの視力に関して何も言わないシーンから、視聴者がその前提を自然に受け入れるだろうと考えて脚本を書いた。

それが私の推理です。

ん~、どうでしょう、考え過ぎでしょうか(笑)。


一つ言いたいことは、こういった推理ドラマを作るのであれば、問題の提示を、物語設定、論理構成、聴き取りやすい台詞回しなどの点で、もっと自然な形に、分かり易くすることが必要だと思います。

例えば、人にメガネをプレゼントするのであれば、普通は伊達メガネですよね(笑)。

相手の視力が悪くても、レンズの細かい設定は本人が眼鏡屋で行うしかないわけで、度入りメガネなんて、まず贈りません。

「度なし=犯人は目が良い」という理論式が推理の肝だと思うけど、この辺の設定が、一般通念と乖離し過ぎていて、受け入れづらいものがある。

また、被害者はどちらのストーカーだったのか、警察が把握してないのは無理があるし、ストーカーされていた人物が犯人とも限らないわけで、筋立てにツッコミ処が多い。


論理構成の面でも、「刑事は、星野みなみの視力を知っていたかどうか」など、推理の前提となる情報は、異論が入らない程度まで、はっきり示すべきです。

小説と違って、ドラマは受け手が自分のペースで物語を進められないので、各シーンを慎重に作り込まないと、今回のPVのように、ほとんどの人が「正解」に辿り着かない事態に陥ってしまいます。

繰り返し観れば分かると言うけど、初見で何だか分からないと思ったら、多くの人は興味を失って、二度と鑑賞してくれないでしょう。

何回も見直すのは、私のような、取り返しのつかない星野みなみファンなど(笑)、ごく少数の筈で、一般層へのアピールが目的の一つであるPVとしては、どうにも疑問を感じざるを得ない部分があります。

さゆりんごとみなみは可愛かったけど、ドラマがここまで不自然、不明瞭だと、スルーされる確率が高いだろうなと、ファンとして心配になってきます。

次に同じタイプのPVを作るときは、推理も、台詞も、出来れば二人の全身ビジュアルも(笑)、明るくはっきり見せて欲しい。



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[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『アイズ』秋葉原アキバシアターで上映中
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
映画『アイズ』予告編
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舞台挨拶の情報
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映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
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[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー中
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乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
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[舞台] 【第二章】學蘭歌劇『帝一の國』-決戦のマイムマイム- が7月12日(日)から上演開始
東京公演 7月12日(日) ~ 20日(月祝) AiiA 2.5 Theater Tokyo
大阪公演 7月25日(土) ~ 26日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
井上小百合と樋口日奈がWキャストでヒロインを演じる舞台。
ネルケプランニングの『帝一の國』公式サイト

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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