今日の村永さんのブログのタイトルに「新たな一歩」とありますが、先週の「てんがらもんラジオ4周年お祝い会」を節目として次への歩みがはじまりました。
番組は http://www.ustream.tv/recorded/83319137 です。
今日のゲストは川越孝一さん、お名前だけのとき新しいゲストさんかと思いましたが公開放送でお会いした方、と言ってもインターネットですから川越さんはkaeruとは会っていないのですが。あの日は遠い伊佐市から、それも雪が50センチという中をバスを乗り継いで来られたと話されていた方です。
居合と空手、武道派ともいえる方ですが、子供の頃は弱い児で高校まで体育の授業時間は授業に出たことがなかったそうです。大学に入って逆に強さを求めてもっとも厳しい空手部に入り鍛えられたのです。居合や空手を教えるだけでなく着付けでは紋付袴姿での大会で優勝したり、鹿児島弁の普及に力を入れています。
お話を伺いつつ長渕剛のことを思い浮かべてました。長渕も子供の頃体が弱かったと聞きます。そこで本屋へ行って長渕剛の本を買って来て、読み出しました。風土と言葉が育てる情熱というようなことを考えているのですがまとまりません。方言が持つ力を考えることとも通じるのかと思います。
長渕と柳美里の対談で柳が「受信するということは、その出来事や人を全身で感知すること」と言っているのです。これはゲストの話とは関係ないのですが、この言葉でこれからの「てんがらもんラジオ」のことに思いがいったのです。放送の聴取にしてもインターネットでの視聴にしても受信作業ですが、「全身で感知する」とはパーソナリティーとゲストと視聴者に一体感が生じることだと思います。
視聴者ではあるがある種の当事者意識が生じる、人ごととは思えなくなるという心理状態です。「てんがらもんラジオ」がそういう番組へと向いつつあるのかと思えます。そこをもっと強める番組運営はどうあるべきか、ひと工夫ふた工夫する楽しみがあります。