![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/03/869c07131e38a76a7d4f63b9cbaba302.jpg)
東京都現代美術館で7月10日よりスタートした「館長庵野秀明 特撮博物館
ミニチュアで見る昭和平成の技 」初日にさっそく行ってまいりました。
特撮作品に登場したスーパーメカやスーパーヒーロー、怪獣、そしてミニチュア
セットや特撮現場で使用された小道具類など、新旧そして製作プロダクションを問わずに
大量に集められた大博覧会として開催前から気になるイベントでありました。
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過去作品本編使用のプロップ類は撮影不可だったのですが、とにかくあるわあるわの充実ぶり。
実際に本編で使用された超兵器群が今回キレイに修復されたもの、
または新規で当時の設計のまま再製作されたもの、撮影の火薬の爆発に巻き込まれて
生々しいダメージ状態のもの等とりまぜて大量展示。
メーサー車も昭和の「特撮大会」で展示されていたものなどは「ゴジラ対ガイガン」の撮影で
だいぶ痛んでいたのですが、今回は完動品の外観に整えられたものが展示されていました。
マットジャイロなどは展示品の製作が間に合ってなく公開予定日が記されて空席でしたが、
そんなところも館長・庵野秀明ならではのこだわりゆえなのかなと思ったり。
とにかくマニアックなスーパーメカの集結ぶりは監修がこのヒトならではという感じですね。
庵野監督の奥さん・安野モヨコさんが添えた監督のイラストつきで、
各展示品の横にコメントとして展示品の見どころを説明しているのも
「このヒト、ほんと根っからの特撮オタだな~」と大いにシンパシーを持てます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/12/15d69288940fa9f274b73d9e675d1198.jpg)
ウルトラマンタロウのキュートなZAT車両・ラビットパンダの
劇中ミニチュアなんて素材は木とかで作ってたんですね。現物を観れてよかったです。
素材もそれぞれ明記されており時代ごとの変遷もうかがえて、また興味深いです。
特撮映画と呼ばれる映像作品も昭和の怪獣映画から平成の世ではエンタメ映画へと
変遷を遂げており、「アナザーウェイD機関情報」の潜水艦、「ローレライ」の伊507号や
「日本沈没(2006)」の新わだつみ等、一般映画の特撮プロップ、
最近作のミニチュア建物類もカバーしております。
マニアックなところでは「怪獣総進撃」でマンダにグルグル巻きつかれたモノレールの車両や
「妖星ゴラス」の南極基地で稼働していたブルドーザー、「惑星大戦争」の敵戦闘機
なんてのまでありました。そうそう、樋口監督絵と文による場内解説リーフレットを読むと
TV「日本沈没」のケルマディック号の現物も会場のどこかに飾ってあったらしいんですが、
見つかりました?
展示ブースの中ではトタン板で囲まれた薄暗い照明による東宝特美倉庫風のステージで
見れる箇所もあり、雰囲気満点です。
怪獣のキグルミは物性が変化しやすいラテックスにより出来ているので
現存しているものは少なく、展示はあまり多くは無いですが、
デスゴジやGMKの魏怒羅、モスラ、1983サイボットゴジラの頭部骨格、
平成ガメラなど公開当時劇場で目に出来た怪獣たちとファンがまた再会できる
ウレシイ機会にもなっておりました。
その分ヒーロー関係では、ウルトラファミリーはもちろん、レッドマンやグリーンマン、
ライオン丸、トリプルファイターやロックバットなど、開米プロダクションに現存する
多彩なヒーローの頭部マスクが大量に展示されていました。
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今年初頭に画集が発売されたものの惜しくも同じころに亡くなられた井上泰幸氏、
平成ウルトラや東宝の超星神シリーズなどでの美術デザインで特撮ヒーローの
ビジュアルイメージを支えた、同様に故人である大澤哲三氏のデザイン画展示も
迫力の原画を間近で見れるチャンスですね。
ここのところ昭和から平成にかけて橋渡しをした特撮の立役者にあたる方が相次いで
亡くなられている中、追悼的な意味合いでも
先人の方たちの仕事ぶりをじっくり振り返れる良い機会になりました。
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今回の展示に華を添えたのが10分程度の短編映画「巨神兵東京に現わる」。
巨神兵の登場する劇場アニメ「ナウシカ」のスピンオフ的な内容で、スタジオジブリとの
コラボレーション企画にもなっており、庵野監督と宮崎駿氏の「ナウシカ」製作
以降からつづいている親交ぶりもうかがえます。
「ナウシカ」当時の庵野監督作画パート原画、絵コンテも展示され、宮崎氏が描いた庵野氏の
似顔絵入りで「原画を早くあげろ」と催促していたときのメモなども添えられて
生々しい当時の製作状況を伝えてくれます(微笑)。今回の映画用にキャラ設定を起こした
前田眞宏氏によるイラストや設定資料、竹谷隆之氏による造形検討モデルや
作業用のイラストも展示。
そして本編ですが、渋谷の街中でのロケも行われてちょっと庵野監督の実写映画
「ラブ&ポップ」を思わせる、けだるい朝の都内を映す冒頭。人々の間で
ある日、何の前触れもなくこのセカイの滅亡が噂されるようになる。
そしてついに、早朝、街の上空を覆うように羽を展翅したおぞましい姿の巨大な巨神兵が
漂っている。巨神兵を目撃した女の子(CV・林原めぐみ)の、淡々とした独白によって
進行するストーリー。
実写風景と樋口眞嗣特技監督による特撮部分とで構成された巨神兵の群れによる
東京襲撃シークエンス。終わらないはずの日常がある朝、予期せぬ「火の七日間」へと
突入していく大状況、
イベント的つくりながら、従来の特撮作品ではまったく使用されていない
新奇な特撮技法をいくつか多用しております。
ただしあえて昨今多用される3DCGには一切頼らず、
基本アナログ特撮的な昔から有る技術の延長から編みだされた方法を模索することによって
描かれる、壮絶な都市破壊図絵がスクリーン上に展開されます。
「ナウシカ」の冒頭にあった巨神兵たちが横一列に並び歩みながら都市を粉砕し
人類を蹂躙していく恐るべき伝説の「火の七日間」が初めて実写映像化され、
来場者は自分たちの住む安全だったはずの街の崩壊とセカイの終末を、息を飲み見守るしかない
のです。
あのエヴァンゲリオンも「ナウシカ」劇中最強の究極生物兵器である巨神兵の存在なくしては
生まれなかったでしょうからね。
庵野監督が関わったことで、本作はいわばエヴァを発想したミッシングリンクに観るものを
いざなう映画となっています。
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本作の製作に関する樋口監督のメッセージボードには印象的な言葉が綴られています。
「いつのまにか特撮作品は作る手段が目的になり、
作品自体が映像の作り方に囚われて作られるようになってしまった、そうなってしまったことには
自分たちも関与してしまっていたのかもしれない」的なことがしたためられているのですが
それは特撮モノがジャンル映画化してしまって活躍の場を狭められて作られなくなって
しまったということも暗に示されているんでしょうね。
多くのスタッフが優れた映像表現の匠の技を持ちながら
「特撮映画の灯が消える」そんな危惧感を持って作られたのが本作です。
今はエンタメ映画というジャンルの中で多くのカタルシスシーンにおいて、CGによる表現が
中核に置かれて製作されているのですが、本作では「特撮映画でしかできない表現で観客を
驚かす」ことが主眼に置かれさまざまな技術が編み出されています。
きのこ雲、巨神兵の伝家の宝刀とも呼べるプロトンビームで切り口がアメのように溶けて
ドロッと崩れるビル、そしてCGでなく操演でもないアナログ技術により、
あたかもいきもののような表情を見せる巨神兵。。。
それぞれの見せ場は従来の特撮映画では見られない、メイキングを見ると
非常にシンプルで驚かされるような新技法によって生み出されたものです。
映画本編の後に特撮のメイキング映像も別室でオンエアされているんですが、
「ガメラ3」の時のあの面白かったメイキング映画「GAMERA1999」
(庵野秀明監督作品)を思わせる、特撮技法をスタッフ皆でコンセンサスをとって
編みだしていく過程をドキュメントで見せていき、
映画の中のあのシーンはこうして作ったのかという驚きをお客に提供する上で
このメイキングもいわば映画本編の一部といえるものとなっています。
映画づくりの面白さがよく伝わってきますね。
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お客さんが帰り際、実際に特撮セットの中に入って自由にミニチュアセットの中でアングルを
決めて撮影できる特撮撮影体験展示コーナーがあるのもお楽しみのひとつですね。
この記事に貼ってある風景も、そのミニチュアセットの中に入って撮ってみたものです。
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↑街中で巨神兵を目前にした人々が最初に取りそうな行動。これも本編で使用された
人物用プロップです。実写版ネギまのOPみたいですね(笑)。
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劇中で巨神兵が佇む街中をロングで据え、手前にアパートの室内ショットが
あるのですが、そのシーン用のミニチュアセットがとくに人気で、
皆、小人の部屋でも覗くように楽しんで撮影していました。
しかし「ガンヘッド」とか「日本沈没」「デスレース2000年」のポスターが貼ってあって
エレキギターが立てかけてあり、コケシ等郷土民芸品の置いてある部屋の住人って、
どんなライフスタイルや、Gジャンズでしょうか(微笑)。
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たしか、「ガメラ3イリス邪神覚醒」公開当時の「大ガメラ展」でもこういう体験撮影形式の
ミニチュア展示内容で来場者を楽しませてくれたことがあったのですが、
本展は一般の人にも今一度、CG映像とはまた違ったエモーショナルなミリキを
持った「怪獣映画」や「特撮映画」に興味喚起してもらえる
いい機会になったのではないでしょうか。
ここ数年の特撮怪獣映画というと、ウルトラやライダーのようなシリーズ作でない
個別オリジナル作品では、3年前にNHKの製作で15分ほどの短編ですが本格的怪獣特撮映画
「ゲハラ」が撮られ、樋口監督がプロデューサーを務めました。
その後原口智生監督により骨太な怪獣バトルシーンのある「デスカッパ」が撮られたりも
していますが、「デスカッパ」ではすでに過去に特撮映画で使用されたプロップをかき集めて
一本映画が撮れてしまうほどに、特撮映画界は製作プロダクションの垣根もない
くらいに業界内に存在するプロップやビルのミニチュアの互換性などで見通しが利く状態と
なっている。それは、悪く言えばすっかり現場とそれに携わる人たちが限られたミニマムなセカイと
なってしまっているという側面もわかります。
本展は特撮映画ファンのみならず、広く一般に向けて特撮の技術伝承、分野再認知を図るための
イベントとしての意味合いもあるといえるでしょう。
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樋口監督には、斯様な環境にあっても日本特撮映画を再び一般大衆娯楽として
楽しめるような位置づけにできるような意味も込めつつ、是非また
特撮怪獣映画のメガホンもとってもらいたいです。
今回のメイキングでも想像していた以上の絵が撮れた時の樋口監督はじつに楽しそうだったな。
この監督が自身で楽しそうに撮っている映画は是非観たいです。
今回のこの「特撮博物館」がエールとなって一般的な関心を高めつつ、
新たな特撮映画が作られる一歩につながっていくといいですね。
とにかく特撮、怪獣好きのヒトには今夏の語り草になるであろう、
タコもオススメのイベントDeath。
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イベント限定のガチャポンとFIGMA巨神兵のパッケージ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/e4/5761b01c2119383ed7b3da0e794f8e9f.jpg)
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●館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
会期 2012年7月10日(火)~10月8日(月・祝)
休館日 月曜日(ただし、7月16日、8月13日・20日、9月17日・24日、
10月1日・8日は開館。7月17日、9月18日は休館。)
入場時間 午前10時〜午後6時 (入場は閉館の30分前まで)
東京都現代美術館 企画展示室1F・B2F
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111(代表)
【あのすばらしい愛をもう一度(映画「ラブ&ポップ」エンディングテーマ)】
http://www.youtube.com/watch?v=GWM5oUXbits&feature=related
【彼氏彼女の事情 エンディング詰め合わせ1~9話】
じつはこの実写エンディングが本編みたいな。紙芝居回のVHS、手が空いてる時に
エンコードしたい。
http://www.youtube.com/watch?v=LvU5s3hrKjk
さっそくのルポお疲れ様です。
会場の様子を伺うことができて、
とにかく、感謝!感謝です。
「特撮博」ともいうべきこのイベントの
タイトルにもあるようにミニチュアが
展示の主役であるのですが、
デザイン画もあるというので、そっちの方も
気になっていました。
大澤哲三さんといえば、
ミラーマンのインベーダーの円盤の
デザインを手がけたことで印象深いです。
特に初期は毎回、趣向を凝らしたデザインの
連発でしたね。ジャンボフェニックスも
大澤さんのデザインで、ウルトラホークを
超えるつもりで考えたと雑誌のインタビュー
でコメントされていました。
この布団が干してある住宅地の
ミニチュア良いですね。
ウルトラマンAの頃ぐらいからですね。
あと、シルバー仮面とか、アイアンキングの
特撮を担当した日本現代企画の特撮を
見ると、よくこんな感じの画があります。
「アバター」以降、ますます映像の世界は、
3DCG色が強まったと思いますが、
この素晴らしいミニチュアの技術、世界が
少しでも認知され、波及していくと良いですね。
(お写真の掲載順にもすごさを感じました)
特撮のよさを再認識できたし、
特撮好きでよかったと思わせてくれる、
すばらしい催し物ですね。
じっくりとミニチュアを眺める機会がないので
お写真からでも、十分楽しめることができました♪
そして、10代・20代の人たちが感化されたら
いいなとも思いました。
魅力を引き継いでいってほしいですよね。
ご紹介、ありがとうございます!!
今回は「ラブ&ポップ」でキタかぁ~!
オレ好きなんだぁこの映画
ラストのドブ川行進が目に焼きつく
「ガメラ1999」でも手撮り感のある映像が印象的でした
あの撮り方はAV監督のカンパニー松尾の影響大で
臨場感+詩情=私情的映像の演出は垣根を越えて大御所まで動かしたか?と当時感心したものです
そしたら今年は「監督失格」でプロデュース
そして「特撮展」。庵野の視点に今後も注目してます
あぁ~モチロン特撮展に行きますよ!
いつもご高覧感謝いたします。
おはようございます。
会場の空気が少しでも伝わっているといいのですが、
なるべく行きたくなる、観たくなるような画像を
撮ろうと努めました。
とにかく展示の充実度と物量がハンパでないので、
全国5か所くらいで巡業できる態勢になるといいん
ですけどね。
ガメラ展は3の舞台になった(街が壊された)
京都でも開催されたりしましたものね。
おはようございます。
ラブ&ポップに反応してくれると思わなかった。
うれしいやらはずかしいやら。女子高生4人の
ドブ川行進ラストは強烈にハーフビターな映像で
眼に焼き付いてますよ、自分も。
この映画が公開された頃はAVのライブ感のある
ビデオ撮り映像から映画人が学んでいた時期だったと
思います。カン松さんもその一人で当時登場したときは
アバンギャルドでしたよね。ドブ川ロケのAVもV&Rで
ありました。
ラブ&ポップは映像の生な感じがよく出せていたと
思います。
>臨場感+詩情=私情的映像
いいこというなあ。樋口監督は怪獣映画に
個人の詩情を持ちこんで撮ってる部分が
支持されているんじゃないかな。
特撮のバックボーンに詳しいバクラー?さんなら
本イベントはたっぷり満喫できることと思います。
こんにちわ!この会場に足を踏み入れたときに
はじめに思ったのは、メガたぬさんが100倍楽しめる
内容だなと。大澤氏もすでに故人なのですが
昭和の特撮隆盛期からこの分野の美術を支えていて
くれた方なので、すでに
多くの特撮ファンに知られていますけど、
今後さらに再評価の機運が高まってほしいところです。
樋口監督の説明リーフレットによると最近の
ミニチュアビルにも時代の流れを反映させて
看板のスポンサーが付かず無広告の状態に
なっている、とか学校が耐震構造の建物になっている
とか、時代背景によるディティールの変化も入れている
のだそうです。細部をじっくり見ていっても今回の展示は
面白いと思います。
そうそう、われわれが好きなZATメカのプロップの
デカさに驚きますよ。特にスカイホエール。
庵野館長も非常に熱い説明書きをつけていて
ノリノリでした。結局、現存するプロップの散逸を
防ぐというのも今回これだけの展示物を集めた
目的のひとつのようですね。
ミニチュアの飾り付けもシルバーとか
A、タロウくらいの大木氏とか川北監督が毎週
どこかしらの局でも活躍してた頃のは
飾りつけが緻密でたまらんですね。
幅広いヒトたちに特撮分野への
興味を持ってもらえると、このイベントを
開催した意味があると改めて思います。