怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

3月7日 幸せな話にしないで 5<卒業式>

2013-03-07 07:56:19 | 学校に対して
3/5 いじめ自殺で愛知県では有名な、大河内清輝君のお父さんが我が家にみえた。 


 ▼愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件


愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件(あいちけんにしおしちゅうがくせいいじめじさつじけん)とは、1994年(平成6年)に愛知県西尾市で起きた男子中学生のいじめが原因の自殺事件である。


●事件の経緯

1994年(平成6年)11月27日、愛知県西尾市立東部中学校2年の男子生徒(当時13歳)が、自宅裏の柿の木で首を吊って死んでいるのを母親に発見された。葬儀後、自室の机から「いじめられてお金をとられた」という内容の遺書が見つかった。

西尾市教育委員会による調査の結果、同級生11人がいじめに関わっていることが判明し、主犯格の4人が恐喝容疑で書類送検された。4人は、小学6年生の頃から自殺した生徒にたびたび暴行を加え、金を要求していたことを認めた。被害者から脅し取った金額は少なくとも110万円と報道されている。1995年(平成7年)4月、3人が初等少年院に、1人が教護院に送致された。

●その後の取組

その後生徒たちによりそのようなことが二度と起きないようにと「ハートコンタクト」と呼ばれる生徒による自主組織が作られた。活動としてはクラスの様子を見たりしている。11月の命日に近い日にいじめ集会を行い意識を高めるようにしている。現在も活動を続けている。 





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清輝君の命日になると19年も前の事件なのに、中学でのいじめの取り組みが報道され、

同じ愛知県の中学でありながら、学校としてのいのちの捉え方の違いに

娘を亡くしてから歴然とした思いでいた私。



今年1月に卒業アルバムに娘の存在が消されることに悩み  、朝日新聞を通して大河内さんの連絡先を聞いた。
そして、2/20 ようやく中学との関係が良好な大河内さんに電話を入れ、大河内さんの方から、
私達からの連絡を待つていた。」 と言って頂き、我が家への弔問を兼ねての相談が決まった。





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物腰も柔らかく、私達親の思いと命を絶たれた娘への思いを、真剣に受け止めて下さった大河内さん。

大河内さん: 「 19年間 次々 校長は交替していきましたが、

 校長の資質によって
(学校事故で亡くなった生徒の命の捉え方は)大きく違いました


生徒達によるハートコンタクトの活動の継続も、校長によって危ぶまれる時期もありました。

事故当時の校長は、  (加害者生徒の供述に)生徒を信じた と。

2人の加害者生徒の手紙は、こんなにも事故について簡単に書けるのか?という文面でした
。」




大河内さんの話からは、

生きている生徒(後に少年院に送致された)を大事にする中学の姿勢と、

加害者側の 命への軽視
 が感じられた。






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今日3/7は章南中卒業式。

朝 S先生が花菜の遺影を取りに来た。


昨日から我が家には、合川現校長の卒業式マスコミ公開拒否に対する、マスコミの戸惑いの声がいくつも寄せられている。



         幸せな話に片付けないで、学校全体で 娘のいのち を受け止める姿勢を公開して欲しかった



それが、民事でも学校の責任が認められ、

刑事でも元校長が書類送検されている、

社会的注目度の高い中学としての自覚である




  「 中学の過失によって 生徒の命が失われた重大性 」 の隠蔽を伴う
甚だしい欠如・・





悪い事をしていないというのなら、

                    一番の再発防止のアピールとなる、

事故で命を奪われた生徒の卒業式を 堂々とオープンにできないのだろうか?






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反対に昨日から娘の携帯に送信される、娘の命を受け止めている同級生達の、卒業式の声に安心を覚えている。