昨日26日 海難審判 言い渡しも、横浜での裁決というのに、多くのマスコミが傍聴にきていた。
事故として済ましてはいけないない社会的な重大性
*****
言い渡しは5分で終わった。
← 26日 朝日夕刊
9/26審判から半年待って、
A4版用紙3枚の裁決文に三行のメカニカルな原因。
← 3枚目 参考図
9.事件の概要
-------------
檀野受審人は、カッターC艇が転覆しているのを認めて消防署に連絡し、艇長、艇指揮と8人の生徒をミ号に引き上げて青年の家に帰らせ、泳いで同C艇に行き、船内の生徒3人を発見して1人ずつ船外に連れ出したが、体力の限界を感じてもう1人の生徒を探すため、更に潜ることができず、消防署の救助活動が始まるのを待ち、消防署の救助隊にも1人の生徒の捜索を依頼し、続いて到着をした警察署の小型艇で生徒と一緒に湖畔に搬送され、生徒だけを上陸させて、再び同船で転覆現場に戻り、消防署の救助隊員から、捜索したが、船内に生徒はいなかったとの返答を得て、同現場を離れた。
その結果、カッターC艇に損傷はなかったものの、かい1本が折損し、生徒1人が後に船内で発見され、溺死と検案された。
10.原因及び受審人の行為
原因
本件転覆は、浜名湖において、ミ号が、風と風浪に抗してC艇を曳航する際、同船の傾斜を抑制するための指導が不十分で、曳航中、同船船内に打ち込んだ湖水が排水されないまま、左舷側への傾斜を増した同船を横引きしたことによって発生したものである。
受審人 檀野清司
檀野受審人は、浜名湖において、風と風浪に抗してC艇を曳航する場合、同船に湖水が打ち込んで船体の左右への傾斜が大きくなると、同船の船首が振れて横引きしたときに転覆させるおそれがあったから、滞留水が増えたならば曳航を中断して同水をくみ出すことができるよう、滞留水の増加状況を細かく報告することなど、C艇の傾斜を抑制するための指導を十分に行うべき注意義務があった。しかし、同人は、くみ出さなければならないほどの湖水が滞留することはないと思い込み、C艇の傾斜を抑制するための指導を十分に行わなかった職務上の過失により、同船船内に打ち込んだ湖水が排出されないまま、左舷側への傾斜を増して船首が右に振れたC艇を横引きして、同船が転覆する事態を招き、同船のかいを折損させ、乗船していた生徒1人を溺死させるに至った。 ーーーーーーーーーーーーー
読み上げられる裁決を聞きながら、
この段階で同乗の加藤先生と山川先生が生徒の確認をしてくれれば・・・
この段階で残り3艇の先生達が行ったように、柄杓を見つけ滞留水を汲み出してくれれば・・・
< 花菜は助かったのに・・・ >
*****
9/26 結審後 主人のマスコミへのコメント
「 そのままの 花菜を返して欲しい。 」
事故として済ましてはいけないない社会的な重大性
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言い渡しは5分で終わった。
← 26日 朝日夕刊
9/26審判から半年待って、
A4版用紙3枚の裁決文に三行のメカニカルな原因。
← 3枚目 参考図
9.事件の概要
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檀野受審人は、カッターC艇が転覆しているのを認めて消防署に連絡し、艇長、艇指揮と8人の生徒をミ号に引き上げて青年の家に帰らせ、泳いで同C艇に行き、船内の生徒3人を発見して1人ずつ船外に連れ出したが、体力の限界を感じてもう1人の生徒を探すため、更に潜ることができず、消防署の救助活動が始まるのを待ち、消防署の救助隊にも1人の生徒の捜索を依頼し、続いて到着をした警察署の小型艇で生徒と一緒に湖畔に搬送され、生徒だけを上陸させて、再び同船で転覆現場に戻り、消防署の救助隊員から、捜索したが、船内に生徒はいなかったとの返答を得て、同現場を離れた。
その結果、カッターC艇に損傷はなかったものの、かい1本が折損し、生徒1人が後に船内で発見され、溺死と検案された。
10.原因及び受審人の行為
原因
本件転覆は、浜名湖において、ミ号が、風と風浪に抗してC艇を曳航する際、同船の傾斜を抑制するための指導が不十分で、曳航中、同船船内に打ち込んだ湖水が排水されないまま、左舷側への傾斜を増した同船を横引きしたことによって発生したものである。
受審人 檀野清司
檀野受審人は、浜名湖において、風と風浪に抗してC艇を曳航する場合、同船に湖水が打ち込んで船体の左右への傾斜が大きくなると、同船の船首が振れて横引きしたときに転覆させるおそれがあったから、滞留水が増えたならば曳航を中断して同水をくみ出すことができるよう、滞留水の増加状況を細かく報告することなど、C艇の傾斜を抑制するための指導を十分に行うべき注意義務があった。しかし、同人は、くみ出さなければならないほどの湖水が滞留することはないと思い込み、C艇の傾斜を抑制するための指導を十分に行わなかった職務上の過失により、同船船内に打ち込んだ湖水が排出されないまま、左舷側への傾斜を増して船首が右に振れたC艇を横引きして、同船が転覆する事態を招き、同船のかいを折損させ、乗船していた生徒1人を溺死させるに至った。 ーーーーーーーーーーーーー
読み上げられる裁決を聞きながら、
この段階で同乗の加藤先生と山川先生が生徒の確認をしてくれれば・・・
この段階で残り3艇の先生達が行ったように、柄杓を見つけ滞留水を汲み出してくれれば・・・
< 花菜は助かったのに・・・ >
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9/26 結審後 主人のマスコミへのコメント
「 そのままの 花菜を返して欲しい。 」