怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

9月3日  だから泣けない

2012-09-03 08:28:45 | 学校に対して
「 花菜は、本当に(私達にはもったいない)いい子でした。 」

刑事さんから、事故当初私達が提出した花菜の生い立ち(思い出)をまとめた供述調書を見せられ、主人は涙を堪えて言った。

自宅でまで笑顔という訳はないが、娘はいつも 幸せ そうだった

何度も難病の再発で1ヶ月以上も入院する私にとって、小さい頃からの花菜の動じない明るさは 救い であった。

親から離れ、年に数回しか会わない三重の祖母に預けた2歳の時も、
祖母の営む店のお客さんに、 「 お母さんどうした? 」 と聞かれ、明るく 「入院してるの。」 と。

どんなピンチでも、親に心配をかけない、不思議な明るさ

反対に母親の10回の入院を自慢する強さというか、お気楽さ。   親として どんなに救われたことか

    だから私は人前では泣けない。   自分のために流す涙が残って無い程泣いた26ヶ月。

 
         でも、 娘に教えてもらった強さだから親の私が泣く訳にはいかない


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先日テレビ局から、固く公けの取材拒否をしている私への説得があった。

以前娘の映像が欲しいと別のテレビ局からも懇願され、断ったこともある。


難病で車椅子の母親、自然とお涙頂戴になるだろう。  
事故の責任を問うニュースにしてもらっている姿勢の報道だとは理解しているが、OKを出せなかった私。

視聴者の記憶が薄れないうちに全国放送で、と言われても・・・

上手に言えないが、私が訴えたいのは、不特定多数の人に対してじゃない。

私と主人は、弁護士を立て、民事(裁判)にかけ、理論的に訴えているのだから、一部の心ある人達に通じればいいと


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私と主人が持っている最後の娘の写真は、事故前、自分の最期も知らず、

同級生達の前で一人宣誓した暗い表情に、

             私は狂いそうな、 怒りが収まらない・・・