14位に終わり五輪出場が絶望的となった“市民ランナーの星”川内に対して、「これが世界の終わりじゃない。競技者はあきらめたらダメだ」と
“市民ランナーの星”川内優輝
「期待に応えられなかったし、誠意を示すためにやった。さらし者になった方がいい」。不器用な男にとって、これがけじめのつけ方だった。
人間的にも、成長しチャンスはありそうですね。
子供のころから、素質に恵まれ育てられたハウスの花でなく、雑草魂をもった人には光方が違います。
味がありますね。
ぜひ、五輪代表になって金メダルを取って欲しいです。
ムダなことを考えて、ムダなことをしないと、伸びません。
最初から、一直線にムダなく、ゴールにたどり着けたら、それは楽だ。けれど、そんなゴールには、きっと、多くの人が着ける。誰もがたどり着けるゴールには、自分を成長させてくれるものは、あまりないと思う。
まだ、知られていないゴールを目指すという覚悟には、とても勇気がいります。
誰よりも失敗するでしょうし、誰よりも混乱するでしょうし、誰よりも苦悶するはずだからです。
まわりの人々、理解できない人々から見れば、ムダばっかりに思えるでしょう。
その視線を感じる自分も、同じように、ムダに思えてきて、やめたくもなるもんです。
それでも、ムダだと思えることに、積み重ねがあります。
ムダじゃないことだけを、1から100まで選べる、っていうのは、それが分かっている時だけです。
分かっていないことが多ければ多いほど、勇気のいることであればあるほど、ムダが多いのです。
ムダなことをするのにおじけづかないように、そこを避けないように、
何かを経験していると、後になってまったく分野の違う場合でもそれが生かされる場合が必ずあります。
なんでもいいから経験するという考えよりは、どんな経験をしたとしても最終到達点である「夢」に行きつくと考えられれば、それこそが「才能」だと思います。