越中八尾、おわら風の盆。
その起源、元禄とも記されているとのことだが、
立春から二百十日、収穫を控えたこの頃に吹く強い風を鎮めるために、
三日三晩、人々が八尾の街を踊り歩いたのがその始まりだという。
胡弓に三味線、その哀愁を帯びた音色に合わせて未婚の男女が織りなす恋の踊り。
その情緒こそ、わずか三日ばかりの祭りに、
富山市の山あいに位置する小さな町へと、全国から25万人もの人が押し寄せる理由でもある。
拙い写真ではあるが、その祭りの雰囲気を少しでも感じていただけたなら幸いだ。
ところで、彼女たち。
その妖艶さの一方で...。
大きな髪飾りにうかがえる今風の感覚。
そして...。
出番を待つ間、膝を抱えて座るその姿。
大人の女性を演じきる踊りの合間に、なんとも言えない愛らしさ、さらにはあどけなさを感じた次第である。
さて、風の盆が明けた日。
台風が久しぶりに北陸を駆け抜けた。
大型の台風が北陸を直撃するのは25年ぶりとかで、ずいぶんと警戒したものだが、
結果的には、一部の地域で停電などの支障はあったものの、
人災など大きな災害とはならなかったようだ。
今朝のこと。
台風一過の青空を眺めながら、
「これも彼女たちのお陰かな」
ふと、そんなことを思ったりもした。
America - Sister Golden Hair
おわら風の盆♪
富山・八尾に行かれたのですね。
転勤族で富山で住んでいた頃に2度行ったきりで
ご無沙汰、深夜の流しがステキだったのを忘れられません。
風の別嬪さん♪に相応しい。
ストーリー的にラストは不要(笑)
懐かしく拝見させて戴きました。
女性が浴衣で踊る姿は愛らしいですね。
お顔が見えないからいろいろ想像出来てたのしいです。
素敵な作品をありがとうございます。
出番を待つ間姿もいいですね!
三日三晩の踊りは見事でしようね〜
伝統ある踊りも‥彼女たちの今風の髪飾りから伺えるように‥伝統と新しきものは並行していくのですね。
あどけない座りが‥またいいですね〜〜
今風のヘアーアクセサリーや座り方に現代っ子を感じました^^
ホッとしますね^^
本当に皆さんきれいで、伸びやかで美しく踊ってますね。
手の動きがとてもきれい。
大きな花のヘアアクセサリー。これ、若い子にはやってるんですよね。今風ですよね。とっても可愛いです。
もう10年以上続けて出かけていますが、
その年その年でお世話になったお客様をご案内しているので、
深夜の街流しは残念ながら見たことがありません。
一度、ゆっくりと出かけて
明け方まで堪能したいものです。
未婚の男女。
顔が見えないところがいいですね。
踊りとは裏腹にまだあどけなさが残る子たち。
そのギャップもまたおわらの魅力です。
出番を待つ子。
その愛らしいしぐさに思わずシャッターを切った次第です。
でも、いったん踊りはじめると妖艶な大人の女性に変貌。
それがおわらの魅力でしょうね。
髪飾り。それぞれ個性的なものをつけています。
中には、二つも三つもつけている子も。
同じ装束、そして顔も見えない。
せめてもの自己主張と
微笑ましく感じている次第です。