時々、オジャマするブログにひなびた無人駅が掲載されていた
一連の写真が、もの憂げに休日を過ごす心を鷲づかみ
旅気分に浸りたい!
そこで、毎月11日の鉄写同好会にと、取っておいた写真をこらえきれずに蔵出し
急遽、鉄写同好会、自主練の巻となった
近江鉄道、新八日市駅
「新」とは言うが、この駅舎、100年前に建てられたものがそのまま残っている
塗り直しなど必要最低限の補修で済ませてあるのだろう
積み重ねてきた時間をここかしこで感じる
あいにくの雨だったが
重くてしっとりとした空気はかえって木の駅舎にふさわしく感じた
ベンチの傷や落書きも、どこかぬくもりが
この駅に停車する列車は1時間当たり上下1本ずつ
ふらりと寄ったのだが、運よく列車が入ってきた
さて、なんとものどかな列車を見送ったところで
今日の一曲...
共作が多いこの曲
ソウルフルなトム・ジョーンズや
しっとりとしたエルヴィス・プレスリーもいいけれど
この駅をバックに聴くなら、やはり、素朴なジョーン・バエズというところか
Joan Baez ♪ The Green Green Grass Of Home
汽車を降りたら
小さな駅で迎えてくれるパパとママ
手を振りながら呼ぶのは彼の姿
思い出のグリーン、グリーン、グラス オブ ホーム
邦題では「思い出のグリーングラス」
そのしみじみとした歌詞、今では音楽の教科書にも載っているという
しかし、原曲はというと
監獄の塀越しに故郷を夢見る死刑囚が主人公…
でも、そんなことは深く詮索せずに
古い駅をバックに、過ぎた時間を懐かしむ曲ということにしておこう