折にふれて

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晩夏の空  By空倶楽部

2014-08-19 | 空倶楽部

仕事上、手紙を書くことが多い

そして、手紙の書き出しに付き物なのが季節の言葉

すでに立秋を過ぎてはいるが、暑さがきびしいこの時期はまだ「晩夏」で通している

この季節の終わりを表す「晩」、晩冬もあれば晩秋もある

しかし、晩冬とするよりも立春や早春としたほうがポジティブな書き出しとなるし

晩秋ではあまりにも暗い感じとなるので、深秋もしくは向寒としておきたい

ただし、晩夏だけは好んで使っている

春と夏という華やかな季節を見送る一抹のさみしさを感じるものの

そのさみしさはけっしてネガティブではなく

どこか郷愁のような、誰にでも共感できるニュアンスが込められているように思えるからだ

かなり、回りくどくなったが、この盆休のうちに心の琴線に触れるような「晩夏の空」を撮っておきたい

要するに、それを言いたかったのだ

ところがである

盆休暇後半は全国的に雨模様

しかも、日本列島に横たわる前線とそこへ流れ込む南風の影響で

地域によっては、雷を伴った記録的な大雨が降るという予報も

それでも、なんとしても晩夏の空を撮りたいと

降水確率が低いとされる近畿方面へダメ元で出発

特に明確な目的地があったわけではないが

予想される連休後半の渋滞に巻き込まれないためには琵琶湖周辺が限度

ともかくは湖南あたりに狙いをつけることにした

 

早朝、金沢を出発

土砂降りの北陸道だったが、福井滋賀の県境、賤ヶ岳を超えるあたりから天候は徐々に回復

米原ジャンクションから名神高速へ入ったあたりからは時折青空も覗きだした


そして...出会ったのが。

湖南、滋賀県守山市、佐川美術館を取り巻く大きな空

 

不安定な大気の影響で多少雲は多めだが

雲の合間からのぞく青く高い空からは夏から秋へと移ろう季節を感じる

独りよがりかもしれないが、これこそ晩夏の空だと思った

 

ついでながら、佐川美術館を紹介

関西在住の方なら周知のことと思うが

全国に美術館は数々あれど、

琵琶湖の湖畔、まるで湖水をそのまま引き込んだかのように

水に浮かぶ美しい建物と風景設計

それだけでも、この美術館は必見の価値がある


スポンサーの佐川急便とは縁もゆかりもないが、

お薦めの美術館である


さて、そんな晩夏の空に

秋風を連れてきてくれるような澄んだ歌声

エミルーハリスでカントリーの名曲を

 

 Emmylou Harris  ♪Together Again

 

 

「9」のつく日は空倶楽部の日

詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで

 


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